結婚したら、自分は変わってしまうのだろうか。
結婚はしたいけれど、結婚生活に不安を感じる。
だから婚活に本気になれない。
そんな人は、あえてこの本を読んでみてほしい!
婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊シリーズ
33冊目
くらやみガールズトーク 朱野帰子
単行本
文庫
電子書籍
8つの物語から成る短編小説です。
それぞれが「幽」や「Mei(冥)」、怪談実話系とタイトルにある媒体に掲載されたことからわかるように、不思議な物語ばかりです。
自分と同じ境遇ではないのに、すっかりくらってしまった(影響を受けた)のは、「花嫁衣裳」。
「うちの一族にぴったりな花嫁」と言われたり、病床の大伯父に早く子供を産むようにささやかれたり、死にそうな思いで出産したのに希望する名前をつけさせてもらえなかった先輩がいたり、会社では旧姓の物を処分するように言われたり。
時代錯誤だけど、今もありそうだな……と思える場面のオンパレードに息苦しくなります。
この小説集を読んだのは、3月の結婚記念日前。
楽しい時期のはずなのに、心がささくれ立ってピリピリしました。ははは。
そんな取扱注意な物語ですが……
読み始めたら最後まで読んでほしい!
「結婚したいけど、結婚しても幸せになれるかどうかわからない」という不安が消えるから。
いや、不安を消す方法がわかるから、かな?
結婚で苗字が変わること、面倒な手続き、子供を授かることへのプレッシャーや育児の大変さなどは、いろいろな作品で描かれていたり、周りの人から話を聞いたりします。
自分が変わってしまうことに不安を感じていて、それはこの作品でも嫌というほど描かれています。
だけど、「結婚前の自分」が「本当の自分」なのでしょうか?
と、問いかけられます。最後まで読むと。
「花嫁衣裳」では、結婚で変わることを強いられるのは女性ばかりで、男性はなにも変わらないと、主人公は考えています。
でも、結婚したら男性も独身時代のままではいられません。
古い考えかもしれないけれど、一家の大黒柱としての自覚と責任が生まれ、それが重圧となってのしかかります。
それなのに、「結婚で変わるのは女性だけ! 男性はなにも変わらない」なんて言われたら、仲よくやっていけないですよね。
結婚生活で大事なのは、共感と協力だと思います。
お互いの覚悟や変化をたたえ合い、不安な気持ちをわかち合い、力を合わせていく。
もし、今まだ結婚相手に出会っていなくても、そんな気持ちで結婚生活をやっていこうと思えたら、結婚に前向きになれると思います。
婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊
1.この人と結婚するかも
2.スパルタ婚活塾
3.消滅世界
4.私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだな
5.夏休み
6.怒り
9.愛する人に。 △
16.かわいい夫 ♡
♡=幸せ・喜び
△=ややビター
無印=ダーク
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(ミステリー多め)
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