一昨日(6/19)、近くの医院で2回目の新型コロナワクチン接種を受けた。1回目は5/29に地元の保健相談所で接種したので、(ファイザー社製ワクチンだから)丁度3週間のインターバルを空けたことになる。2回目は1回目よりも頭痛や発熱等の副反応が起きる事が多いとの事で気をつけていたが、幸い現時点では何も無い。
【予防接種済証】
最新時点(6/19)でワクチン接種を2回受けた人は国内人口(1.27億人)の7%にあたる886万人、私が属する65歳以上に限っても12%だ。以前の記事でざっくり試算したが、全国民に2回のワクチン接種が完了するのはいつか?現在のペースで9ヶ月、政府目標ペース(100万人/日)でも7ヵ月半だから年内完了は難しそうだ。
「ほう。じゃ貴方はもう無敵でマスク無しでどこでも行けますね」と言う人もいるが、それは違う。結論から言えば「ワクチンを2回接種しても外出時にマスクは外せないし常にソーシャル・ディスタンスも取る必要がある」。何故ならワクチンが効果を発揮しても「他人に感染させるリスク」は変わらないからである。
変異株対応も含めて、ワクチンに95%の効果が認められているのは2回目の接種から一定期間経過後のこと。しかもその効果とは「発症抑止効果」であって「感染抑止効果」ではない。それに(95%ではあっても)100%ではないから数%程度は「発症」する可能性もあるので、やはり「感染」のリスクは避けねばならない。
ウィルスには、①「感染(ウィルスが体内の細胞に入ること)」、②「発症(咳等の症状が出ること)」、③「重症化(入院し人工呼吸器等が必要になるなど)」という段階があり、今回のワクチンの期待効果は②③の抑止による医療崩壊の回避であって、①の抑止効果は(実際あるかも知れないが)明らかではない。
「ワクチンを2回接種したのに、随分と慎重(要するに臆病)ですね」と思うかも知れないが、そうではない。私自身はワクチン効果によって「感染」しても「発症」や「重症化」はしないとして「感染」することで他人に「感染」させるリスクは残るから、他人を「感染」させないために、マスクもソーシャル・ディスタンスも必須なのである。
欧米の一部の大都市などでは「住民の7割以上がワクチン接種をしたのでマスク無しで外出OK、飲食店も酒類含めて夜間営業解禁」にしていると聞くが、これはあくまでも欧米人がマスクへの忌避感が強いために仕方なく取っている政治的な措置であろうから、感染症対策の見地からは大いに問題があるはずだ。
そもそも今回のウィルスに百年前のスペイン風邪のような「集団免疫」が機能するかどうかも分かってないし、ワクチンで「発症」が抑止できたとしても、その効果がどのくらい続くかも分かっていない。もし集団免疫が機能せず、ワクチンの持続効果が1年程度なら今後もマスクと対人距離は必須で毎年接種が必要だ。
つまり、最悪のシナリオでは「もう、コロナ禍以前の生活には戻れない」という事である。これはあくまで最悪のシナリオだから、実際には「いつか必ずマスク無しの元の生活に戻れる」という可能性もあるし、そう願っている。でもそう「願う」と同時に「元に戻らなくても致し方ない」という「覚悟」もしなければならないと思う。
鉄道や航空などの旅客運送業、観光業や飲食業、オフィス賃貸業、イベントや興行関連の事業者・従事者は、生業に関わる重大なリスクヘッジとして業態変更や多角化、職種転換等の準備を粛々と進めるべきだろうし、私の様な趣味のステージパフォーマーでもリモート化や他分野へ転換する等の「覚悟」は必要だ。
私はワクチンを2回接種した事で、ライブステージにオーディエンス(聴衆)として参加する道は開けた。でもヴォーカリストとしてマスク無しでステージに立つことは依然として他人を感染させるリスクが高いからまだ控えたい。いつか復帰出来る事は「願い」ながらも、それが叶わなくなるという「覚悟」もしておくつもりだ。
Saigottimo





































