「結婚するならフランス人がいい」と思っていた志麻さん。
家事にも育児にも積極的で、愛情表現が豊かな15歳年下のフランス人の夫・ロマンさんとの生活とは?
婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊シリーズ
39冊目
「この人と、一緒にいるって決めたなら タサン志麻&ロマン、私たちの場合」
タサン志麻、タサン・ロマン
単行本
電子書籍
「予約がとれない伝説の家政婦」でおなじみのタサン志麻さんと、
ふたりの出会いは職場で、先輩だった志麻さんに惹かれたアルバイトのロマンさん。
結婚後、3人の子供に恵まれたふたりは下町に住み、
気持ちを伝えるのが苦手だった志麻さん
寝ても覚めてもフランス料理のことばかり考え、仕事に明け暮れる志麻さんでしたが、大きな挫折を経験します。
自分は結婚しないのかもと思いながらも、結婚するならフランス人の男性がいいなと考えていた35歳の志麻さんの前にロマンさんが現れます。
一般的な日本家庭で育ち、
ですが、ロマンさんとは会話がとても多く、なんでもいい合える夫婦になり、愛情にあふれた家庭を築いています。
好きな人に嫌われるのが怖くて、気持ちを伝えられない。
そんな人は多いです。
わたし自身もそうでした。
だけど、何でも言えるような関係性を築けないと結婚はできないのかな……と落ち込むこともありました。
志麻さんのロマンさんとの関わり方には、参考になる部分がたくさんあります。
理想の夫婦像、マネできる?
ロマンさんには「家事」という概念がなく、育児も家事も家族で協力して楽しんでいます。
子ども性格や気分に合わせて朝食のメニューを変えるとか、子どもに選択させる、考えさせる教育をするとか、
子どもではなく大人が中心の家庭を築き、愛情表現も豊かで、子育てが終わった後の夫婦の人生も楽しみだと言える。
読めば読むほど、理想の夫婦!
だけど、これって志麻さんだからできるのでは?
ロマンさんが相手だから、こんな素敵な家庭を築けるのでは?
「日本では無理」とか、「わたしにはできない」と感じる人もいると思います。
たしかに、志麻さんとロマンさんだからこその夫婦のかたちではあります。
サブタイトルにあるように、「私たちの場合」なのです。
「いいな」と思う部分は、自分が大切にしたい価値観だったり、今まで重視していなかったけれどこんなふうになりたいと気づいた部分だったり。
そういう部分に気づいてマネすることで、自分なりの「なりたい夫婦像」が見えてきます。
志麻さんのような夫婦にならないと、幸せになれない。というわけではないのです。
本質を見極める方法
この本から、とても大切な考え方を学びました。
志麻さんがフランスで修業していたころに、フランス人の同僚に言われたことです。
「日本人は上司の指示に忠実に従おうとして工夫しない。なんで自分の頭で考えないの?
全部シェフの言ったとおりにする必要はなく、”シェフが大切にしていること”を大切にして、あとは自分でやり方を考えればいい」
(P107より引用)
この言葉は志麻さんに影響を与えました。
お料理は食材や使っている器具、火力、環境などの条件によって仕上がりが変わります。
だから、志麻さんのレシピでは、調味料の細かい分量を記載するよりも、何が大事なのか、なぜここでこうするのかというポイントを伝えているのだそう。
お料理でも結婚相手選びでも、同じことが言えます。
婚活の心理学講座などで、「どんな人を選べば幸せになれますか?」と尋ねられることがあります。
その答えは、その人の中にあります。
人生で何を大切にしているのか。
どんな結婚生活を送りたいのか。
それを明確にすれば、男性に求める条件が変わってきます。
妥協しなきゃいけないわけではありません。
自分にとっての幸せの定義がわかっている状態で婚活をすれば、理想の条件を追い求めるよりも、フィーリングでピンとくるはずです。
志麻さんに負けないくらい幸せ
ちなみに、わたしの話をすると……
志麻さんとロマンさんに負けないくらい幸せです。
思い描いていた通りの夫婦になれたと自負しています。
婚活10年、頑張ってよかったです。
「ココロの婚活ノート」の婚活心理学講座で、受講生さんたちが先に結婚していく姿を見送りつつ、真剣に自分と向き合ってきました。
理想の夫婦像を書き出すワークは何度もしました。
お見合いや紹介で男性と出会い、うまくいかなかった理由を考え、理想の夫婦像を見直しました。
特に大事にしてきた条件・夫婦像は
・不満や問題があるときは冷静に話し合う
・いつまでも仲良し、一緒にいて楽しい
・わたしのことが子猫に見える(子猫のように扱ってくれる)
でした。
「初対面で理想の夫婦になれる人だとわかったか?」と言われたら、そうではないかもしれません。
感情的にならずに気持ちを伝えるとか、きちんと相手の話を聴くようにして、理想とするかたちを目指していった、という感じです。
だけど、「この人とはそんな関係が築ける」という予感はありました。
スーパーで買い物リストを確認しながら商品をかごに入れるように、「こんな夫婦になりたい」と大切にしていることを婚活のたびに確認していたから、直感が働いたのかも。
この本には簡単なレシピも載っています。
きのこパスタとか、こんな簡単でいいのか!ってくらいです。
休日にゆったりとした気持ちで読み、自分だけの結婚生活のイメージを広げてみましょう。
婚活疲れをしているときこそ、まだ結婚相手に出会っていないときにこそ、おすすめです。
婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊
1.この人と結婚するかも
2.スパルタ婚活塾
3.消滅世界
4.私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな
5.夏休み
6.怒り
9.愛する人に。 △
16.かわいい夫 ♡
33.くらやみガールズトーク ※取扱注意
36.オリーブの実るころ ※取扱注意
♡=幸せ・喜び
△=ややビター
無印=ダーク
インスタで本の紹介をしています
(ミステリー多め)
または @yucafeyuki で検索して下さい
婚活心理学ワークブック「ココロの婚活ノート」を制作しました。
自分が望む結婚を明らかにして、理想の人に出会えたときに使える心理学が満載のワークブックです。
このノートを使って、33名の女性が結婚されています。
婚活心理学の講師をしながら、10年婚活をしていたわたしもその一人です。
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