松岡美術館で「わたしの好きなシロカネ・アートVol.1」を観た! | とんとん・にっき

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松岡美術館で「わたしの好きなシロカネ・アートVol.1」を観てきました。観に行ったのは小雨降る3月19日のことです。朝日新聞「美博ピックアップ」に松岡美術館の「わたしの好きなシロカネ・アート」が取り上げられていたので、すかさず、次の日に観に行ってきました。朝日新聞には、次のようにありました。


世界的なコレクターとして名をはせた実業家・松岡清次郎氏(1894~1989)。同館は、清次郎氏が一代で集めた約1800点の美術品からなる。開館40周年を迎え、古代オリエント美術、中国陶磁、現代彫刻などの収蔵品の一部に人気順位を添えて展示中だ。孫の松岡治館長による案で、8年分の来館者アンケートをもとにした試み。気になる結果の全容は・・・その目でご覧あれ。(中村和歌菜)


中国仏教彫刻、ガンダーラ彫刻、インド彫刻、クメール彫刻、古代オリエント美術、中国陶磁、現代彫刻、絵画、等々、様々なコレクション約1800点の中から、誰もが納得する順位付けすることは、不可能に近いことでしょう。が、敢えてその不可能に挑んだ松岡美術館の試みに拍手を送ります。もちろん、順位はどうでもよくて、好きなものは好きでいいのでしょうが。それにしても1位はなんと、ジャコメッティの小さな作品「猫の給仕頭」だったことは驚きです。


松岡美術館ロビー

正面にプールでルの「ペネロープ」

左奥のケースな内にジャコメッティの「猫の給仕頭」


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「わたしの好きなシロカネ・アート」

人気アートランキング ベスト100 上位39

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現代彫刻






古代オリエント美術



絵画




朝日新聞に取り上げられた作品

「わたしの好きなシロカネ・アート」!



「わたしの好きなシロカネ・アートVol.1」

「人はどんなに偉くなっても、やがて忘れられる。  そこへいくと、古代の第一級の美術品はずっと後世に残る。 自分が集めたものを、未来の人々に鑑賞してもらう。これが私の夢ですよ」 松岡清次郎                           1975(昭和50)年、東京・新橋にて産声を上げた松岡美術館は、おかげさまで2015年創立40周年を迎えます。これもひとえに多くのお客様のご支援の賜物と、感謝しております。 そこで、この一年は約1800点の松岡コレクションの中から、お客様のリクエストの多かった作品を選出し、ご紹介する「わたしの好きなシロカネ・アート」展を開催してまいります。

展示室4でご紹介してきた作品は順位として常設展示や西洋絵画にかなわぬものの、当館のメイン・コレクションである中国の鑑賞陶磁を筆頭に幅広い地域のやきものがラインナップされています。エキゾチックな香りを放つペルシア陶器、ヨーロッパの王侯貴族に愛された日本の有田磁器に加え、中国・清朝の精巧な技術を誇る翡翠工芸品も選出されています。作品それぞれの鮮やかな色彩や巧みな絵付け、造形のすばらしさが時空を越えて好まれるのでしょう。

「松岡美術館」ホームページ


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