「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)
という本を読みながら、
エイブラハムという霊的なグループが伝えてくる、
「引き寄せの法則」と呼ばれるものについて、まとめて書いています。
という記事の続きです。
下記の箇所をご紹介しましたが、
それであなたがたが
「エイブラハムどうしたらいいのですか?」
と言う。
「そうだな、困ったね」
とわたしたちは言う。
この例では、完璧な選択肢はなさそうだ。
過去に道をきちんと敷いてこなかったために、
この瞬間、
あなたはいろいろなことをしなければならないのだ。
以前から、安全や調和を、
そして安全に仲良く暮らしたいと思い合った人との
交流を意図して暮らしてきたとすれば、
今のようなどうしようもない位置に
立たされることは決してなかった、
と、わたしたちは断言する。
だからいまは、
とにかく自分が選んだ方法で
対処するしかないが、
将来に望むことに思考を向けようと
今日から決意すれば、
将来はどっちに転んでも
まずいという不快な状況に
遭遇することはなくなるだろう。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
未来に何か望むことを考えているとき、
あなたは未来に望むことのエッセンスを
引き寄せ始めている。
だがまだ準備ができていないから、
今は実現しないだろう。
しかし、前進の動きは始まる。
そしてあなたが未来に向かって進むにつれて、
あなたが思考を向けた出来事や状況も
未来に向かって進んでいく。
これは「道を敷く」とわたしたちが言う
プロセスだ。
現在にいるあなたが未来に思考を向ければ、
あなたがその未来に達したとき、
未来には既に道が敷かれている。
あるいは自分のための準備が整っている。
だから、あなたが今日経験することの多くは、
昨日あるいは一昨日あるいは1年前、
さらにはその前……にあなたが
今日について考えた結果だということになる。
未来に望むことに向けられた思考はすべて、
あなたにとって大きなプラスになる。
未来に望まないことに向けられた思考は全て、
あなたにとって大きなマイナスになる。
「節目ごとの意図確認」は、
今のあなたについて考えていても、
未来のあなたについて考えていても役に立つ。
どちらの場合もあなたは意識して
創造を行うだろう。
それが「節目ごとの意図確認プロセス」の要点だ。
この瞬間に特に何をしようとか
言おうという意図であっても、
あるいは未来への道を敷くのであっても、
目的意識を持って行うところに大きな価値がある。
自動車に乗るとき、
安全なドライブという意図を確認すれば、
文字どおり安全なドライブができる状況を
引き寄せるだろう。
もちろん、これまでもドライブのたびに
安全運転の意図を確認していれば
─過去に未来を思って安全を望み、
期待していれば、これまでに提示されたその意図が
あなたの未来への道を敷いているから、
今の「節目ごとの意図確認」が加わって─
意図はさらに強化される。
未来への道を敷かず、
今の節目の意図確認もせずにいれば、
惰性のままで生きることになり、
混乱してわけがわからなくなったり、
誰かの意図に左右されたりする可能性がある。
別の自動車に乗っている二人が
同じ時刻に同じ地点を通りかかり、
衝突事故を体験する。
その二人は安全という意図を持っていなかった。
彼らは惰性で生きており、
混乱のままにお互いを引き寄せあったのだ。
わかるかな。
自分はこれを望むと意識し、
その対象を受け取ることを期待すれば、
そのとおりになるだろう。
だがきちんと時間をとって
欲求を確認しなければ、
他人の影響や
自分自身の古い習慣の影響によって
あらゆることを引き寄せるし、
そのなかには望むことも望まないこともある。
確かに
偶然あるいは惰性で引き寄せたことのなかにも、
好ましくないことがあるのと同様に
好ましいこともあるだろうが、
しかし、惰性によって引き寄せても、
たいした満足は感じないはずだ。
人生の真の喜びは
「意図的な創造」にある。
そこで「意図的な創造」の鍵は
こういうことだ。
自分はどの時点でも
自分が感じているとおりのことを
引き寄せる磁石だと考えなさい。
すっきりしていて
きちんとコントロールできていると感じていれば、
すっきりした環境を引き寄せる。
幸せだと感じていれば、
幸せな環境を引き寄せる。
健康だと感じていれば、
健康な環境を引き寄せる。
豊かだと感じていれば、
豊かな環境を引き寄せる。
愛されていると感じていれば、
愛情豊かな環境を引き寄せる。
文字どおり感じ方が
「引き寄せの作用点」になる。
だから「節目ごとの意図確認」の価値は、
一日のうちに何度も立ち止まり、
この人生の節目に
自分が望むのはこういうことだ、
と明らかにするところにある。
わたしはこれを望み、期待する、
と明確にする。
こうして力強い言葉として提示するとき、
あなたは「選択的な軌道修正」をして、
自分が望むことを経験のなかに
引き寄せるだろう。
宇宙には─あなたが生きているこの世界には─
あらゆる物事が満ちあふれていて、
あなたにとって
とての好ましいものもあれば、
あまり好ましくないものもある。
だが、あなたが経験するすべては
思考を通じてあなたが招き寄せている。
だから一日のうちに何度も時間をとって、
自分が望むことを確認し、
欲求と期待を言葉にして提示すれば、
磁石のように自分の経験を
コントロールできるだろう。
もう「被害者(本当はそんなものはない)」では
なくなるし、
経験をいい加減に引き寄せたり、
惰性で引き寄せたりはしなくなるだろう。
一日を節目に分けて
何度も自分の欲求を確認すれば、
あなたは「意図的に経験を引き寄せる」ことになる。
それは楽しい体験だ。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
(十六)否定消極の法則
人間そのものは、否定的力によって
自己が断続的奴隷状態にある責任をとる、
唯一の表現物である。
否定消極は、否定消極の上に育ち成長する。
だから人間の否定的想念が
自分自身の中に否定消極を育て成長させ、
それに応じて自己を強く、より強く束縛する。
この問題を解決するには、
自分のこころをいつも積極的調和的思念で
充満しておくことである。「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より
鏡なので、外側を否定しているということは、
ジェリー すると「節目ごとの意図確認」プロセスによって
望むことの実現が速まるだけでなく、
同時に人生経験がもっと楽しくなり、
もっと意識的に経験をコントロールできるようになる
(したがって、もっと成功できる)と、
そういうことですか?
エイブラハム 確かに意識的に自分の意図を確認すれば、
「もっと意識的にコントロール」できるようになる。
そうでなければ、何を望むか決断せず、
混乱したままいろいろなものを少しずつ
引き寄せてしまう。
いろいろなものを少しずつ引き寄せるなかには、
自分にとって好ましいものも
好ましくないものもあるだろう。
「節目ごとの意図確認プロセス」の要点は、
常に意図的に欲するものを引き寄せることだ。
もう惰性による創造はない。
望ましくないものを引き寄せることもない。
そのプロセスが速まるというのも、
あなたの言うとおりだ。
あなたの意図が明晰であれば
スピードが速くなる。
もちろん、
例えば土をある場所から別の場所に運べば
(あるいはほかのどんな仕事をしても)
物理的な創造はできるが、
感情を伴う思考がなければ
宇宙の力にはつながらない。
感情が存在するとき
─それが前向きでもネガティブでも─
宇宙の力につながる。
本当に心から何かを望めば、
その望みは迅速にかなえられる。
本当に心から何かを嫌だと思えば、
それも迅速に実現する。
「節目ごとの意図確認」というやり方は、
自分が何を望むかという思考を示して、
この瞬間そこにはっきりと焦点を定め、
それに対する感情をわき起こさせることだ。
そのように明晰になればスピードが速まる。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
感情を伴うことを考えるとき、
あなたは宇宙の力にアクセスしている。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
ドーリル先生は、御自身みずからの経験と
知識のみより語らなかったかたであるから、
いろんな療法もすべて、
現実的に実証ずみのことばかりなのである。
読者各位もこのことをよく認識され、
本書によって、
実り多きものを得てもらいたいのである。
一回や二回の行法でうまくいかないからとて、
諦める様では、
とても霊的真理を実現することは
不可能なのである。
ドリル先生御自身も千回も失敗した後に
実証した真理もあると言っておられるのである。
わけても、精神や心のことであるし、
長い年月、数多くの転生を通じて
積み重ねてきた習慣を
変換せんとするのだから、
不断の努力、たえざる前進ということが
必須不可欠のことなのである。
真理の探究に王道は絶対にないのである。
「療法の眞義」(M・ドーリル博士著)訳者(林鐵造先生)はしがきより
”長い年月、数多くの転生を通じて
積み重ねてきた習慣を
変換せんとするのだから、
不断の努力、たえざる前進ということが
必須不可欠のことなのである。”
一日のうちに何度も立ち止まり、
この人生の節目に
自分が望むのはこういうことだ、
と明らかにするところにある。”
ジェリー わたしは何年も
「自分が何人もいたら
経験したい素晴らしいことがすべて経験できるのに」
と思ってきました。
「節目ごとの意図確認」によって
もっと多くの体験をすることが
─したいと思うことをもっとたくさんすることが─
できますか?
エイブラハム 「節目ごとの意図確認」が
うまくできるようになると、
一日のうちでしたいことをする時間が
増えるのに気づくはずだ。
したいと思うことの多くが実現しないのは、
はっきりと明確にそのことを考えて
引き寄せていないからだ。
だから、あなたの質問の答えは
「節目ごとの意図確認」そのものだ。
自分が何を望むかをはっきりさせ、
ごたごたした矛盾する考えで
邪魔したりしなければ、
「宇宙の法則」が自然に作用するから、
不適切な思考を処理する余計な努力が
いらないと感じるだろう。
意識して思考を向ければ
宇宙の力をうまく利用することができるし、
そうすればもっとたくさんのことが
もっと少ない時間で実現する。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
(四)積極消極の法則
積極・消極(プラスマイナス)の二極がないと
何物も存在することは出来ない。
あらゆるものに二極があることが創造構成の基本法則である。
「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より
という法則は、
あらゆるものに二極があるとありますが、
すべてのものは、実は両面を持っている。
欲しいという面と、欲しいが欠落している、
存在しない、という両面である。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
自分の内側から 外の世界を見るというベクトルだけで、
その反対の視点をまだ獲得してはいないのだ。
ミクロコスモスでありマクロコスモス、
個であり全体、
全体であり個であることを理解するには、
世界を反転させ
双方向のベクトルを束ねることである。
どちらか一方に固執することなく、
包括的な視点に立つことが重要なのだ。
360度の球体の視点を獲得できれば、
多次元的な意識に到達できるだろう。
今まで常識的に信じていたことも、
角度を変えて見ることが重要である。
「22を超えてゆけⅡ太陽の国へver.2 6と7の架け橋」(辻麻里子著)
という箇所には、
多次元的な意識とありますが、
統合意識領域の捉え方でもあります。
全体であり個”という状態のことを指していて、
たぶんわたしと違うだろうが、
それもそれでよろしい。”となります。
わたしたちが何よりもあなたがたに
思い出させてあげたいと思うのは、
この「許容し可能にする術」における
あなたがたの役割だ。
この「法則」を十分に理解して実際に適用すれば、
すべてが思いどおりになる。
言い換えれば、「引き寄せの法則」は
あなたがたが理解しようとしまいと存在する。
常にあなたがたに作用し、
あなたがたが考えることに
いつも正確に対応した結果をもたらす。
だが「許容し可能にする術」を
意図的に適用するには、
自分がどう感じているかを常に意識し、
思考の方向を選ばなくてはならない。
この「法則」を理解できるかどうかで、
「意図的に」創造するか、
「惰性で」創造するかが決まる。
「許容し可能にする術」を「引き寄せの法則」
「意図的な創造の方法論」の次にもってきたのは、
前の二つの法則を理解できなければ
「許容し可能にする術」は始められないからだ。
「許容し可能にする術」とわたしたちが言うのは、
次のようなことである。
わたしはわたしであり、
わたしはありのままの自分に喜びを感じて、
楽しんでいる。
あなたはあなたであり、
たぶんわたしと違うだろうが、
それもそれでよろしい。
なぜなら、
わたしたちの間に劇的な相違があっても、
わたしは自分が欲することに焦点を定めることができるし、
自分に不快感をもたらすことに
焦点を定めるほど愚かではないから、
ネガティブな暗い感情に苦しめられることはない。
わたしは「許容し可能にする術」を
現実に適用する者として
この物質世界にやってきたのは、
自分が思う「真実」に
全員を従わさせるためではないことを
理解している。
また画一性や同一性を促進するために
やってきたものでもない。
同一性、画一性には、
創造性を刺激する多様性がないことが
理解できないほど愚かではないからだ。
画一性の実現に焦点を定めれば、
わたしは創造の継続ではなく
終焉に向かうことになるだろう。
だから「許容し可能にする術」は、
この地球と地球上の種
さらには
この宇宙自体の存続あるいは生存に
どうしても欠かせないし、
その存続はすべての「源(ソース)」の幅広い視点から
力強く認められている。
物質世界の視点に立っているあなたがたは、
自分自身の成長、拡大を認めないかもしれないが、
そのときには自分が腐りかけているような
嫌な気分になるだろう。
そして他人の成長、拡大を認めないときにも、
自分が腐りかけているような嫌な気分になるはずだ。
気がかりな状況を見て、
しかしそれを止めたり変えたりするために
努力するのではなく、
放っておこうと思うとき、
あなたはその状況を「我慢」している。
これは「許容し可能にする」こととはまったく違う。
「許容し可能にする」とは、
自分と「内なる存在」とのつながりを
維持し続けられる物事の見方を探す術だ。
それはこの時空という現実の世界にちりばめられた
データのなかを選択的に移動しながら、
心地よい物事に焦点を定めることで実現できる。
つまり「感情というナビゲーションシステム」を活用して、
思考が向く方向を決定するということだ。
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
もし、相手にやる気があったら、
維持し続けられる物事の見方を探すことや、
たぶんわたしと違うだろうが、
それもそれでよろしい。”と本気で思えるので、
調和や発展に向かうのか、
不安を消す為に、
マインドコントロール、自己暗示にかける、
という訳ですよね。
私が内観している時には、
こうなんだーこうなんだーと思い込ませるよりは、
何故そう思うの?と問いかけて、
はっきりした自分なりの理由を探します。
私はこうしたいのだ、こう考えるのだ、
というのが見つかると、
ブレなくなりますね。
例えば、エイブラハムたちが、
「いい気分になりなさいと言うから、
いい気分になるんだー」とやっても、
実際には納得していないので、
上っ面だけのいい気分になった感じがする、
いい気分になったことにする、装うみたいになります。
それをもっと掘り下げて、
思考が現実を創っていて、
思考に対して引き寄せが起きているから、
いい気分になる考え方をすると、
どんどんいい気分になる考え方が引き寄せられるから、
いい気分になることほど大事なことはないんだな。
どんな考えならいい気分になるだろう。
これだと思える考え方を見つけるまで、探してみようと、
じっくり取り組みます。