【やまたん賞発表】2023年鑑賞映画ベスト20と一位発表 | もっと!やまたん☆ぶろぐ

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やっと集計完了しました!

2023年に観た新作映画148本の中からの、ベスト20と一位発表します。

毎年この集計に大体4時間くらいかかってしまいます。。

もはや仕事。しかも報酬が支払われない。。このブラックな労働環境をなんとかしたい。。来年こそは映画を観るのを少なくしたいと毎年思うのです。。

▼集計ハ、私モ手伝イマシタ!


それでは20位~11位までを一気に発表します!これらは同率10位と考えてもいいです。

20位~11位(左側の数字は順位、右側は点数、タイトル名に記事のリンクあり)

2023年に観た新作映画148本の中からの、ベスト20と一位発表します。


20位の「シン・仮面ライダー」は僕には刺さり、これも2回観に行ったのを今思い出しました。11位の「インディー・ジョーンズと運命のダイヤル」は映画としてはすごく面白かったわけではないのですが、ハリソン・フォードに敬意を表して、ですね。

20 シン・仮面ライダー 222
19 BAD LANDS 130
18 福田村事件 93
17 ロスト・キング -500年越しの運命- 95
16 ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック! 95
15 春に散る 98
14 BLUE GIANT 98
13 ベネデッタ 99
12 ボーンズ・アンド・オール 99
11 インディー・ジョーンズと運命のダイヤル 95




19位の「BAD LANDS」はハードすぎないノワールで好みでした。18位「福田村事件」は関東大震災直後の事実を元にしたお話しですが、集団心理の恐ろしさ、またこの事実を認めようとしない現実の政治家たちがいることを考えると、全人類が教養のために観るべき映画だと思います。

第10位


TAR/ター

93点



:ケイト・ブランシェット様が傲慢な女性カリスマ指揮者を演じます。権力をもってお気に入りの若い子を手籠めにしようとするさまなど、映画の中の彼女は「悪」なのですが、ケイト・ブランシェットの容姿のせいか、この主人公に僕は非常に魅力を感じました。どうしようもない人、なんですが、チャームがある。

第9位


アフターサン


93点


:少女のころに父と行った旅行の思い出。非常に繊細な作品です。何も直接的に語らないのに、なぜか脆くて危うく不安な感じ。直接は語られないのですが、なぜか、きっと父親は精神疾患を患っているのだ、と察することができます。何も語らないのに、映像の表現の深さに驚きます。僕自身も当事者なので、周囲の人におよぼす影響を自分事として考えながら観ました。長く語り継がれるであろう傑作です。映画界的にも今年の代表作の一つであると思います。

第8位
オオカミの家


90点


:これはすごいよ。。見てない人には、この映画のすごさは、言葉を尽くしても全く理解できないと思います。何を言ってるかわかんねーと思うが、とにかく観てからじゃないと話にならない。。ストップモーションアニメ映画です。ですが、こんな表現は観たことない。。そして表現手法の斬新さに加えて、扱うテーマのまがまがしさ、後から自分でネットで背景を調べてみて、さらに血の気が引く、、というリアルに怖い作品です。これは本当にすごいから、できたら劇場で観た方がいいです。ただし体調の良いときに。

第7位
仕掛人 藤枝梅安



111点


:何度もドラマ化されている有名な作品です。「イコライザー」のような勧善懲悪ものですが、劇場でかかる映画として公開されるのは珍しいですね。江戸の雰囲気も、豊川悦司さんのエロい主人公もとても素晴らしい。日本にもこういう作品あるじゃないか!と喝采です。2部作ですが、第一部だけでも満足です。スクリーンで江戸の町に没入できたのもベネ。

第6位
波紋


96点
:これ、他の映画ファンのベストテンに入ってるのをまだ見てないんです。みんな忘れちゃったかな。とても良かったです。荻上直子監督×筒井真理子さん主演(光石研さんが夫)×新興宗教 ←むちゃくちゃ面白い。ラストシーンが忘れられなくて、こんなラストシーン見たことないって思いましたよ。筒井真理子さんの顔がいいね。ほんとにいい。エロい。

第5位
バービー


95点


:アメリカの今年を代表する映画の一つです。正直にいって、僕にはとても難解で完全に理解できたとは到底いえないですが、男性中心社会を嗤(わら)い、観客にあらためて家父長制を見直そうという気にさせてくれると思います。しかしながら、僕の周囲の女性の友人たちはフェミニズムに関心ない人が多くて、拍子抜けしています。日本だと受けなかったという現象を肌で感じました。おっとりした気質な人が多いのかな。その現実が食い足りないです。

第4位
逆転のトライアングル


93点
:カンヌ映画祭最高賞受賞作。むっちゃ面白かった。序盤の、バレンシアガとH&Mの表情切り替えや、SNSでもよく炎上する、「おごりおごられ論争」もあり、非常に示唆に富みます。主題は貧富のヒエラルキーの逆転で、とても興味深かった。ラストの余白も素晴らしい。傑作です。

第3位
キラーズ・オブ・フラワームーン


98点
:こ、こんな、話が、、現実にあったのか。。と驚く事実。3時間半ある大作ですが、まったく長く感じないのです。大富豪になったネイティブアメリカン、おセージ族の人たちが次々に不審死をとげる怪事件。そして、FBIが誕生します。どうしようもないクズの白人夫にレオナルド・ディカプリオさん。クレバーな妻は先住民の俳優のリリー・グラッドストーンさん。彼女のアルケイックスマイルがとても印象的です。真似したくなります。これもまた傑作。

第2位
窓ぎわのトットちゃん


99点
:12月に飛び込んできた大傑作アニメ映画。僕も他の人同様、予告編で観た、少女的な絵柄からイマイチ食指が伸びませんでしたが、高評価を聞いて観てみたら度肝を抜かれました。。時代背景もあわせて「この世界の片隅に」と対で考える人もいるのも納得です。黒柳徹子さんの少女時代。子供だからわからなかったけど、いつの間にか背後にせまり、いつの間にか飲み込まれていた戦争。今公開されてること。今は戦前なのでしょうか。

そして、、第一位です。。(やまたん賞)

第1位は、、

ミーガン 333点
でした!おめでとうございます!

:一位はミーガンでした!ミーガンの魅力にやられてしまって、鑑賞後も何度も予告編を再生して、ミーガンを思い出してました。かわいくて強くて残虐。なんでこんなに惹かれるんだろう、、僕はミーガンになりたいんだって思ってるんだろうな笑
残虐度が足りないや、最後のミーガンちゃんの態度が不満で、映画としていろいろ欠点もあるのですが、今年一番虜になった映画という意味で本作を一位とさせていただきます。不気味ダンスが素晴らしいし、あと、It's insane, right ?(ヤバいでしょ?)とちょっと上ずったテンションのセリフにハマりました。Tシャツ買いたかったけど良いデザインのがなかったんだよな。今年一位です!


大作や巨匠の作品をおさえて、まさかにB級映画(ジャンル映画)が一位に来るとは僕も思いませんでした(←お前の胸三寸)。

また、下記はベスト20からはもれましたが、印象的な作品でしたので掲載します:

金の国 水の国 333
大いなる自由 333
ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 111
怪物 111
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 96
リバー、流れないでよ 95
岸辺露伴ルーヴルへ行く 93
イノセンツ 93
SAND LAND 93
スイート・マイホーム 93
アリスとテレスのまぼろし工場 93
バーナデッド ママは行方不明 93
正欲 93
翔んで埼玉 琵琶湖より愛を込めて 93
エゴイスト 90
フェイブルマンズ 90
セールス・ガールの考現学 88
イコライザー The Final 88


以上、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。このページ終わりです。