結局、
プロレスショーの間に逢坂大河の父 逢坂陸郎がやってくる事は無かった。
いつもなら大河を励ましてくれる櫛枝実乃梨も、姿を見せようとはしない。
ショーが終わり、
ミス大橋高校コンテストに出る大河を川嶋亜美がメイク、彼女の着る衣装は高須竜児が元々の服をアレンジしたものが使われる。
ドレスについてあれこれと語る竜児の様子に、木原麻耶や香椎奈々子は少し引き気味。
亜美は大河に登場の台詞だけは変えた方が良くないかと訊ねるが、大河は変えなくて良いと告げる。
亜美には強がってみせたものの、大河はひたすら携帯を見続けていた。
竜児はどれほど遅れようと、陸郎が絶対に来てくれると信じ続ける。
ここまで必死に信じようとしているのは、現実を認めたくないのだろう。
だから必死になって自分に言い聞かせているのか。
竜児、料理と掃除だけでなく、裁縫も得意のようです。
しかもなんかドリーム入ってる? 確かにあんなに語られるのはちょっと怖いよ。
いよいよ始まったミスコン。
司会を務める亜美は
SMの女王様ルックで、春田浩次や能登久光たち男子生徒達は大盛り上がり。静かにするように告げる亜美の言葉にも静かにならない観客に、亜美が声を張り上げる。
「だからぁ~、静かにしろってぇ、言ってんだよ豚足ども!
飛べない豚はただ の豚肉なのだからぁ!」一番目参加者・光井百合子の紹介が始まった頃、竜児宛に陸郎からのメールが入り、竜児は愕然とする。
その内容は仕事の関係で文化祭に行けなくなった事、そして二人で一緒に暮らすというのも白紙に戻すという内容だった。
竜児は何故彼を信じてしまったのか、自分自身を責める。
これは大河にとって良い事なのだと思い込もうとしていた竜児。本当は大河に父親が現れ、遠くへ行ってしまうという事実から目を背けたかっただけなのだと気付いてしまう。全ては実乃梨の言う通りだったのだ。
どう伝えればいいのか、悩む竜児。
予想通り、約束は破棄になりました。
嫁さんとよりを戻した、ということなんだろうね。
それらしても、亜美のSMルックは誰の発案なのかが気になります。亜美は目立つ為にノリノリだから良いのだろうけど。
大河の出番がやってくる。
竜児の作った衣装に身を包み、暗く沈んだ表情の大河。
しかしその可愛さに会場から吐息が漏れる。
亜美は予定通りに会場にいるだろう父親に応援の声を掛けるように呼びかけるが、当然声は聞こえてこない。
ざわつく会場で、一度は舞台から下がろうとした大河だったが、ドレスの裾を踏んで転倒してしまう。
心配する亜美を余所に、ぶち切れた大河はドレスのスカートを破り捨てると、涙の滲んだ顔で雄叫びを上げる。
大河の様子に拍手を始める竜児だが、同時にもう一人、実乃梨が必死に拍手をしていた。
二人の様子に、観客達も次第に拍手を行い、やがて会場は拍手喝采に満たされる。
叫ぶ大河は、アピールタイムとしてボストンバッグの中にすっぽりと入るという技を見せるのだった。
大河は半ばヤケ。
実乃梨の必死の様子が、顔は出さなかったけど、やっぱり気になってずっと見守っていたという事なんだろうね。
審査の結果、今年のミス大橋には大河が選ばれる。
みんなからの祝福を受ける大河。しかし大河はたったひとりぼっちだと感じた竜児は舞台の大河の下へ向かおうとする。
が、そこで一度照明が消え、再度点灯すると舞台には生徒会長・狩野すみれたち生徒会役員が現れて、今度はミスターコンテストであるミスター・福男を行うと宣言する。
グランドに作られたコースを走り、一番になった者がミスター福男となる。そして福男となったものには、ミス大橋である大河へのティアラ贈呈とダンスの申し込み権利、更にすみれのノートやメモ、試験の答案が提供されるとなり、それまでやる気の無かった男子生徒達のボルテージが一気に上昇する。
みんなの様子からすると生徒会長はかなり成績が良いらしい。
大河も性格はともかく、見た目は良いしね。
誰よりも早く大河の下へ向かう為、異様なまでのやる気を出す竜児にびびる他の参加者達。
レースが開催されると、間もなく参加者たちが竜児の襟を掴んで引き寄せると、体当たりをして竜児を転倒させる。
復活した竜児は、もの凄い気合いで他の生徒達をなぎ倒しながら先へと進む。
ヤンキー高須の本領発揮。
目つきが悪すぎるよ。確かに真実を知らないとこの顔は怖いよな。
たぶん母親が見るとますます父親に似てるとか言うのだろうけど。
狭い通路で詰まっていた男子生徒たちに対して、竜児は彼らの上をよじ登ると、脇のフェンスを伝って彼らを追い越していく。
絶対に負けられないという竜児の押されて思わず道を空ける生徒達まで出る。
トップでグラウンドに戻ってくる竜児だが、なんとその背後から追いついてきたのは実乃梨だった。
実乃梨の出現に驚くみんなだが、すみれは女子の参加もOKと認める。
会長は面白ければOKなんだろうね。
竜児を追い抜いた実乃梨の後ろ姿を見ながら、彼女の言葉を思い出す竜児。
陸郎が生活費を振り込みで済ませていた事、大河の都合を全く考えずに行動していた事、約束の反故さえも竜児に任せてしまう事、全てを見落としていた。
大河の事など何も考えていない陸郎の本当の姿を見抜けなかった竜児。
デットヒートを繰り広げる二人の下に、陸上部が必死になって追い上げてくると、追い抜きざまに二人を転倒させる。女子生徒である実乃梨を転倒させた事に罵声が飛び、後輩が実乃梨にソフトボールを渡す。
それを受け取った実乃梨は、先行する陸上部の二人にボールを投げつけてノックアウトさせると、竜児に先へと進むように告げる。
更に追い上げてきた参加者に対して、実乃梨は
「死なば諸共アタック」と称した
フライング・ボディ・アタックを放ち、誰よりも、自分よりも先に言ってと頼む。
確かに女子まで転ばせるというのは男としてどうよ? てか、陸上部として追い上げてきたわけだし、転倒させなくても普通に抜く事は出来ただろう。
竜児にも譲るまいとしていたみのりんが、ここに来て竜児に大河を託したのですね。
それにしても、ソフトボールは痛いですよ。
だが竜児は実乃梨に歩み寄ると、彼女の手を取って助け起こし、共にゴールを目差す道を選ぶ。
――そんなに、心配しなくてもいいよ。――見てたでしょ、独りでも、立ち上がれるから。――だから……大丈夫……――私の事ばかり気にしないで。二人の様子に自分のために必死になってくれる二人に感謝する大河。
そして実乃梨と竜児、二人が共にゴールを切った。
二人からティアラ贈呈が行われる。
――大丈夫、私は……独りで立ち上がれるから……――独りで、生きていけるから……キャンプファイヤーが始まり、文化祭の賞を全て自分たちのクラスが手に入れたと盛り上がる春田達。
大盛況に終わった文化祭。
すみれはこの学校の、そして北村祐作たちの生徒会長で良かったと独白する。
ダンスの曲が流れてくると、北村に楽しんでくるように告げる。
この時の北村は本当はすみれとダンスを踊りたかったけど、それは諦めたという感じなのだろうか。
父親のことなど本当はどうでも良かったのだという大河。
実乃梨に
「大好き」とじゃれつく大河は、実乃梨の胸の中で微笑んでいたが、更に男子生徒達に囲まれてチヤホヤされている亜美の下に駆け出す。
すっかり下の様子に戻った大河に思わず笑いの零れる実乃梨と竜児。
大河はみのりんと竜児に気を遣ったのかな。
実乃梨は竜児に1年前にも同じような事があったのだと語る。
その時は実乃梨も喜んだのだが、やはり同じように陸郎は突然現れなくなったのだ。
実乃梨は陸郎の本性を知りながらも黙っていた事を謝る。
大河は今回の事で実乃梨には何も言ってくれなかった。大河の事が本当に好きだから、竜児に嫉妬してしまったのだと語る。
大河は本当は父親の事を悪く言われたくない。しかし実乃梨に話せば実乃梨が怒る。だから実乃梨には家の事を何も話さなくなってしまったのだという。
なんだかんだ言っても父親の事が好きだから、竜児に言われた後、もう一度父親を信じて一緒にいようとしたという事なんだろうね。たぶんそーゆー事を繰り返しているのだろう。
亜美に逃げられた大河は少し寂しそうな表情を浮かべるが、その時、北村がダンスの誘いを掛けてくる。
「まただ……どうして北村君は、いつも」「逢坂」「ううん。ありがとう」大河は北村とダンスを踊る。
北村は竜児のように必死にはなっていないが、何故か大河が寂しくなっている時に、ふっとタイミングよく現れてくれるのですね。
今回で大河×竜児のルートに入ったかと思いきや、ここでまたも北村が顔を出しました。
もつれまくる四角模様。ああ、でも結局は大河×竜児で決まるんだろうな、という感じがあるね。
「私、女の子の方が好きなのかな?」突然そんな発言をする実乃梨にビックリする竜児。
「違うといいな、と、思うけど」引きつった表情でそう答える竜児。
実乃梨は不意に普通に喋っている、と自分自身に驚く。
この驚きはどういう意味の驚きなんだろうか。普段の巫山戯た調子ではなく、普通に話しているという事に驚いたのかな。
そーゆーのが苦手だから、あんなおふざけキャラになっているのだろうか。
その意味を知る前に、春田達が北村と大河を連れてくると、北村の号令でキャンプファイヤーを囲んでみんなでのダンスが始まる。
「色んな気持ちを棚上げして、大笑いするたびに、 少しだけ胸は痛むけど、この夜が終わってしまえば…… きっと……たぶん……大丈夫になっていくと思うから」なんか最終回のような締め方ですが、もう1クール続きます。
次回 第14話「しあわせの手乗りタイガー」そのままずっと、オレのターン!今回は1クールの締めという感じで、ちょっと3話に渡る話の決着。
次回は北村と生徒会長の話かな。
恋ヶ窪ゆりは相変わらず暗い。
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