松岡美術館で「女性美 あなたの美神に、出会う春。」―近代彫刻編! | とんとん・にっき

松岡美術館で「女性美 あなたの美神に、出会う春。」―近代彫刻編!



松岡美術館で「女性美 あなたの美神に、出会う春。」を観てきました。展示室6」は今回は「日本近代彫刻」です。松岡美術館で近代彫刻のコレクションがあったということ、僕は今回初めて知りました。やはりブロンズ作品が多いのですが、幾つか木彫作品もありました。彫刻と言えば、モデルは古来、女性です。まれに着衣もみられますが、多くは裸体です。









「日本近代彫刻」
晩年の清次郎は、海外オークションでの落札と併行して、国内の公募展にも足繁く通い、気に入った若手作家の作品を買い上げていました。例えば昭和48年(1973)6月、ロンドンのクリスティーズオークションで18~19世紀の薩摩焼《色絵婦人像》、《色絵太夫像》、《色絵女官像》(いずれも展示室4で展示中)を落札、5ヶ月後の日展に出品された斉藤高徳《若いおんな》を購入。昭和50年(1975)7月、ロンドンのサザビーズオークションでヘレニズム期のテラコッタ《婦人像》、《アフロディテ》(同上)を落札、4ヶ月後の日展に出品された陶山定人《若き日》、小野澤健一 《夏に立つ》を購入というように。当館の書庫には、直筆で「必ズ買ふ」「買いタイ」(原文ママ)と書き足されたオークションカタログや公募展作品集が残されています。どの作品も、時代や地域を超えて、清次郎が一目惚れした女性達だったのでしょう。


「松岡美術館」ホームページ


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