ノロマな亀のつぶやき

ここは“スキップ・ビート!”の二次創作ブログです。

ようこそいらっしゃいました。

こちらは『花とゆめ』連載中の漫画「スキップ・ビート!」の二次創作ブログです。

個人的なブログなので、作者様・出版社様とは何の関係もございません。



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ども、またまた話未満で浮上してきました。
頂いてるリク消化もまだ途中なのに、こんなんばっかで浮上してすみません。
何やってんだとツッコミ入れられたら返す言葉もないのですが、以前の吉原ネタでこれも浮かんでたもので・・・。
今回のは内容的に読む人を選ぶだろうから限定にすべきかと悩んだものの、文章が短かすぎるため注意喚起のみで表でいくことにしちゃいました。
そういうわけで、以下の注意文に必ず目を通してくださいね。
 
***注意***
今回の話未満は「死ネタ」です。
そして実質の登場人物はキョーコちゃんだけです。
そのため読後はおそらく微妙な気分になると思われますから、どんなものでも大丈夫な方のみこの先にお進みくださいませ。
尚、読まれた後の苦情等は受け付けませんので、その旨予めご了承くださいますようお願いします。
 
上記の注意文を読んで大丈夫そうな方は、どうぞ。
ちなみに今回のはパッと思い付いたので、タイトルがついてます。
 
 
 
 
この白い雪のように
 
 
 
ざっと見渡す限り白、白、白。
風で雪が舞い散らなければ離れた所にうっすらと樹らしきものが見える場所に、元遊女の少女は1人布団の上に体を横たえていた。
寝間着らしき薄着1枚で寒いどころではなかろうに、青白い顔に笑みを浮かべて。
 
「・・・ふふ・・・ようやく籠の外に出られたんだ私・・・。
こればっかりは病に感謝しなきゃね・・・ゴホッ。」
 
顔を横に向けて咳をした途端飛び散ったものが、口元とその周辺を赤く染める。
そう、彼女 ― キョーコは病に罹っていた。
罹ったらまず助からない、死ぬのを待つだけのものに。
だからこうして人里離れた場所に棄てられたのである。
病のことを知った妓楼の店主によって。
 
『元も取れてないってのに、ウチは大損じゃないか。
これ以上面倒見てやっても金がかかるばかりだ、後腐れないような所にでも放り出してこい。』
 
こう命じられた男たちに寝てた布団ごと運び出されてくキョーコの胸中に浮かぶは、やっと仕事から解放される喜びのみだった。
そのため今も迫り来る死への絶望感などは湧いてこず、ついまた笑い出してしまう。
 
「ふふふ・・・あー、やっぱり外はいいなあ・・・。格子越しに見るだけとは雲泥の差があるもの。
でもどうせなら故郷の近くに棄ててほしかったな・・・そうすれば這ってでもあの人に、会いに行けたかもしれないから・・・。」
 
口にしたと同時に脳裏を過ぎるのは、数年前に別れたきりの幼馴染みの姿。
4つ年上のその少年に抱いてた想いは今も、まったく色褪せることなく残っている。
 
「蓮兄、益々恰好よくなっただろうな・・・あれだけ整った顔立ちしてたんだもん、さらに言い寄られまくってるよきっと・・・。
成長して多少見栄えするようになった今なら、そんな人の傍に私がいっても以前ほど違和感はないはず・・・な~んて、行けるわけないじゃない。
穢れた身のくせして、どの面下げて会おうっていうのよ・・・我ながら馬鹿すぎて笑っちゃうわ・・・ゲホッ。」
 
そう・・・褪せず残ってるからこそ、たとえ可能であっても会いになどいけはしない。
咳き込んだ拍子に自嘲で歪む口元を再び赤く染めた彼女は、もはや瞬きをするのすら億劫そうに、けれどもゆっくりとそれを行いまた独りごちる。
 
「・・・もし今度生まれ変わるとしたら・・・変われるんだったら、雪になりたいなぁ。
誰にも翻弄されないこの・・・穢れなき白い雪に・・・。
それでね、あの人に・・・会いに行って・・・あの人の肩や頬に・・・そっと・・・触れる・・・の・・・。」
 
言い終えるや否やピクリとも動かなくなったキョーコの上に、しんしんと雪は降り積もっていく。
まるで彼女を憐み、姿を覆い隠してやろうとしてるかのようなその雪は、それから丸二日止むことはなかったという・・・。
 
 
 
おわり
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繁忙期を迎え休日出勤がお願いではなく強制となり、日曜日に体を休めるには嫌味をネチネチ言われるのが基本仕様の今日この頃。
相も変わらず体調が底辺というか、めまいと頭痛吐き気がお友達と化した私はそれらを経て、本日を家で迎えてたりします。
うん、さすがに過労死はしたくないですからね。
・・・何ていうかもう、2~3ヶ月フル出勤で残業して働けってどんな無茶ブリだよと、本気ツッコミしたくてしょうがありませんよ。
してもムダに体力・気力を削られるだけなのでしませんけど。
こんな状況のせいか仕事中に変なシーンが浮かんだので、本日もそれにちょこっと肉付けしたものをUPしときますね。
短いですけど、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
 
 
 
 
ラブミー部員1号にして、あらゆる意味で最強のラスボス最上キョーコ。
どちらかといえば追う側が似合いそうな彼女は現在LMEビル内を、後ろを何度も気にしながら全力で走っていた。
 
(もっと早く動いて、私の足!もうすぐこのビルから出られるんだから!
一旦外に出てしまえば、あの人は追いかけてこられない・・・。)
 
念じるように心の中で呟きつつ、やっと出口に差しかかったその時。
 
「捕まえた。」
 
という声と共に肩に手を置かれたキョーコは表情を凍り付かせ、錆びついたロボットのような動きで後ろを振り返る。
するとそこには、さほど息を乱してない長身の男がいた。
脇にゼェゼェと荒い息のメガネのマネージャーを従えて。
 
「惜しかったね、あとちょっとで外だったのに。
でもまあこれは勝負で君は負けたんだから、当然罰ゲームを受けてもらうよ。」
 
目の前にあるホラー映画のヒロインばりの形相も何のその。
数多の女性を魅了する笑顔でにこやかにそう言い切った男は、人目も気にせず固まったままの少女を俵担ぎにし、来た方向に戻って行ったのだった。
途中半分だけ正気に返った彼女の、
 
「い、いやあぁ~!何やらされるか分からない罰はいや~!
それ以前に敦賀さんとの勝負、特に鬼ごっこは心臓に悪いのでもう絶対にしませんから~~~っっ!!」
 
なんて叫びは適当に宥めながら。
そんな絶叫していた少女に課せられた罰ゲームがどんなものだったか、はたまたそれをちゃんと実行したかは当人たちが頑として言わないため、誰も知らないという。
ただ1つ確かなことは、2人の関係が先輩後輩を超えたものだと着実に広まっていってる点のみである。
・・・外堀を埋め終える日は近いかもしれない。
 
 
 
おわり
 
 
これは余談ですが浮かんだシーンとは、蓮様が「捕まえた」と肩に手を置いた場面だったりします。
実際に満面の笑みでこんなホラーなことやられたら、私なら泣き叫んじゃいますね・・・ああ、恐ろしや。
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ども、こんばんはー。

今月に入ってからどうも体調が優れなかったのですが、それでも仕事は休めないので頑張ってたら熱が出てしまい、何日間かはPCはちょこっと触るだけ、そして夜の9時前には布団INするくらい悪化しちゃってました。

こんな時間から寝るなんて、今時の子供でもしないってのに・・・。

そんなわけで更新がまた出来ずにいたのですが、話を1つもUPしないまま1月が終わるのは寂しすぎるので、体調がおかしな時に聞いてたボカロ曲で浮かんだモノを急遽書き上げUPしてみました。

記事のタイトル通り熱で頭が沸いてた時の妄想なので設定が微妙(聞いてたのが吉原の遊女を歌ったもののため)ですが、よろしければどうぞ。

ちなみに話のタイトルは思い付かなかったのでありません。

 

 

 

 

夜の帳が下りた頃。

賑わいだした吉原のとある店の一室では、まだ少女といっても過言ではない遊女が男に酌をしていた。

笑みを浮かべた男とは真逆の、眉根を寄せた表情で苦言を呈しながら。

 

「蓮様、どうか戯れはおやめくださいませ。」

 

「戯れとは何のことかな。お前の身請け?それとも・・・後々妻にしようとしてること?」

 

「・・・その両方です。」

 

「これはまた異なことを言うね。普通は喜ぶものだろうに・・・ようやく籠の外に出られると。」

 

そう、それが然るべき反応である。

ボロボロになるまで働かされ朽ちていくのが宿命づけられた遊女、その身に1回あるかないかの幸運が降りかからんとしてるのだから。

それも憎からず思ってる相手からならば、尚更だろう。

けれども少女は頑なに首を振るばかりだった。

 

「・・・ただ妾にと望まれてのことならば、そう出来たかもしれません。

けれど貴方様は私を妻にするつもりだと仰られる・・・己の身の丈に合わない話をされてる以上、本気にとらないのは当たり前ではございませんか。

老舗の大問屋である敦賀屋のご子息が吉原上がりの女を、これまで幾人もと夜を共にしてきたような穢れた遊女を娶るなど、許されるわけありませんもの。」

 

誰しもが知ってる公然の事実。

言えば自身にも深く刺さるそれを彼女は敢えて口にし諌めようとしたが、どうやら言葉選びを間違えたらしい。

 

「・・・・・・やれやれ、キョーコは本当に俺を煽るのが得意だよね。

他の男のこととか持ち出して、そんなに俺を嫉妬させたいのかな?」

 

「は?いえ、私はただ事実を述べただけ・・・。」

 

突如ガラリと雰囲気の変わった男から若干逃げ腰になりつつ、それでも律儀に言葉を返した少女。

しかし全てを言い終わる前に布団に押し倒され、目を見開いたまま固まってしまう。

その様をまばたきもせず見つめていた男はやがて、昏い笑みを浮かべた顔を吐息がかかる距離まで近づけ告げる。

 

「正直に言おうか、キョーコ。先程お前が口にしたことはね、考えるだけで頭がおかしくなりそうなくらい腹立たしいよ。

そうだな・・・触れた人間全てこの世から消し去って、いや、魂も消滅してやりたいほどだと言えば分かるかい?

それくらい俺はお前に・・・キョーコに惚れてるんだ。

だからたとえ誰が反対しようとも・・・お前が泣いて嫌がっても逃がす気はないから諦めて・・・。」

 

宣言というよりはむしろ、懇願に近い言葉の直後。

性急に唇を塞がれた少女は困惑顔の中どこかホッとしたような安堵を滲ませ、ゆっくりと瞼を閉じたのだった。

吉原の夜はまだ始まったばかり・・・。

 

 

 

おわり

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