「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)

という本を読みながら、

エイブラハムという霊的なグループが伝えてくる、

「引き寄せの法則」と呼ばれるものについて、まとめて書いています。

 

鵜呑みにしないで検証しましょう

宇宙の法則の定義(エイブラハム)

引き寄せの法則とは何か?(エイブラハム)

思考と引き寄せの法則の関係(エイブラハム)

思考と現実の関係(エイブラハム)

という記事の続きです。
 
 
引き寄せの法則について、界隈で知られている方法論は、
疑問を感じることが多かったので、
本を読みながら、私の考えとか他の方の教えなどを交えて、
まとめてきました。
 
界隈でよく聞くのは、ワクワクすることを考えるというもので、
それが引き寄せられてワクワクする人生が送れるとか、
望みが叶うとか、欲しい物が手に入るといったものです。
やりたくないことはしなくていいし、
楽しい事だけ考えていればいいみたいなイメージがあります。
 
私が持っているエイブラハムの引き寄せの法則についての教えでは、
その様なことは書いていないと感じました。
(一部分だけ切り取れば、その様に解釈できる場合もあります)

…という様なことを繰り返しお伝えしましたので、

エイブラハムの名前を消してバシャールを推す人も、
何人かいますね。
 
私はバシャールのことは分かりませんし、
エイブラハムにしてもバシャールにしても、
霊的な存在(グループ)ですので、
目に見えない訳ですから、
いつの間にか別の存在に、
入れ替わっているということもあり得ますよね。
高次元だからと何でも鵜呑みにせずに、
自分の生活で実践してみて、
整合性が取れるのかどうか、検証するようにしましょう。
 
エイブラハムが伝える引き寄せの法則を、
私なりに解釈すれば、
どんなことが起きても、ポリアンナみたいに「よかった探し」をして、
肯定的な側面に目を向け続けましょうということです。
 
実はポリアンナ症候群というものとポリアンナ効果というものがあって、
これもまた表裏一体であると言えると思うのですが、
違いが生じますので、注意して欲しいと思います。
wikiには、ポリアンナ症候群の関連項目に、
”ポリアンナ効果:「好かった探し」を肯定的に見る語。
引き寄せの法則
愛少女ポリアンナ物語
ルサンチマン
正常性バイアス
すっぱい葡萄
阿Q正伝”
とあるんですね、面白いです。
 
ポリアンナ症候群とポリアンナ効果の説明を、
wikiからご紹介しますね。
 
ポリアンナ症候群:”直面した問題に含まれる微細な良い面だけを見て
負の側面から目を逸らすことにより、
現実逃避的な自己満足に陥る心的症状のことである。
別の言い方で表すと、
楽天主義の負の側面を表す、
現実逃避の一種だと言い換えることもできる。”
”主な特徴として
「題の良い部分だけを見て自己満足してしまう」
「現状より悪い状況を考え、
今そうなっていないことに満足しようとする」
ことが挙げられる。”
とあります。
 
ポリアンナ効果:”心理学用語の一つで、
否定的(悲観的、後向き)な言辞よりも
肯定的(楽観的、前向き)な言辞の方が大きな影響を及ぼすという効果である。
1964年にアメリカ合衆国の心理学者チャールズ・E・オスグッドが提唱した語。
パレアナ効果ともいう。”
とあります。
 
引き寄せ界隈に違和感を感じる人が多いのは、
上記のポリアンナ症候群的になるからだと思います。
エイブラハムは、負の側面から目を逸らしなさいとは、
伝えていませんので、間違って解釈するのか、
理解出来ていないのか、
またはある種の悪意を持って、
わざと広めているのか分かりませんが、
引き寄せを信じている人の中には、
現実逃避的な自己満足に陥る人もいますよね。
矛盾が生じたり、整合性が取れなかったりします。
 
ポリアンナ効果には、

”否定的(悲観的、後向き)な言辞よりも

肯定的(楽観的、前向き)な言辞の方が大きな影響を及ぼすという効果”
とありますが、
これは宇宙法則云々でなくても理解出来ると思います。
肯定語に対して否定語があって、
同じことを伝える時にも、印象が変わりますよね。
一つのものごとに対して、否定的な受け止め方をせずに、
肯定的に受け止めていこうというものが、
引き寄せの法則のテクニックになります。
 
いい気分でいる時というのは、
ものごとを肯定的に受け止められる状態、
肯定的な面に思考が向いている状態です。
目の前に何かが起こっても、誰かを見ても、
肯定的な側面に関心を向けたり、
肯定的に捉えたりします。
苦手な事もスムーズにこなせるとか、
嫌いな人のことも気にならないとか、
そういう経験はよくあると思います。
 
こういう状態の時、
霊的な領域では、同じ様なものが、
引き寄せられてくるという法則があるので、
結果的に、次々と、
いい気分になる様なものが目に付いたり、
いい気分になる様な出来事が続いたりします。
 
いい気分でない時は、
その逆で、
ものごとを否定的に受け止めていて、
否定的な面に思考が向いている状態です。
得意な事も楽しめなかったり、
好きな人といるのにイライラしたり、
という経験もよくあると思います。
 
これもまた、霊的な領域では、
同じ様なものが引き寄せられてくるので、
結果的に、次々と、
いい気分になれない様なものが目に付いたり、
いい気分になれない様な出来事が続いたりします。
 
全ては自分が出発点になっているので、
こういう悪循環を止めるには、
肯定的な側面に思考を向ける必要があります。
 
思考が現実を創っているというのは、
自分がまずきっかけになっている、
自分で種を蒔いているということです。
 
肯定的な側面に思考を向けるというのは、
ものごと自体には意味がなくて、
肯定的にも否定的にも両方の側面から、
捉えることが出来るものだから、
別の見方が必ず存在しますよということです。
 
今、否定的にしか捉えることが出来ないものでも、
必ず肯定的に捉えられる様な見方、
考え方が存在しますのでそれを探します。
肯定的に捉えられたかどうかの判断は、
いい気分がするかどうかです。
思考を監視するのは大変なんだけど、
感情を観察すると、思考の方向性を確認出来ます。
 
 

あなたがたの感情は、
「内なる存在」とあなたがたとの関係を示す
物質世界での指標である。

言い換えれば、
ある対象に思考の焦点を定め、
それについて具体的な見方、
具体的な見解を持ったとき、
「内なる存在」もそれに焦点を定め、
ある見方、ある見解をとる。

そのときにあなたが何を感じるかで、
両者の見方が一致しているかどうかがわかる。

例えば何かが起こり、
あなたはもっとうまくやれたはずだとか、
自分は愚かだった、
自分はダメな人間だと考えたとする。

しかし、あなたは立派にやっている、
あなたは賢明だし、
永遠に価値ある存在だというのが
「内なる存在」の見方だから、
あなたとあなたの「内なる存在」の見方には
決定的な不一致が生じる。

それであなたはその不一致を
「ネガティブな暗い感情」という形で感じ取る。

一方、あなたがプライドを持ち、
自分自身や誰かを愛しているとき、
あなたの見方は
「内なる存在」のそれにずっと近くなるから、
誇りや愛情や感謝という「明るい前向きの感情」を抱く。

あなたの「内なる存在」あるいは
「ソースエネルギー」は、
いつもあなたにとっていちばんためになる見方をするし、
あなたの見方がそれに一致すれば
肯定的な引き寄せの力が働く。

言い換えれば、
あなたの気分がよければそれだけ
あなたの「引き寄せの作用点」もいいし、
いいことが起こる。

あなたの見方と「内なる存在」の見方の
波動の相対的な関係。

これがいつでも利用できる素晴らしい「指針」なのだ。

 

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 
という箇所をご紹介しました。
ものごとを否定的に捉えているという時は、
いい気分がしないのですが、
それは結局、自分自身を否定している状態なんですね。
 
いい気分の時と、いい気分がしない時の、
自分の内側に何があるのかなと、
内観していたのだけれども、
いい気分がしない時というのは、
例えば、何かをやりたくないと感じる。
その時、上手くやれそうにないとか、
楽しめそうにないといった気持ちの、
底の部分には、私はダメだといった、
否定的な気持ちや自信がない気持ちがあります。
本当は自信を持って楽しみたいけど、
出来そうにないと思って嫌な気分になるのです。
 
誰かを嫌いだなと思う時にいい気分がしないのは、
嫌ってはいけないと思っていて、
嫌う自分を否定的に見ています。
本当はその人を受け入れて好きになりたい、
肯定したいという気持ちがあるのです。
 
否定的な気持ちというのは、
肯定的になりたいけどなれないから、
否定的な気持ちになっていたのね。
 
だから、ここでの望みというのは、
否定的に受け止めたことを排除するのではなくて、
肯定的に捉えられる様な見方を探すことなんだなと、
私は納得がいきました。
 
嫌だなといった否定的な気持ちの奥底には、
一体、何があるのかな?と、
ゆっくり向き合っていると、
本当に何を望んでいたのかな?ということが、
分かってくると思います。
これをしないから、現実逃避になってしまうんだよね。
 
エイブラハムたちは、これに加えて、
「許容し可能にする」ということを伝えています。
相手の問題と自分の問題に境界線を引かないと、
嫌な気持ちになったのは、
そういう気持ちにさせた人のせいだと思ったり、
その出来事のせいだと思ったりします。
 
でも、全ては自分から始まっていて、
誰かも出来事も、
無理矢理自分に何かしらの感情を、
感じさせることは出来ません。
それを見て、経験して、
どう感じるかを決めているのは、
自分自身なのです。
 
これが理解出来ると、
他者を尊重しようということも、
分かってきますし、
法則をより上手に働かせようと、
意識的になると思います。
 
自分の経験は、全ては自分から始まっていて、
あらゆるものを肯定している気持ちの時、
宇宙や自分を信頼して、安心感があると思います。
あらゆるものを尊重しながら、一体感も感じます。
生きている喜びとか感謝の気持ちが湧きます。
 
それと否定的な気持ちの違いを、
自分で体感して味わってみると、
どっちがいい気分かなと分かると思います。
 
 
あなたの時間の大半は
データを集めるのに使われるだろう。

自分の欲求はなんなのかを決めるためのデータだ。

あなたの本当の仕事は、
自分が望むものは何かを決め、
次にそれに焦点を定めること。

望むものに焦点を定めることで、
その対象を引き寄せるのだから。

それが創造というプロセスだ。

望むものに思考を向けなさい。

多くの思考、曇りのない思考を向けて、
あなたの『内なる存在』が
明るい前向きの感情を
与えてくれるようにしなさい。

その感情と思考を向ければ、
あなたはどんな磁石よりも強力な磁石になれる。

そのプロセスを通じて、
あなたは望むものを自分の経験のなかへ
引き寄せるだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 

望むものというのは、
ものごとの肯定的な側面ということですよね。
肯定的な側面に思考が向いている時は、
いい気分がします。
否定して嫌って排除して生きるのは、
私たちの本当の望みではないのです。
 
個々が自由な視点で、自由な捉え方で、
それぞれのものを肯定して愛して、
自由に創造するのが、私たちの望みです。
 
感情を伴うことを考えるとき、
あなたは宇宙の力にアクセスしている。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
とあります。
宇宙の力に~みたいな表現が何度か出て来るのですが、
これは感情を伴うことを考えるときという意味で、
使われているようです。
こういう表現も界隈の人は好きで、
なんか全然違う使い方をされますよね?
自分は創造主そのもの!みたいな感じとか、
宇宙のお役目があります!みたいなのとか。
そういう大袈裟なことではなくて、
感情が伴うことを考えているとき…、
普通によく行なっていることですよね!
自分の感情に注目するのが大事なので、
宇宙の力にアクセスしているんだ!と捉えると、
一層、注意深くなるかと思います。
 
「今の自分の現実」と感じるものに
左右されずに自分が選ぶ状況を実現し、
宇宙の力にアクセスして
望む対象を引き寄せるプロセスを、
あなたがたに教えてあげよう。

わたしたちの見るところ、
あなたがたの現状
─あなたがたの自分の「現実」とよぶもの─
と、
あなたがたの本当の現実には非常に大きな隔たりがある。

たとえあなたが健康でない身体や、
自分が選びたくない大きさや形や活力の身体に
宿っているとしても、
また楽しくないライフスタイルで暮らしていても、
恥ずかしいと思う自動車を運転していても、
楽しくない人たちと交際していても……
それがあなたの現状に見えていても、
本当はそれと違っていていい、
ということをわからせてあげたい。

あなたの現状とは、ある時点での
自分自身についての感じ方なのだ。

強い感情を引き起こさない思考には、
大きな磁力はない。

言い換えれば、
あなたの思考のすべてには
潜在的な創造力というか
可能性を引き寄せる磁力があるが、
強い感情と組み合わさった思考が
いちばん強力だということだ。

すると、あなたの思考の大半は
あまり大きな力を持っていないことになる。

多かれ少なかれ、既に引き寄せたものを
維持しているだけだろう。

そこで自分が望む状況や出来事を
人生経験に引き寄せるために、
毎日10分か15分、
偉大で力強くて情熱的で前向きな感情が
わき起こる力強いことを
意識的に考えるとしたら、
その実践にどんな価値があるかわかるだろうか?
(わたしたちはとても大きな価値があると思う)

ここで、毎日少し時間を割いて、
健康で豊かで前向きな活力ある生き方
─あなたが考える完璧な人生経験のすべて─を、
人生経験のなかに意図的に引き寄せるやり方を
教えてあげよう。

そうすれば、物事も友人たちも
変わるだろう。

あなたが意識的に受け取る気になれば、
自分が創造したものの果実を
受け取るだけでなく、
新たな視点も手に入れることになり、
そこでまたあなたの意図が変わるだろう。

それが進化ということであり、
成長ということなのだ。
 
そのプロセスとはこういうことだ。

あなたは毎日一種の
「創造のワークショップ」に参加するのだ。

長時間ではなく、15分からせいぜい20分でいい。

ワークショップは毎日同じ場所で行う必要はないが、
気が散ったり邪魔が入ったりしない場所がいいだろう。

これは意識を変性させるものでもなければ、
瞑想状態に入るものでもない。

ただあなたの「内なる存在」が
感情によって確認してくれるとおりに、
望む対象に曇りのない思考を向ければいい。

このプロセスを始める前に重要なのは、
「幸せな気持ちでいる」ということ。

不幸な気持ちでいたり、
何の感情も覚えないでいたのでは
引き寄せの力は働かないから、
ワークショップはあまり意味がなくなる。

わたしたちが「幸せな気持ち」というのは、
うれしくて跳んだり跳ねたりするような
状態のことではない。

高揚した軽やかな気持ち、
すべてが順調だという気分のことを指している。

そこで、なんでもいいからそういう幸せな気持ちに
なれることをすればいい。

どうすれば幸せな気持ちになれるかは
人によって違う。

エスターなら、高揚した楽しい気分になるには
音楽を聞くのがいちばんの早道だ。

だが音楽ならなんでもいいわけではないし、
毎回同じ音楽が効果があるというのでもない。

あなたがたのなかには動物と遊んだり、
流れる水のそばにいたりするのがいい、
という人もいるだろう。

とにかく幸せな気持ちなれたら、
静かに腰を下ろしなさい。

これから、いよいよワークショップを始めるのだ。

このワークショップでのあなたの仕事は、
人とのつきあいやさまざまな物理的な環境を通じて、
実生活の経験から集めたデータを吸収し、
同化することだ。

ここであなたは集めたデータを基に、
あなたが満足できる楽しい自画像を作り上げる
作業をする。

ワークショップの外側にある人生経験には、
とても大きな価値がある。

あなたが何をしているにせよ
─仕事に行き、うちで家事やいろいろなことをし、
配偶者や友人や子どもたちや両親とつきあい─
日々動き回っているとき、
自分のワークショップで使うデータや見方を
集めようという意識さえ持っていれば、
毎日がおもしろいと気づくだろう。

あなたはポケットにお金を入れて、
何か買いたいものがないかなと
ショッピングに出かけたことはあるだろうか?

お店には買いたいと思わないものが
たくさんあるだろうが、
あなたはお金を出しても欲しいと思うものを
探すはずだ。

そんなふうに、毎日の人生経験を
見回しなさい。

ポケットには、
収集したいデータと交換するための
何かが入っているという気持ちで。

例えば、
楽しい性格の誰かと出会うかもしれない。

あとでワークショップで使うために
そのデータを収集しよう。

誰かが運転している自動車が
いいなあと思うかもしれない。

そのデータも収集しよう。

楽しそうだと思う職業があるかもしれない。

なんであれ、「いいな、楽しそうだな」と思ったら、
それを覚えておく(書き留めておいてもいい)。

自分の人生経験にもあったらいいなと思うことがあれば、
自分の記憶の貯金箱にそのデータを
集めておく。

そしてワークショップでそのデータを
吸収同化してあなたの自画像を作るのだ。

すると、その自画像を出発点として、
いいなと思ったもののエッセンスが
経験に引き寄せられてくる。

あなたの本当の仕事は
─ほかのどんな活動をしても─
ワークショップで使うことを意識して、
欲しいものをさがすことであり、
そしてそのデータを使って
自分に関するビジョンを創造し、
それを通して欲しいものを引き寄せることだ。

それがしっかり理解できれば、
あなたはなんにでもなれるし、
なんでもできるし、
なんでも手に入れられることがわかるだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
ドーリル先生の著書では自己治療の方法に、
似た様な記述があったと思います。
(どこで読んだか忘れてしまったので見つけたらご紹介します)
完璧な状況を思い浮かべて、法則と働きが完璧にするのだといった内容でした。
 
外側にあるものは自分の内側を映す鏡です。
 
私たちは、自分の内側に何があるのかを、
目で見て確認することは出来ないので、
外側を見た時に感じる気持ちや考えで、
自分の内側を知ることが出来ます。
 
世の中や親からのこうするべき、こうあるべきに従って、
自分を創って来たのだけれども、
もっと表現したい自分らしさというのが、
内側に燻っています。
 
何かを好ましいと感じる時には、
それは内側にあってまだ自分で気付いていないとか、
表出しきれていないものなので、
それを意識すると、引っ張り上げることが出来ますよね。

欲しいものといった表現を見ると、
物質的な何か、あのバッグ、あの車、あの家、
みたいなものしか思い浮かばない人が多く、
それが引き寄せ界隈の中心になっている様に見えるのですが、
自分らしくそれぞれ個性を表出して、
活き活きと生きて行きましょうみたいなことを、
エイブラハムは伝えている様に私は感じます。

ポリアンナによると”「よかった探し」は、
どんなことが起きてもその中からよかったと思えることを探し出して
明るく振る舞うためのゲームである。
加えて見つけるのが難しければ難しいほど面白く、
「よかった」を見つけた時の喜びも大きいとされる。”
とwikiにあります。
生活のなかでいいなと思うものに目を向けて、
これは自分の望みだなという意識を持つと、
積極的にいいなと思える側面を探そうという気持ちに、
なると思います。
 
下記はエイブラハムたちの伝える創造のワークショップの方法です。
 
★創造のワークショップ★
 
さて、あなたは幸せな気分でどこかに腰を下ろし、
ワークショップを始める。

例えば、こんなふうに。

わたしはここにいるのが好きだ。
この時間の価値と力を認識している。
わたしはここにいて、とてもいい気分だ。

わたしは自分を総合的なパッケージのようなもの
だと思う。

わたしが自分で選んで
創り出す自分自身のパッケージだ。

そのわたしはエネルギーに満ちている。

疲れを知らず、なんの障害もなく
軽やかに人生を生きていく。

軽やかに自動車に乗り降りし、
建物や部屋に出入りし、
会話に加わっては離れ、
人生経験の場面を出入りする自分が見える。

なんの苦労もなく、快適で幸せに生きている
自分が見える。

わたしには、
今の自分の意図に調和した人たちだけを
引き寄せる自分が見える。

そして一瞬ごとに、
自分が何を望んでいるかがますます明確になる。

自動車に乗ってどこかに移動するとき、
生き生きと健康で時間どおりに到着する
自分が見えるし、
そこでしようとすることについても
十分に準備を整えている自分が見える。

完璧に自分が選んだとおりの服装をしている
自分が見える。

ほかの人が何を選ぼうと、
またほかの人がわたしの選択をどう考えようと、
そんなことはどうでもいいと知っているのは、
とても快適だ。

重要なのは
自分が自分に満足していることで、
わたしは自分自身を眺めて確かに満足している。

わたしは人生のすべての面で
自分にはなんの制約もないことを認識している。

貯金残高による制約はないし、
人生を生きるうえでの選択にも
経済的な制約はないと知るのは、
実に気分がいい。

重要なのは、「わたしがその経験をしたいかどうか」
ですべてを決断することだ。

「その経験をする余裕があるかどうか」で
決断するのではない。

なぜなら、自分は磁石で、
いつでも自分が選ぶとおりの豊かさ、健康、
人間関係を引き寄せられることを
知っているから。

わたしは絶対的かつ持続的な豊かさを選ぶ。

宇宙の豊かさには限りがないことを
知っているし、
わたしが豊かさを引き寄せたからといって、
ほかの人の豊かさを制約することには
ならないと知っている。

すべての人にとって十分な豊かさがあるのだ。

大事なのはわたしたち一人ひとりがそれを知って、
望むこと。

そうすれば、みんなが豊かさを引き寄せるだろう。

だからわたしは「無限」の豊かさを
選択したが、
だからといって財産を大事にしまっておく
必要はない。

いかなるものを望んでも、
望むものを引き寄せる力が自分にあることを
知っているからだ。

別のものを欲すれば、
またお金は簡単にわたしの元へ流れてくる。

豊かさと繁栄は無限なのだ。

わたしの人生はすべての面において豊かだ。

わたしは自分と同じように
成長を望む人に囲まれている。

その人たちが望むままに、なんになり、
何をし、何を手に入れようとも、
わたしにはそれを受け入れる意志があるから、
その人たちはわたしの元へ引き寄せられる。

もしその人たちの選択が気に入らなければ、
それをわたしの人生経験に
引き寄せる必要はない。

わたしはほかの人たちと交流する。

話し、笑い、その人たちの完璧さを楽しみ、
その人たちはわたしの完璧さを楽しむ。

わたしたちはみなお互いを尊重し、
自分が好まないからといって
批判したり文句を言ったりしない。

わたしは完璧な健康体の自分を見る。

絶対的に繁栄している自分を見る。

活力にあふれ、物質世界の存在になろうと
決めたときに
強く望んだ人生経験を大切に楽しんでいる
自分を見る。

物質世界での存在としてここにいること、
物質的な脳を使い、
「引き寄せの法則」を通して
宇宙の力にアクセスして
決断を下すことは、輝かしい体験だ。

この素晴らしい状態から、
わたしはさらに同じように
素晴らしい多くのことを引き寄せる。

これはとてもいいことだ。
 
これはとても楽しいことだ。
 
わたしはこのプロセスが大好きだ。

では、このワークショップを終えて、
これから
─今日の残った時間に─
もっとたくさん好きなことを探そう。

豊かだけれども病んでいる人を見ても、
うれしいことに
その全体をワークショップに持ち込む必要はなく、
好ましい部分だけを収集すればいい。

だからわたしは豊かさの実例を収集し、
病気のほうは放っておく。

さあ、今日のワークショップの作業は終了だ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
他の人の現実というのは、
他の人が創っているもので、
自分にとっては、内側を確認する鏡になっています。

ネガティブだと感じるものごとを、
別の視点から捉えることが出来るので、
誰かを見てネガティブに感じたことがあるなら、
それは自分が欲していないものだから、
別の見方をしてみます。
 
病気の人を見て、
病気は嫌だなと思えばネガティブな気持ちになるし、
健康になりたいなとか、健康な状態は幸せだなと思えば、
ポジティブな気持ちになります。
 
何かを見たら、自分が欲しているものが分かるのだ、
自分の内側の状態が分かるのだ、
と言う風に理解すると、
他の人の経験と自分の経験に境界線を引いて、
自分が欲しいもの、望むものに関心を向けようと、
切り換えることが出来ると思います。
 
エイブラハムはデータを集めるという表現をしていますけれども、
内側に漠然としてある、欲しいなとかいいなとか望みなんかを、
目のまえの人や出来事を通すことで、
自覚することが出来ますよね。
何かを見た時に、自分がどんな気持ちになるかを、
観察する様にして、データを集めます。

 

ジェリー エイブラハム、
想像(イマジネーション)という言葉を
どう説明なさいますか?
この言葉はあなたがたには、
どういう意味があるのでしょう?

エイブラハム 想像(イマジネーション)とは、
思考を混ぜ合わせたり擦り合わせたりして
いろいろな組み合わせを作ることだ。

ある状況を観察することに似ている。

だが想像のなかでは、
今ある現実を観察するというより、
イメージを作り出すのだ。

ビジュアル化という言葉を使う人もいるが、
わたしたちはこの二つを多少区別したい。

ビジュアル化はかつて実際に観察した
何かの記憶であることが多い。

わたしたちが「想像」という場合、
心のなかで望ましい要素を組み合わせて
望ましいシナリオを作ることを指す。

言い換えると、前向きな明るい感情を
わき立たせることに意図的に焦点を
定めることだ。

わたしたちが想像という言葉を使うときには、
実はあなたがた自身の現実を
「意図的に創造」することを指している。

ジェリー でも、例えば望ましいパートナーや、
生まれてほしい子ども、就いたことがない天職のように、
まだ見たことがないものを
どうやってビジュアル化したり
想像したりできるんでしょうか?

エイブラハム 周りの世界を観察して、
魅力的だと思う人生経験を収集し、
考えてみることだ。

微笑みかけてくれた誰かの美しい微笑や、
誰かが住まう美しい家に目を向けること。

自分の世界で楽しいと思うことを
頭のなかや用紙にメモし、
心のなかでそれらの要素を混ぜ合わせて
自分が望む人生のシナリオ、バ―ションを
創造する。

完璧なモデルを探そうとしてはいけない。

人はそれぞれユニークなのだし、
自分自身のユニークな現実の創造者なのだから。

やがて、この想像という方法を使うと
いろいろ楽しいことが経験できるだけでなく、
想像そのものが楽しくておもしろいことを
発見する、というか、思い出すだろう。

まず「自分が何を欲しているか知りたい」と
宣言すれば、
「法則」によっていろいろな事例が引き寄せられてくる。

引き寄せられたデータを収集しつつ、
さらに欲しい物を探すぞという意識をもって
毎日を過ごす。

周囲を見回せば、パートナーや仕事仲間に
望ましい資質や性格が見つかるだろう。

だが、どんなことであれ、
あなたにとって完璧なモデルは存在しない。

あなたの完璧なモデルの創造者は
あなた自身だから。

ときどき、こんな言葉を聞く。

「わたしは金持ちになりたかった。
でも、わたしが出会った金持ちは病気がちで、
結婚に失敗していた。
だから金持ちというと病気や結婚の失敗と
結び付いてしまうので、
もう金持ちになりたいとは思わない」。

そこで、わたしたちは言う。

「望むなら金持ちというデータを
収集しなさい。
そして病気だとか結婚の失敗という部分は
放っておきなさい」と。

ジェリー すると望ましい性格をいろいろ寄せ集めて、
自分が欲しいと思うパートナーや
子どもや仕事をビジュアル化すればいい、
ということですか?

エイブラハム そうだ。それをするのが
「ワークショップ」だよ。
ワークショップをするときには、
なんにも邪魔されずにただ望ましい姿を
心に描くことができる。

ジェリー それじゃ、既に存在することでなくて
いいわけですね。
自分が経験したいと感じること、
それだけでいいんですね。

エイブラハム 「ワークショップ」を実行すると、
ほとんどの場合、
すぐに望ましい姿が描けるわけではないことが
わかるだろう。

はっきりした姿が描ければ
興奮してワクワクするからわかるよ。

何かのプロジェクトに携わり、
一生懸命それについて考えていて、
ふいに「いいことを思いついたぞ!」と
叫んだ経験はないか?

その「いいことを思いついたぞ!」という気持ち、
それが創造のスタート地点だ。

言い換えれば、
心のなかで考えに考えているうちに
具体的な姿が見えてきて、
思考の完璧な組み合わせにぶつかる。

すると
「内なる存在」が「そうだ、それだ!やったぞ!」
という感情を送ってくれる。

だから「ワークショップ」で大事なのは、
「いいことを思いついた!」と感じられるまで、
ありとあらゆることを考えてみることだ。

ジェリー ビジュアル化した強い思考が
なかなか現実化しないとき、
共通する大きな理由があるとすれば、
どんなことですか?

エイブラハム 純粋に思考をビジュアル化していれば、
必ず、それも迅速に望みはかなう。

「純粋なビジュアル化」というところが鍵で、
「純粋な」というのは
望む方向にだけ思考を向けるという意味だ。

「これが欲しい、でも……」と「でも」を
付け加えたら、
せっかく生まれかけてきたものが
押しつぶされて、台無しになる。

あなたがたはたいてい、これが欲しいという
欲求にについて考えると同じくらい、
いやそれ以上に、
まだ欲求が実現していないということも
考えてしまう。

もし望むことがなかなか実現しないとしたら、
理由は一つしかない。

欲しい物を考える以上に、
それが実現していないということを
考えているからだ。

何が欲しいかがはっきりとわかり、
次にそれが実現するまで、
意図的にそのことだけを考えていれば、
欲しいと思うことすべてのエッセンスは
たちまちあなたのものになるろう。

目の前の現実に関心を向けるのではなく、
欲しいものだけを
純粋にビジュアル化していれば、
現実ではなくて欲しいものが
どんどん引き寄せられてく。

大切なのはあなたの磁力の作用点を
変更することだ。

目も言葉も思考も、
目の前の現実に向けるのではなく、
ひたすら欲しいもののほうへ向けなさい。

欲しいもののことを考えて
口にすればするほど、
望みが迅速に実現するだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

 

誰かを見て、
嫉妬したり、揚げ足を取ったり、馬鹿にしたりする方に、
意識が向いてしまうことがありますが、
そこに関心を向ければ、
自分に引き寄せられるのが法則だなと思い出せば、
こっちは欲しくないなと感じると思います。
それよりも、
好ましいなと感じられるものを日常生活の中から探してみるようにする。
そうすると、それがまた次の好ましいものを引き寄せてくるので、
善い循環が始まります。
 
goo辞書妄想とは、
”根拠もなくあれこれと想像すること。また、その想像。”
” 仏語。とらわれの心によって、真実でないものを真実であると誤って考えること。
また、その誤った考え。妄念。邪念。”
”根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、
事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。
現実検討能力の障害による精神病の症状として生じるが、
気分障害や薬物中毒等でもみられる。
内容により誇大妄想・被害妄想などがある。”
とあります。
 
想像とは、"実際には経験していない事柄などを推し量ること。
また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。”
とあります。
 
私は妄想族なのですが…。
”想像”という方を意識しようと思いました。

 

エイブラハムたちは、

 

”想像(イマジネーション)とは、
思考を混ぜ合わせたり擦り合わせたりして
いろいろな組み合わせを作ること”
”今ある現実を観察するというより、
イメージを作り出す”
”心のなかで望ましい要素を組み合わせて
望ましいシナリオを作ることを指す。
言い換えると、前向きな明るい感情を
わき立たせることに意図的に焦点を
定めることだ。”
といった説明がありました。
ポイントは自分の感情に注目することですよね。
 
私が自分の日常を思い返して、
想像する時は、現実的なことがベースになっていて、
妄想に耽っている時は、
感情の動きも観察出来ず、
心ここにあらずみたいな状態かなと思います。
感情が動かないと現実化しないので、
妄想がほとんど現実に反映されないのは、
これが原因だと思います。
(反映されているものもあるんだけど)
 
現実化で惜しい!みたいな事って、
ぼんやり妄想に耽っている場合と、
情報過多で余計なところにまで意識が、
持っていかれた場合があるかなと、
思いました。
 
多くの人々は、
瞑想のことを集中だと誤解しているが、
実際には、
瞑想と集中とは
裏と表ほどの極端な違いがあるのである。

瞑想とは自分の肉体をリラックスし、
瞑想する何か特定のもの(または考え)を選ぶ。

そのもの(考え)を心に画いて
何回も何十回もくり返しくり返し、
そのものをあらゆる角度から眺め考え、
そのもののあらゆる結びつきを考える。

これが瞑想であるが、
精神集中とは大違いなのである。
 
「秘教真義」(M・ドーリル博士著)より
 
という瞑想についての説明があるのですが、
あらゆる角度から眺め考えの時に、
いい気分になる様な考えを選択してみる、
というのを意識しようと思いました。
 
 
それであなたがたが
「エイブラハムどうしたらいいのですか?」
と言う。

「そうだな、困ったね」
とわたしたちは言う。

この例では、完璧な選択肢はなさそうだ。

過去に道をきちんと敷いてこなかったために、
この瞬間、
あなたはいろいろなことをしなければならないのだ。

以前から、安全や調和を、
そして安全に仲良く暮らしたいと思い合った人との
交流を意図して暮らしてきたとすれば、
今のようなどうしようもない位置に
立たされることは決してなかった、
と、わたしたちは断言する。

だからいまは、
とにかく自分が選んだ方法で
対処するしかないが、
将来に望むことに思考を向けようと
今日から決意すれば、
将来はどっちに転んでも
まずいという不快な状況に
遭遇することはなくなるだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
という箇所をご紹介しましたが、
問題が起きた時も、
ワクワクすればいいよ!とは言わないですよね。
「そうだな、困ったね」と言う訳です。
ちょっとずつ、善いと感じる方へ、
移動させていかないといけないんですね。
こういう場合、ここからスタートすれば、
これ以上は堕ちない!と信じて、
コツコツやっていこうと思えるか、
それは嫌だと現実逃避するかで、
また結果が分かれる訳でですが…。
引き寄せ界隈の人は後者が多そうですよね。
逃げるのではなくて、
”あなたはいろいろなことをしなければならないのだ”そうです。
ワクワクしながら妄想に耽ることが、
引き寄せということではないと思います。
 
ジェリー エイブラハム、
わたしの周りには、たぶん当人の目から見ても
苦痛を体験している人や、
わたしから見たらネガティブだと思う
体験をしている人がたくさんいます。

それがわかっていても、
自分はその「許容し可能にする」状態になりたい、
その状態に到達して
そのままでいたいと思たら、
どうすればいいのか、教えてください。

エイブラハム わたしたちが勧めるのは、
ある決断をすることだ。

「今日自分が何をしようとも、
誰とつきあおうとも、
どこに行こうとも、
自分は自分が見たいと思うことを探して見るぞ」という
何もにも負けない意志を持つ、と言う決断だ。

そのような強い意志を持てば、
「引き寄せの法則」によって
あなたがたが引き寄せたいと思うものだけが
引き寄せられてくるし、
見たいと思うものだけを見ることになるだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
という箇所をご紹介しましたが、
自分の望みや欲するものに焦点を定めるようにする、
いい気分がする考え方をし続けるというのが、
引き寄せの法則を上手に働かせる方法です。
 
よく知られるポジティブ思考には、
現実逃避の方と、
肯定的に捉えるという方、両方あるので、
自分の感情を観察しながら、
現実逃避の方を選択しない様に、
気を付けながら、身に付けていきましょう。
 
私の野望なんだけど、
沢山の人がこのテクニックを身に付けて、
当たり前の知識にしてしまえば、
引き寄せで商売することが出来なくなると思うのです。
助けが必要な人、困っている人、苦しんでいる人、弱い立場の人、
こういう人を食い物にする界隈はちょっと見逃せませんので…。
ぜひ、楽しんで実践してみて欲しいなと思います。
 
引き寄せの面白いところは、
引き寄せの法則ってあるんじゃないの?と、
思考が向くと、
あるかも!と感じられる様な事が、
どんどん引き寄せられることです。
上手に利用しましょう。