長らく封印してきたエジプト旅。
オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回までの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
11) イブラハム、いったい何者?
12)He’s good!
13) サンダルウッドの精油がほしい!
16)まさか、カメラまで!?
18) 気を取り直して、考古学博物館見学
19)水タバコで休憩を取る人々
22) やはり、グルだったか!
23) これ、ミント油でしょ?
他にもこんなことが!
第24話:爆発!開き直ったか!
(軽ーくおさらい)
サンダルウッドの精油だと偽って、ミント油を私に掴ませたイブラハム。
「お店に持っていって、サンダルウッドと交換してきて!」という私に、「今日はお店が閉まっている」(嘘)と言った。
「だったら、今日のところは、あなたの使いかけのサンダルウッドとミント油を交換しよう。お店が開いているときに、交換に行ってこれば?」という私に、イブラハムは何というのか?
(おさらい、終了)
「それは、できない」
イブラハムが、ぼそりと言った。
明らかに、不安気な顔をしている。
「どうして、できないの?」
「……」
イブラハムは何も言わなかった。
「ミント油にサンダルウッドを少し混ぜてもらって、『サンダルウッドの精油だ』なんて、人を馬鹿にしているわ!」
「…ごめん」
意外にも、イブラハムは謝ってきた。
白状すると、実はこの瞬間、彼を許してあげようと思った。←甘いっ!?
小さい時から観光客からお金を巻き上げるような大人達の行為を見てきた(であろう)イブラハムが、知らず知らずのうちにその手法を学び、観光客からお金を巻き上げるようなことをしていたとしても、驚くことではない。
謝っているのだから、もう良いではないか。
しかし、その考えは次の瞬間で覆された。
「だけど、ミントの精油だって同じ役目を果たす。筋肉のこわばりには、ミントの方が良いくらいだ!」
開き直ったか!
「だからって、サンダルウッドの精油代としてもらったお金で安いミント油を買って、何も言わずに渡すなんて、間違ってる!」
イブラハムは黙っていた。
「私、もう帰るね」
「ショーを見に行かないの?」
「そのつもりで来たけど、そんな気分ではなくなったわ。ごめん!」
「待って!」
イブラハムが私を引き留めた。
まだ私に何か用があると言うのか。
「実は、今日、君を驚かそうと思ってラクダを借りておいたんだ」
「ラクダを?」
「ラクダに乗って、ピラミッドまで行こうと思って。そこで、一緒にショーを見るんだ」
「それは、本当の話?」
「本当だよ」
次回へつづく・・・
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