211系5000番台の中間車での残作業は、屋根板のインバータクーラーの搭載箇所に残っているビードの除去・インバータクーラー取付用の穴開け・切継ぎにより生じた隙間の埋め込みです。
今回の作業を終えた中間車です。インバータクーラーも搭載され、中間車の屋根板加工が一段落しました。
では今回の加工作業を順番にご覧下さい。
最初にインバータクーラー搭載箇所には不要なビードを除去します。マスキングテープに書いた矢印で挟まれた範囲が該当します。
不要なビードを削り取る箇所を拡大して見ました。逆にビードが必要なのにビードを作り出せない箇所もあり、削るのは偲びない位ですが、中間車ではこのまま作業を続けます。残った3両編成用の先頭車2両分の屋根板加工時には、何とかこの部分を活用できるように再検討したいと思います。
加工時間短縮のため、電池式ルーターでビードを一気に削り落しましたが、一部削り過ぎてしまいました。(泣) 更に、クーラー取付用の穴を開けますが、ベンチレーターの撤去跡の穴を塞いでない箇所(右側)では、この穴を避けるために2本脚用の穴を開け、穴もない箇所(左側)には中心寄りに1本脚用の穴を開けました。(使用するTOMIX製のクーラーは、115系用パーツで1箱に2本脚と1本脚のパーツが各2個ずつ入っている)
インバータクーラーを挿し込んだ状態ですが、切り継ぎ箇所の隙間が気になりますのでパテ埋めします。
加工を済ませた順番に並べてみました。最初はクハ210-5000番台用(上段)、次がクモハ211-5000番台用(中段)、今回のモハ210-5000番台用(下段)です。何れも切り継ぎによって生じた隙間は、広いところだけプラ板で埋め、その他は溶きパテで埋めてあります。上段・中段の2枚は乾燥したパテの表面を紙やすりで整えてありますが、下段はパテの乾燥待ちで表面処理は未処置です。加工が進む毎に切り継ぎの隙間も狭く改善され、加工の段取りも良くなってきました。
3両編成の中間車モハ210-5000番台の屋根上機器も、所定位置に収まっています。
残る作業は、3両編成用の先頭車2両分の屋根加工になりました。あと少しです。(続く)
【関連記事】
KATO 211系5000番台への改造(27)