オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回までの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
11) イブラハム、いったい何者?
他にもこんなことが!
第12話: He's good!
夕食後、
今となってはどんな話をしたのだか覚えていない。
覚えていないが、何の話の流れか、イブラハムが「ほぐしてあげるよ」と言って、私の背後に回った。
肩と首をほぐしてくれようとしていた。
「あ、いいって。たいして凝っていないから」
という私を制して、イブラハムは言った。
「マッサージ得意なんだ」
そして、イブラハムは私の肩と首のあたりを揉み始めた。
自分で得意というだけあって、その腕は確かだった
幼い頃から練習を積んだのだろうか?
観光客を騙すような形でぼったくるのでなく、観光客相手に「疲れた足を5分だけマッサージします。無料で!気に入ってもらえたら、30分10USドルでマッサージします!」と言ったら、お金になるのではないかと、思ったほどだった。
旅行者の足は疲れている。
エジプト人は10ドル出さなくても、観光客なら10ドルくらい出すだろう。
私はやめてもらうのが惜しくなり、そのまま無言で疲れをほぐしてもらっていた。
すると、イブラハムが言った。
「オイルマッサージのほうが気持ちいいかも」
「え、オイルはいいわ」
「・・・脱がないといけないでしょ?」
私は反射的に答えた。
「肩から背中の部分だけ出してくれればいいけど」
と言われても、ここはイブラハム家のリビング
彼の家族だっている。
そんなところで、背中を出せと言うのか?
いや、このマッサージなら出してもよいが、それを見た家族はどう思うのだろう?
そのときだった。
“He's good!”(彼は、上手よ)
姉の1人が離れたところから、私に言った。
この家では、イブラハムが母親や姉たちのマッサージ係なのかもしれない。
まあ、この環境ではへんなこと(ってどういうこと?)にもならなさそうだ。
イブラハムはオイルを取りに行った。
私は遠くに姉たちと子供たちがいるイブラハム家のリビングで、いったん服を脱ぎ(女性ばかりだしいいか…)、背中だけが見えるように、着ていた服で前身を隠した。
しばらくすると、オイルとタオルを載せたトレイを手にしたイブラハムが戻ってきた。
トレイには何種類かの小瓶と大きい瓶があった。
完全なるイメージ:ネット界からお借りしてきました
やはり、この家では彼が家族のマッサージ係なのだろう。
家族の誰も驚く様子がない。
不思議がる表情も見せなかった。
これから先の場面は、ねっとり書こうと思えば書ける
逆に、すべてを割愛することもできる。
すべてを割愛することもできるのに、私はこのことをわざわざ書こうとしている。
なぜなら、
これが次の“不幸”につながっていくからだ。
次回へつづく・・・
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