渋谷「SEABIRD」のママさんが「面白いよ!」というので、映画「YESTERDAY」を観た。家族がサブスク(NETFLIX)に入っていたので自宅のTVで一緒に見ることができたのだ。以前、映画館で予告編は観ていて興味はあったが私はどうしてもビートルズがダメなのできっと楽しめないだろうと思っていたが、面白かった。
ネタバレにならないように概要を話すと、世界規模で12秒間の謎の停電が起き何故かビートルズの存在が無かった世界になってしまう。丁度その停電中に交通事故に遭遇した売れないミュージシャンの主人公の記憶にはビートルズは残っていたので、その楽曲を発表すると・・・あとは映画を観てのお楽しみ。
私は洋楽好きでヴォーカル活動もしているのだが、どういうわけか「ビートルズがダメ」もっと言うと「ビートルズ以降の音楽がダメ」なのだ。ビートルズファンに言わせれば「ビートルズ以前は(良い音楽は)何も無かった」と言うが、私に言わせてもらえば逆に「ビートルズ以降は(良い音楽は)何も無くなった」に等しいのだ。
ビートルズ以降というのは1960年代後半以降のロック中心の音楽だから、私は自分が10代20代の頃は洋楽に興味なく「自分は音楽が好きではない」と思っていた。ところが30代の頃か“オールディーズ・ブーム”があって、ビートルズ出現前の音楽を聴き「あ、これは俺が大好きな音楽だ!」と初めて気づいたのである。
本来、世代的には、ビートルズに熱狂したのは同級生の兄姉世代であり、私は何故か自分より20歳ほど上の世代(現在80歳代)の保守的な方々に近い音楽のセンスなのだ。これは何故なのか今までよく分からなかったが最近になって別の記事で書いた幼少期での体験に起因するらしいことが薄々分かってきた。
とはいえ私も「イエスタデイ」や「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」等、ビートルズの楽曲はみな正直「良い曲だ」とは思うのだ。でも、何故か自分の心琴には触れないのである。どこか他の惑星の音楽を聴いているような気がして心の中に染み入ってこないのだ。これはもう、極めて感覚的なものなので、どうしようもない。
でも、映画の中で主人公がホテルの屋上からファンに向かって「ヘルプ!」を演奏したシーンでは「おお、カッコいい!」と思った。これはビートルズという4人組の強烈な個性かつオリジナリティ抜きで純粋に楽曲そのものに触れたからかも知れない。ということは、“彼等っぽくないカバー”をすれば、私もOKなのかも?!
Saigottimo
