私をジャズ・ヴォーカリストと呼ぶ人もいるが、私はそもそもジャズ「が」好きなのではなく、ジャズ「も」好きなだけでジャズ屋ではない。私が一番好きな音楽は“オールディーズ”(*1)と呼ばれる古い洋楽で、その代表曲の一つボビー・ソロの「ほほにかかる涙」(*2)のリクエストを戴いた。

リクエストしてくれたのは座・高円寺の絵本読み聞かせ仲間の酒井文子さんという女性で昨年11月のなお&けいライブにベーシストのご主人と来て下さった。彼女はこの曲が大好きだというので「じゃ一緒に歌いましょうよ!」と2023年2月3日、渋谷・SEABIRDの第一金曜ライブでデュエットした。

♪ほほにかかる涙 with 酒井文子・・・2023年2月3日、渋谷・SEABIRD一金ライブ♪
初見演奏のバンドも凄いが酒井さんのヴォーカルも流石だ。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

この日はインスト(器楽曲)はウェイン・ショーター特集、そしてヴォーカルはマッキーが「Night&Day」、柳田さんが2管アンサンブルでノリノリの「君の瞳に恋してる」、御子柴スキャット教室から中川さんが「イパネマの娘」、大トリの益田さんは「キャラバン」でライブを盛り上げた。
 【左:マッキー(vo)&高橋さん(as)、右:柳田さん(vo)】

【左:益田さん(vo)、右:中川さん(vo)&御子柴さん(ts)】
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翌2月4日(土)は横浜・関内のJones Cafeでのジャムセッションに参加した。この日は藤井さん(ds)とプロオルガン奏者の福永さんがホストなので、オルガンのソロが格好良いオールディーズ曲、デル・シャノンの「悲しき街角」(*3)を初めて歌ったが裏声の部分で大失敗!あーあ、しかも2回も・・・。

♪悲しき街角…2023年2月4日、横浜・Jones Cafeにて♪

    【藤井さん(ds)&福永さん(org)と】

う~ん、何度もオリジナル音源で口づさめたのに何故だー?と思ったら、マッキーが「オリジナル音源より低くなかったですか?」「え?」確認したら譜面が(オリジナルよりも半音で)3つも低い!ああ、そっかー、だから思ったように声が裏返らなかったのかー、クッソー、しくじった、悔しいっ!

電子式オルガンは、もともと'50年代のリズム&ブルースやロックンロールの台頭でギターやベースの電子化大音量化に対抗したものとされている。確かにオルガンが活躍する曲はギター曲が多いがオルガンはギターより温かい音色がする。オルガンベースの曲でうまくハマったのは下記2曲。

♪Hey, Paula(ヘイ、ポーラ) with マッキー(*4)…2023年2月4日、横浜・Jones Cafe♪

♪Look For a Star(星を求めて)(*5)…2023年2月4日、横浜・Jones Cafe♪

途中で福永さんが「これは誰も演らないんですか?」とイントロ(前奏)を弾いたのはプロコル・ハルムの「青い影」。う~ん、それは私の苦手なビートルズ以降の音楽だけど、ま、今となっては「ほほにかかる涙」や「悲しき街角」と同じオールディーズ。じゃあ、それは次回への宿題にしよう
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*1:“Oldies but Goodies”と言われ一般的にはビートルズ登場以前の1960年代前半まで、主に’50年代のロックンロールなどの音楽を指す。
*2:「ほほにかかる涙」はイタリア初のミリオンセラーとなった1964(昭和39)年のユーロポップス
ほほにかかる涙 ボビー・ソロ 1964 - YouTube
*3:「悲しき街角」は1961(昭和36)年に4週連続全米No.1の大ヒットとなったロックンロール。
悲しき街角 デル・シャノン 1961 - YouTube
*4:「ヘイ、ポーラ」は1963(昭和38)年に3週連続全米No.1の大ヒットとなったデュエット曲。
ヘイ・ポーラ/ポールとポーラ - YouTube
*5:この曲の詳細については下記ブログご参照。
歌わない訳詞と歌える創作詞 | Saigottimoのブログ

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