313系の併結相手として実車で見られる面白い組合せは、211系5000番台ではないかと思います。211系5000番台の製品と言えばGM製が思い浮かびますが、手持ちのKATO製の211系製品から改造を試みることにしました。昨日投稿の通り、所有している313系は2両編成が4本と3両編成が1本ですので、211系5000番台は2両編成と3両編成を各1編成を作ることにして、着手したのは何年も前の事です。
手持ちの「211系3000番台の5両増結セット」(品番10-425)をベースに改造することにしました。JR東海の211系5000番台の前面は、国鉄仕様の他番台とはデザインが異なっていますので、取敢えずクハ210の前面を取り外して加工してみることにしました。
左側が無加工の前面、右側がJR東海仕様の前面に加工を済ませた前面です。助手席側の窓と貫通扉の窓を、ヤスリで削って下方に拡大してあります。窓ガラスパーツは、運転席側のみ流用するので切り離しました。
拡大加工した窓の窓ガラスには、GM製211系用の前面窓ガラス「JR211系」がバルクパーツとしてGMストアーで販売されていたので購入してきました。1000番台用(左)と5000番台用(右)の2種類が付いており、5000番台用のみを使用します。
GM製の窓ガラス(前面パーツの下方)から、助手席側と貫通扉の窓ガラスを切り出しました。当該窓の下方部分は不要ですので切り離しています。
切り出した窓ガラスを嵌めてみました。運転席側の窓ガラスに限ってKATO製(前面パーツの上方)を使用したのは、ワイパーの黒色表現があるのを利用したかったからに他なりません。ワイパーの黒色表現に拘らなければGM製でライト表現がされた下部だけ切り離せば、窓は個別に切り離さなくともそのままでピッタリ嵌ります(追記:後日、
GM製の前面窓ガラスのみ加工する方法に変更しています)。助手席側窓下部やライトケースに四角い物が写っていますが、窓ガラスを仮押さえするために貼ったセロテープです。
ボディに装着してみました。助手席側窓の下方に灰色の部分が見えますが、これはボディ側の造形でこの部分は削り落しておく必要があります(未処置)。特に抵触するような箇所もないので、この方法で進めることにします。
なお、貫通扉両側の縦方向に酷い傷が付いていますが、当初は十分に検討もせずに扉部分毎交換しようとカッターナイフで切り込んだ際の傷跡で、固くて切り切れずに断念した痕跡です。(泣)
この状態で加工作業が停まったまま長らく放置していました。ボディ・屋根・床下にも、211系5000番台固有の箇所がありますので、順番に加工を再開することにします。(続く)