ロシアのウクライナ侵攻から間もなく1年になるが収束する気配はない。どんな大義があろうと人間同士が殺し合うなんて実に悲惨だし愚かだと思うが、子供の頃に読んだE.ケストナー(*1)の「動物会議」のように解決できない“オトナの事情“が分かる歳になってしまったことが心苦しくもある。

ここに来て最強寒波到来!タイやインドなど“暑い国の料理は身体を冷やす“ならば“寒い季節は寒い国の料理”ということはロシア料理か?これまで利用したロシア料理店は「ロゴスキー」と「マトリョーシカ」だったが、今回次男の誕生祝いの家族会食で「スンガリー」に初めて行ってみた。

    【右:生サーモンマリネのクレープ包み】

お店のWebには「ロシア、ウクライナ料理」とか「コーカサス地域の~」等とあるが、そもそも「ボルシチ」はウクライナ発祥の料理らしい。定番の「つぼ焼き」「ボルシチ」は勿論、鮭と玉葱をサワークリームでマリネしてクレープ(ブリヌイと呼ぶらしい)で巻いた前菜が特に印象的だった。

   【左:つぼ焼き、右:世界三大スープのボルシチ】


そして最後に出てきたロシア紅茶には感銘を受けた。これまでジャムを紅茶に入れるものだと思っていたが、そうではなくジャムは小皿にとり自分のスプーンで食べながら熱い紅茶を戴くのが本来の「ロシアン・ティー」との事。出てきたジャムはストロベリー&バニラ、サクランボ、ローズの三種類。

おお、これならジャムが入って黒くならず紅茶の色も綺麗なままだし、ジャムの甘さが薄まったり酸味が立ったりしないし、複数のジャムの味も楽しめるぞ。私はサクランボジャムが一番紅茶に合う気がしたが、家族4人各々見解が異なり紅茶談義に。これもまたティータイムの楽しみだろう。

【オプションのバースデープレートとロシアン・ティー】

ロシア料理の多くはジョージア(旧称:グルジア)等を含めたコーカサス地方の料理でもあると聞き「思い出のコーカサス」という曲(*2)を想起した。「平和のトランペット」という邦題もあるこの曲の原題は“Song of Peace”、ロシアやウクライナに一日も早く平和が訪れる事を祈るばかりだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*1:ドイツ・ドレスデン生まれの詩人・児童文学者で「エーミールと探偵たち」「二人のロッテ」「飛ぶ教室」等で有名。
*2:この音源のトランペット・ソロは名手マニー・クライン
思い出のコーカサス(Song of Peace) - YouTube

Saigottimo