【衝撃の実話】映画「福田村事件」観てきました。
Watched “Fukudamura Jiken”
先日の9月1日は、関東大震災から100年でした。
人々がパニックと不安な心理に陥っているところに、「在日朝鮮人たちが女性を襲い、井戸に毒を投げ込んでる」というデマが流れてきます。
人々は自分たちが日頃、朝鮮人を差別しているので、復讐されると思い込んでしまいます。
そして人々は自警団を作り、関東各地で6,000人の朝鮮人たちを虐殺したのでした。。
という事実があり、、
このお話はその集団パニックの中で、福田村(千葉県野田市)で実際に起こった、
保守派の村人たちが、朝鮮人と間違えて9人の日本人を惨殺した事件。
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それから100年経ち、
本邦では朝鮮人虐殺については、官房長官が「事実関係を把握できない」と言ったり、現東京都知事が「諸説ある」と濁したりしており、、
「自国を美化したい保守的な人たち」からの支持を得たいのでしょうが、とても低い政治倫理で、心がっかりです。
インテリジェンスは本能に勝てないのかと絶望的な気分になりそう。
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本邦ではこれまでも、自国の汚点や政権批判を含む映画などのコンテンツはとても少ないですよね。
そんな中でこの映画が上映されてるのはすごいことです。
平日木曜の夜、新宿の劇場はほぼ満席でした。
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*井浦新さん、永山瑛太さん、田中麗奈さん、コムアイさん、東出昌大さん、豊原功補さんら、俳優陣の演技はとても素晴らしいです。
この映画への出演を決めたということにも誠実さを感じます。
*特に水道橋博士の在郷軍人の怪演がおそろしく、本当に嫌いになりそうでした。
*劇中の劇伴のピアノ曲の音が大きくて、気になりましたし、メロドラマ的に感じました。
劇伴の使用はもっと控えめでもよかったのでは。
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集団心理の恐ろしさよ。だから僕は集団が苦手です。
全人類必見案件なのだけど、、これを観た方がいい必要な人には届かないのです。
鑑賞後の衝撃度が高く、しばらく引きずりそうです。。
93点