松岡美術館で「ファンタジー~中国の幻想動物たち~」展を観た! | とんとん・にっき

松岡美術館で「ファンタジー~中国の幻想動物たち~」展を観た!




松岡美術館で「ファンタジー~松岡美術館の幻想世界~中国の幻想動物たち」展を観てきました。松岡美術館の玄関前には、どういうわけか石でつくったと思われる「羊?」が2頭、鎮座しています。チラシの裏には、今回の展覧会の主旨として、以下のようにあります。


松岡美術館の創立者である松岡清次郎は、弱冠23歳で小さな貿易会社を立ち上げ、チェコスロバキアから「人造ダイヤ」を輸入し、女性向けのアクセサリーを製造しました。時は大正6(1917)年。当時から美しいものに憧れていた青年は、芸術も愛し、日本だけではなく海外の美術品への造詣も深め、95年の生涯をかけ約1800点の美術品を蒐集しました。そのコレクションの中から、今回は「ファンタジー(幻想)」をテーマとし、中国と日本の美術をご紹介します。


ということで、今回は「ファンタジー(幻想)」をテーマに、「中国の幻想動物たち」と「幻想絵画の世界PART1・PART2」と、2つのセクションに分けて展示されていました。ここでは「中国の幻想動物たち」を、以下に載せておきます。「中国陶磁器」の名品は、松岡美術館で今まで何度か観る機会がありました。古代青銅器の「饕餮」文様、龍や鳳凰、麒麟などの文様は、「花鳥」と同様、数多く陶磁器に描かれています。その精緻な文様は、観る者を圧倒します。今回は陶磁器に描かれた「動物たち」に絞って展示されています。



















「中国の幻想動物たち」

殷・周青銅器に描かれた饕餮(とうてつ)文様から、龍・鳳凰・麒麟など、中国には古代の人々の豊かな想像力から生まれた、ゆかいな動物文様があふれています。それらはやがて、日本に伝わり、我が国の文化にも多大な影響をもたらします。四千年のむかしの人々が何を思い、何を願ってそんな動物を創造したのか、かれらの「イメージする力」を感じながら、幻想の世界に遊んでみませんか


「松岡美術館」ホームページ

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