2023年4月7日(金)、渋谷SEABIRD第一金曜(1金)ライブ。インスト(器楽)曲のテーマは黒人トランぺッター、“クラーク・テリーの曲”特集で明るく賑やかな曲が続く。そして今日は“ダジャレのオジサン”こと御子柴さんが欠場でホッとしてたら“回文(*1)オジサン”竹笛太郎こと横地さん登場!


【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、横地さん(ts)】


以前、益田さんは「伸子は悔やまず麻薬運ぶの」、Rumikoさんも「ルミしみじみ沁みる」と名前入り回文を作ってもらっているのでマッキー(牧かおるさん)もリクエストをしたところ、ハイ整いました「夜おかき待つ牧かおるよ」「夜おかき撒く牧かおるよ」「夜おかきマシマシ牧かおるよ」凄っ!

休憩時間に本多バンマスから「昨年の新潟ジャズストリートはYukoさんとマッキーが同行しましたが、今年は一緒に行きたい人居ませんか?」と呼びかけがあった。新潟は米処だけに駅のそばには利き酒ができるコーナーもあるとのこと。すぐに回文王が反応し「互いに呑んでんの新潟」うわぉ。

2nd.setのヴォーカルタイムは、マッキーがソロ「Just Friends」そして私とのDuetで「The End Of The World(この世の果てまで)」(*2)。すると回文王はなんと、テナーサックスを自作のパンフルートに持ち換えての伴奏だが、これが曲想にもバッチリ合っているから流石である。

♪The End Of The World(この世の果てまで)・・・2023年4月7日、渋谷・SEABIRD一金ライブ♪

   【楽器をパンフルートに持ち換えた回文王】

三番手Rumikoさんはジュリー・ロンドンの出世作となった恨み節「Cry Me A River」を、そして柳田さんはトニー・ベネットやスティービー・ワンダーのヒット曲「For Once In My Life」を本多バンマス・アレンジのブラス・アンサンブル付きで豪華にマイケル・ブーブレのイメージで歌い上げる。

     【左:マッキー、右:Rumikoさん】

      【左:柳田さん、右:益田さん】

ヴォーカルのトリ“一金の美空ひばり”こと益田さんが「Left Alone」のMCで「これは寂しい曲なんです」と喋ると、すかさず「夜暗い道ミイラ来るよ」「夜は泣く何処で孤独な春よ」!さらに終演後、最近復活したサルサダンス教室が始まると「三回転なんてイカンさ」「四回転なんてイカンよ

もう竹笛太郎氏の回文創作意欲は一向に止まる気配がない。お、恐ろしい限りだ。一金ライブはこの様にちょっと気を抜くとダジャレか回文が飛んできて脳を射抜かれるという、一瞬の油断も許されないスリリングなライブなのだ。さぁて、来月はどっちが来るのか?それとも両方か?くわぁ~
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*1:前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉になる文。
横地 竹笛太郎 回文 作品集
*2:この楽曲については下記をご参照下さい。
失恋歌ではないこの世の終わり | Saigottimoのブログ

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2023年4月1日(土)、松戸・コルコバードにベテラン女声vo.のKEIKOさんとマッキーこと牧かおるさんのジョイントライブを聴きに行った。ここでのお二人のライブは年に数回のペースで開催され今回が4回目くらいだろうか。バックは前回と同じく岩崎千春(pf)&山崎伸之(b)の磐石ペアである。


いつもながらKEIKOさんの選曲は「Summertime」「Tennessee Walts」等、オールドファンの私にはドストライクだし、彼女の気負いのない素直なヴォーカルは歌心がスッと染み入る。マッキーも「Dindi」「Just Friend」から「Danca de Solidao (孤独のダンス)」まで伸び伸び歌う。

【岩崎さん(pf)、KEIKO&KAORU(vo)、山崎さん(b)】

いつもは常連のtpのオジサマと私がシットイン(*1)で1曲ずつ紛れ込む感じなのだが、今日は私以外にも女声Vo.やピアニスト、さらにマッキーの音楽仲間の藤井知義さんに森川さちこさんとドラマーも名手が2人も揃った。そこで2人で7曲ずつ歌った後に急遽3set目を設けセッション(*1)に突入!

私はKEIKOさんから「今日は何を持って来たのー?」と聞かれたので「今日は4/1なのでエイプリル・フールに因んだ曲を持って決ました」と言ったら「あらAprilが付く曲ね?」「いえFoolが付く曲です」「なんだ、そっちかよ!(ガクッ)」と(歌った後ではなく)歌う前からガッカリされてしまったよ。

ジャズならFoolが付く曲は「My Foolish Heart」「These Foolish Things Remind Me of You (思い出の種)」だろうか。でも私は少しヒネってカントリーの「A Fool Such As I」(*2)を持って来たので、恐らく森川さん含めてバンドメンバーは誰も知らなかったろうと思う。

♪A Fool Such As I ・・・2023年4月1日、松戸・コルコバードにて♪

1コーラス目前半はバース(前歌)のようにルバート(自由なテンポ)でピアノとDuo。途中でテンポを出して後半からベースやドラムにも加わってもらい、2コーラス目はインスト(楽器演奏)にお任せした。管楽器などフロントプレイヤーが居ないなかで岩崎さん(pf)が上手に盛り上げてくれた。さすがだ!

   【ドラムは左:森川さん、右:藤井さん】

最後はKEIKOさんの十八番「Do You Know What It Means to Miss New Orleans?」で大団円と相成った。
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*1:ライブとの違いについては下記の記事をご参照。
ライブ/セッション/シットイン | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲については下記の記事をご参照下さい。
ゴメンね、こんなバカなオレで | Saigottimoのブログ

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先月25日、北海道のラジオ局、STVラジオが主催した「ラジオドラマGP」で石貫慎太郎さんのオーディオドラマ「カンナの旅日記」が“最優秀作品賞 グランプリ”を受賞した(*1)。3/26(日)20時から同局で他の受賞4作品と共に放送された本作だがこのたびYoutubeでも公開された。


●「カンナの旅日記」【10分間】クリック!
■スタッフ
・原作/脚本/音楽/編集 : 石貫 慎太郎
■キャスト
・ナレーション : 中田 真由美
・カンナ : 南 春奈
・ワタル : 能登 洋宇
・徳さん : Saigottimo
・アカリ : 山木 梨花

「ラジオドラマGP」は昨年9月末が応募期限だったため同作品は昨夏には制作されていたが「未発表作品」という応募条件もあり、これまで公開されてこなかった。2/25にグランプリに決定し、放送権を持つSTVラジオの3/26の放送を経て、晴れてKoto☆Hanaサイトでの公開が実現したもの。

物語は北海道に伝わるきつねの伝説をモチーフとしながらもキャンプというイマドキの設えになっている。主人公のカンナをはじめ登場人物はみな異なる手段で旅をしており、たまたま皆が同じキャンプ場に集まった一夜に起きた小さな物語。私は徳さんという初老のオート・キャンパー役で出演
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*1:受賞の様子は下記ブログ記事ご参照。
速報!ラジオドラマ最優秀賞受賞 | Saigottimoのブログ

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2023年3月31日(金)、今日で3月も終わり。学校なら明日から新学期、サラリーマンなら新年度である。といっても退職して“サンデー毎日の日々”を送っている私にとっては曜日も年度も関係ないので毎月末のルーティーンとして明治神宮へのお礼参拝に出掛け、大谷の開幕戦を観戦することにした。


    【今朝の明治神宮(宝物殿前広場)】

早いもので43年間に亘るサラリーマン生活を卒業してから今日で丁度2年間が経ったことになる。在職中は退職後の出勤しない生活がどうなるか不安だったし、どこの組織にも所属しなくなるメンタル面も心配だった。また勤務日あっての休日なので休みの有難みが失せるのでは?とも考えていた。

しかし結論から言うと「全ては杞憂だった」。出勤しない生活は極めて快適だし、組織に所属していないのは気楽だ。また出勤日などなくても休日の有難さはまったく色褪せない。むしろ「これまでよくもまあ40年以上毎日勤務していたなぁ」と自分に感心しているくらいである。

これも事前準備とルーティーンのお蔭だと思う。事前準備というのは在職中に先達から情報収集していた事、そしてルーティーンとは自分で決めて履行している末記の様な事柄で、全て心身に良くて好きな事ばかり。但しこれらは「キツいときは無理にやらない」のが続けるためのコツだ

そして最近改めて実感しているのは「今出来る事に着目し感謝して行うこと」である。トシを取ると肉体の回復には時間がかかるので3月初頭に左脹脛を痛めただけで一か月間もウォーキングどころか普通に歩けない。こうなると「普通に歩ける事がどれほど素晴らしいことか」実感させられるのだ。

《私のルーティーン》
日課:ウォーキング(8千歩)、筋トレ(腕立100回他)、口笛練習(5分)、英会話番組視聴(10分)、身体測定(体温、体重、血圧、体脂肪)、蜂蜜バナナヨーグルト朝食&ランチ料理
週課(*1):サウナ2H(火曜)、プール1H(水曜)、テニス1.5H(土曜)、絵本読み聞かせ1.5H(土曜)
月課:jazzヴォーカル(第1,2金曜夜他)、明治神宮参拝(月末)
年課:寄席定席(4半期毎に末廣亭)、座・高円寺寄席(2月)
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*1:先日、区報に掲載の講座に応募し当選したので4月からは「ヨガ1.5H(金曜朝)」が加わる。

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2023年3月22日(水)、第5回WBC(*1)決勝で日本(侍ジャパン)が米国を3対2で破り世界一になったので野球好きの私(*2)はこの事に触れない訳にはいかない。WBCでは第1回、第2回に続く14年ぶり3回目の優勝なので正確には「王座奪還」なのだが、今回は五輪を含めた従来の国際大会とは違う。


何が従来と違うかというと今回は日本も米国もトッププロが揃ったベストチーム同士の真剣勝負だったという点だ。野球の国際大会の場合プロ選手はレギュラーシーズンとの兼ね合いや所属チームとの契約の問題もあって参加が難しいため国を代表するベストメンバーがなかなか揃わなかったのだ。


しかし今回のWBCは大谷やダルビッシュ等メジャー組が早くから参加表明し、米国でもトラウトがキャプテンとなって米国内のトップ選手が集まった。野球は投手の出来が非常に大きいのでサッカー等と違って1試合で勝敗を決する方式に無理があるとは言え“真の野球世界一決定戦”だったと思う。

その中で①日米が決勝戦で当たったこと、②僅差のクロスゲームとなったこと、③主役の大谷とトラウトが最後に直接対決したこと、この3点はシンクロニシティ(*3)としか言いようがない。そして大谷がフルカウントからトラウトを空振り三振にして試合終了となったのは、まるで虚構の世界だ。

MVPの大谷はじめ選手達の活躍は勿論だが、60年来のプロ野球ファンである私が敢えて申し上げたいのは「栗山監督の素晴らしさ」だ。個々の選手が凄いほど彼等をマネージする監督の力量が問われる。私は日本ハム時代から「育てながら勝つ栗山監督の国内での評価は低過ぎる」と思っていた。


V9川上、魔術師三原、仰木、野村、落合ら名監督数あれど、栗山監督はTM(*4) 的なイマドキの人事管理ができる最高の監督だと思う。そして故・正力松太郎らがかつて夢見た“真のワールドシリーズ”(*5)の実現と日本チームの優勝をリアルタイムで見られた事は私にとって実に感慨深かった。

“サンデー毎日”の私は朝から堂々とTV中継を楽しんだが、この日は急な体調不良で会社を休んだサラリーマンが日本全国で続出しただろう。気の毒なのは本当に体調を崩した人だ。いくら懸命に訴えても会社や上司は「ほお、そうか、お前も野球を観たいんだな・・・」としか思ってくれないからねー
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*1:ワールド・ベースボール・クラシックは野球における国別対抗世界一決定戦。2006年から開催されている。
*2:野球をテーマまたは比喩にした記事は下記ご参照。
佐々木朗希も大谷翔平も岩手県 | Saigottimoのブログ
英語とジャズと野球の共通点は | Saigottimoのブログ
大谷翔平的「働き方」に学ぶ点 | Saigottimoのブログ
ピンチとチャンスは同時に存在 | Saigottimoのブログ
長所と短所は同じ要素の表と裏 | Saigottimoのブログ
*3:synchronicityは「意味のある偶然の一致」「共時性」などと訳される心理学用語でユングが提唱したとされている。古来日本で言われる「虫の知らせ」等も含む概念。
*4:TM(タレント・マネジメント)とは、構成員の才能(タレント)を生かす“ヒト中心”の人材開発や組織開発。従来の組織や“仕事中心”の人員配置であるHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)とは対極を成す。
*5:現在の「ワールドシリーズ」は米国内のNo.1決定戦であり、日本を含めた世界No.1を決める戦い(真のワールドシリーズ)ではないという考えが以前からあった。

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以前にこのブログでもご紹介した(*1)が、2023年3月12日(日)、渋谷PARCO向かいのホテルウィングインターナショナルプレミアム渋谷にて「『きつねのでんわボックス』朗読会&トーク~戸田和代先生を囲んで~」を開催した。企画は私も所属する朗読グループ“5Thanks(サンクサンクス)”。

場所は渋谷のド真ん中とはいえ行楽日和の日曜の昼であり、客足が心配だったのだが、事前予約で1週間前から満席となり、午前の部/午後の部、合わせて70名超の満員御礼となった。絵本というと子供を連想するが今回は全員オトナ、それも昔から戸田作品に親しんできた世代が多いようだ。

最初に、第8回ひろすけ童話賞(1997年)受賞作である「きつねのでんわボックス」ほか3作品の朗読で1時間弱。プロジェクターで絵を見て戴きながら、ななえさんのオリジナル音楽や効果音を聴いてもらい、ナレーターや役柄を決めての5人の“分け読み”朗読で絵本を楽しんでもらう趣向だ。

●「きつねのでんわボックス
戸田和代・作、たかすかずみ・絵、金の星社
 ナレーター:前尾津也子
 母さんぎつね:中田真由美
 子ぎつね:雪乃
 人間の坊や:久木崎なお江
 おじいちゃん:Saigottimo
 作曲、演奏:ななえ
●「つきよのくじら
 (戸田和代・作、沢田としき・絵、すずき出版
 ナレーター:雪乃
 母さんくじら:前尾津也子
 くじらの子:久木崎なお江
 ウミガメ、オットセイ:中田真由美
 父さんくじら:Saigottimo
 作曲、演奏:ななえ

●「ゴロジ」

 (戸田和代・作、石倉欣二・絵、学習研究社)
 ナレーター:中田真由美
 ぼく:雪乃
 母さん:久木崎なお江
 父さん:Saigottimo
 手紙の人:前尾津也子
 作曲、演奏:ななえ

換気休憩を挟んで戸田先生のトークでは、各作品がどんな背景で生まれたのか等を伺った。お人柄を彷彿とさせる控えめな口調で語られる内容はとても面白かった。曰く「幼い頃から周りに動物がたくさんいた」「毎日楽しくて寝たがらない少女だった」「人間は誰もが孤独を抱えている」等々。

会場では自分で絵本を作っている人からの質疑への応答や、戸田先生の作家ならではの視座やエピソードも沢山お話戴いて、とてもご紹介し切れない。やはり作家ご本人が登場して直接語って戴けるなんて、なかなか無い貴重な機会だろう。「朗読会&トーク」という企画が良かったのだと思う。

お客様からは「朗読をライブで聴く機会はなかなかなく、新鮮」「声の力って凄い」「音楽がお話を引き立ててましたね」等の感想を戴き、先生のトークも「改めて凄く興味が湧きました」など反響大、戸田先生からも「私にとって最高の1日になりました」と、この上ないお言葉を頂戴した

この日は当該出版社の担当者や編集長も参加された。今回、企画から運営まで取り仕切った前尾さんは「出版社の編集長も来られるなんて緊張しちゃうわー」なんて言ってたけど、そもそもさぁ、作者の前で朗読する(*2)こと自体、我々は相当いい度胸していると思うけどね。

【後列:中田真由美、久木崎なお江、ななえ、私、
 前列:前尾津也子、戸田和代先生、雪乃】

※今回、日本朗読文化協会のメンバーと一緒に朗読した。5Thanksメンバーの大幡かおりは参加できなかったがネット練習に毎回参加し皆に貴重かつ心強いアドバイスをくれた。
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*1:1月に下記ブログ記事にて事前にご紹介した。
春の渋谷で狐と鯨と猫の朗読会 | Saigottimoのブログ
*2:以前にも下記のようなことがあったけどねー
作者の前で朗読、ですか | Saigottimoのブログ

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「シャルルの贈り物」に出演、今作も不思議な世界観の“石貫ワールド”が展開される。今回の私は完成版を聴いて自分自身で珍しく「お、な~んかイイカンジに出来たぞぉ」と思った。でも考えてみれば元々高齢者なのだからマンマ老人だっただけじゃん。

中田さんの語りは心地よく聴き手を物語に誘い、こんざぶろうさんの声は超イケメンで聴き惚れる。南さんの少年と少女はカワイイし演じ分けも見事。山木さんと能登さんは本物の夫婦の様に息が合っている。これらが別録りで編集されているとはとても思えないのは、石貫さんの凄技なのだ。


「シャルルの贈り物」【38分間】クリック!
■スタッフ
原作/脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディングテーマ:「farewell autumn」
 演奏:au bonheur (オーボヌール)
 作曲:石貫慎太郎
■キャスト
ナレーション:​中田真由美
シャルル:図書委員こんざぶろう
ククル、少女:南春奈
母親:山木梨花
父親:能登洋宇
老人:Saigottimo (開始から21分過ぎに登場)

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2023年3月10日(金)、渋谷SEABIRD第二金曜(二金)ライブ。岩井バンマスが提示した今月のテーマは“Up Jumped Spring バネて出た春”である。前半の英題はジャズスタンダードの曲名だがspringは“春”やバネ”や“泉”や“水源”等を意味する。語源は“(雪解けで水が)飛びだす”からなのだとか。

この日、小島さんは腰の手術後3ヵ月のドクターストップ期間中なので客席から奥様と観戦し、藤井さん(ds)が前週のリハからトラ(代役)で参加してくれている。また、なおちゃん(ts)が仕事の都合で遅れて参加するため、今回初めてけいちゃん(tp)カメラによる限定公開動画となっている。

PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 It Could Happen to You (千尋&求実)

【中川さとし(pf)、藤井知義(ds)、岩井千尋バンマス(tp)、榎本任弘(b)、加藤求実(ts)】
2 Fee-Fi-Fo-Fum (けい&求実)

     【山内恵英 (tp)、加藤求実(ts)】
3 I Love You (裕美)
4 Once I Loved (裕美)
5 Social Call (裕美)
出雲井さんはまず1st.setで貫禄の3曲。「Social Call」の「Social」とは社交的な~という意味らしい。

 【出雲井裕美 (vo)&加藤求実(ts)、岩井千尋(tp)】
6 Valse Hot (千尋&求実)
7 This Here (千尋&求実)
 Beautiful Love (guests)
今日も多彩なお客様が遊びに来てくれた。イタリア人のジャコモさん(ts)は「Valse Hot」にも参加してくれたし、1st.と2nd.の合間には横須賀から参加のノブ高橋さん(as)が「Beautiful Love」を選曲し、ジャコモさんや店のご近所に住む滝沢さん(b)と一緒にシットイン演奏をしてくれた。

 【ジャコモさん(ts)、高橋さん(as)、滝沢さん(B)】
2nd.set
1 Cute (なお&けい)

なお&けい曲はドラムが映える曲として有名な「Cute」。お約束のドラムソロでは藤井知義の洒脱にして華麗なブラシ・テクニックを存分に聴かせる。この曲は小島さん復帰の快気祝いライブでも演って欲しいと岩井バンマスからオーダーあり。ゾロ目となる通算第333回(今年6月)には聴けるかも?

2 Black Orfeus “黒いオルフェ” (千尋&なお)

 【岩井千尋(tp)、杉山尚子(ts)、ジャコモさん(ts)】
3 (I Love You) For Sentimental Reasons (Saigottimo)
4 I Should Care (Mackey)
私は8年ぶりの「センチメンタル・リーズンズ」(*1)だが、今回はナンチャッテ和訳詞の朗読に初挑戦。マッキーこと牧かおるさんはスロウバラッドの持ち歌「I Should Care」をアップテンポで初挑戦。2人とも出雲井さんのように毎回の様に新曲とはいかないがチャレンジ精神は見習いたいので…。

5 You'll Always Be the One I Love (裕美)
6 Strollin (千尋&求実)
7 Up Jumped Spring (全ブラス陣)

そして最後はいつものようにブラス陣総出で今月のテーマを奏でる。跳ね出るバネのような春の心境を軽快なワルツのリズムに乗せて今月の二金も目出度く御被楽喜に。今回、初めて最後まで客席で二金に参加した小島さん曰く「いやぁ、演奏するのはシンドいけど、聴くのはラクだし楽しいねぇ!
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*1:この楽曲については下記ブログ記事をご参照。
極めて感傷的な理由のために… | Saigottimoのブログ

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2023年3月3日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(一金)ライブ。本多バンマスによると今月のインスト曲(器楽曲)のテーマはロン・カーターとのこと。マイルスバンドにも参加した高名な黒人ジャズ・ベーシストは作曲も手掛けていて、なかな演奏が難しい曲も多いようで聴いていても不思議な感じだ。


【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)】

       【萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

私は歌い始めた頃によく先輩諸氏から「ベースの音を聴きなさい」と言われたが、どうしてもピアノの旋律やドラムのリズムに気を取られ、20年以上経った今もベースの音をちゃんと聴けないトウシロのままだから、クラシックへの造詣も深いロン・カーターの曲が難解なのは当然だろう。

いつもの様に2nd.set.に登場するこの日のヴォーカリストは4人。マッキーこと牧かおるさんは先月に続き遥々横須賀から来られた高橋さん(as)の伴奏で「Sunny」、軽快な8ビートが心地良い。そして柳田さんは去る2/13に亡くなった漫画家の松本零士氏を偲んで「銀河鉄道999」の再演!

外国人が日本のアニソンをジャズにしてyoutubeで演奏している(*1)が、柳田さんのこの曲は以前も今回も一金で大ウケだった。3番手は私で大トリは勿論“一金の美空ひばり”こと益田伸子さんで「Night and Day」、いつもキッチリとバース(前歌)から歌うのが正統派らしくて凄いと思う。

3番手の私は春まだ浅きこの時期に歌いたくなる「If Love Is Good To Me」(*2)をナンチャッテ訳詞の朗読から歌わせてもらった。ピアニストの十河(そごう)さんに譜面と一緒に朗読する和訳詞の紙をお渡しして「なんかポロポロと弾いてて下さい」といい加減な注文をしたら・・・。

♪If Love Is Good To Me…2023年3月3日SEABIRD♪

上記のリンクから聴いて戴ければお分かりいただけると思うが、私のナンチャッテ和訳詞や朗読よりもバックの十河さんのピアノが詩を奏でてくれている。その場でお渡しした訳詞を初見で見ながらアバンギャルドなフレーズまで入れてくれていて、読んでいる私ものけ反るくらい素敵だった。

私もマッキーも一金ライブの開演前の時間に、十河さんが何気なくポロポロと弾いてくれているサロンピアノが大好きで、いつもじっと聴き入っている。この日の朗読の伴奏からのイントロも、楽譜に「ベリースロウ」と書いておいた通りゆったりとした歌い易いイントロで有難かった。

二金の中川さんもそうだが、ジャズピアニストの方って本当に凄いと思う。楽譜に書いてなくても「イントロ4つ(前奏を4小節)何かお願いしま~す」なんてテキトーな注文をすると、ちゃんとコードに合わせて4小節でも8小節でもイントロをその場で創って弾いてくれるのだ。

これって譜面にないメロディを弾くのだから、言わば“作曲しながら演奏している“ということである。ピアノに限らずジャズの楽器奏者はコード記号を見てその中の音を操って自分の引き出しから即興(インプロヴィゼーション)でメロディを繰り出すのだから驚きである。

私自身は大学時代に半年だけヤマハのピアノ教室に通ってバイエルやツェルニー、ブルグミューラーといった練習曲を習ったが、殆ど楽譜も読めないままだったし楽譜を見てもその通りに弾く事が出来なかった。それだけにピアニストに対するリスペクトが強いのかも知れないが・・・。
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*1:日本のアニソンをジャズアレンジした「プラチナ・ジャズ」シリーズとしてスウェーデン人のラスマス・フェイバーが発表。「はじめてのチュウ」なども好評。
*2:この楽曲については下記ブログ記事ご参照。
もしこの愛が私に相応しいなら | Saigottimoのブログ

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2023年3月2日(木)、川崎市岡本太郎美術館に初めて行ってきた。昨年の誕生プレゼントで次男に貰った年間パスポートの期限がそろそろかなと思い、10年間小田急線通学して一度も降りた事が無かった向ヶ丘遊園駅で下車しGoogleマップの指示に従って“生田緑地”を通ることにしたのだが・・・。


駅から徒歩17分とあるが駅前の表示に1.4kmとあったので侮ったのが大間違い。いきなり急な石と木の階段が続き、枡形山展望台まで登って息切れ。幸い天気も良くて見晴らしは良かったが、そこから今度は下って日本民家園脇のSLが設置してある広場の先の木立越しにようやく建物が見えた。

自宅を9時過ぎに出て美術館到着は2時間後の11時!いやぁ歩いた歩いた。距離は大したこと無いが山ひとつ越えたので脚はガタガタ。岡本太郎との邂逅がこんなに大変だとは思わなかった。正面右側のテラスで食事できるカフェがあり傍の池から階段脇に沿って水が流れている素晴らしい造りだ。

もうここまででも充分なくらいだったが、さらに驚いたのは館内の広さと展示内容の多彩さと充実度である。絵画、オブジェに加え書籍や映像展示物も多く、大阪万博(1970年)の太陽の塔の内外がCG化されバーチャル観覧する映像コンテンツが大画面で流れていたので面白くて最後まで見てしまった。

その他にも彼が生前に残したインタビュー映像もあり、彼の芸術三原則“芸術は上手くあってはならない、きれいであってはならない、心地よくあってはならない”を彼の口から聞けた。芸術は“美“を追求するものだが、“美“は“きれい“とは違って「何だこりゃ!」という強烈な革新性があると語る。

またTVーCFの数々や著作物の紹介などじっくりと観ていたら、とっくに13時を過ぎている。慌てて1階のカフェに入って、ぷりっぷりエビの入ったライ麦パンのサンドイッチランチを食べた。美味い!最初は外のテラス席に陣取ったが、陽が陰り風が冷たかったので店内の席に移って食べた。

【パスポートは初使用日(この日)から1年間有効だった】

その後、この美術館の入場券で割引になるという近くのプラネタリウムで15時から45分間のプログラムを半睡半惺で楽しんで帰途についた。多くの人が帰って行く方についていくと“生田緑地”の台地を越えずにすんなり駅に着いた。なーんだ、こっちの経路だったら山登りしなくて済んだじゃん!

そっかー、Google先生は高低差に関係なく上から見た最短距離を推奨していたのか、と今更ながら気づいたが、でも行きの好天時に展望台に登れたのもそのお蔭だったと考えよう。だって最初からこっちの経路を知っていたら往路も山登りしなかったろうし帰路は雨が降りそうだったし。

もとはといえば渋谷のジャズ喫茶・SEABIRDの第一金曜ライブのメンバー岩渕泰冶さん(ds)に「岡本太郎は凄い!」と教えてもらい(*1)、それを私が次男に伝えたら彼がハマって今度は次男が私の誕生祝いに年間パスポートをプレゼントしてくれたのだ。よし、折角だから是非また行こう!
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*1:本件の経緯については下記ブログ記事ご参照。
岡本太郎「今日の芸術」を読む | Saigottimoのブログ
芸能と芸術は全く異なるものか | Saigottimoのブログ

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