オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回までの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
他にもこんなことが!
第6話: それ、私たちの上をいくぼったくり!
さて、私は130USドルを支払い、ラクダがやってくるのを待った。
ほどなくして1頭のラクダが連れてこられた。
今日の私の相棒らしい。
ラクダはとても大きいので、座った状態でまたがる。
そして、手綱をしっかりと持って、ラクダがエイヤ!と立ち上がるのを待つのだ。
ラクダは後足から立ち上がり、その後前足を伸ばす。
これを心得ておかないと、前のめりになったかと思うと、次の瞬間後ろに引っ張られるので、ひっくり返りそうになるかもしれない。
ちなみに、ラクダが座るときはこの逆で、前足から着地する。
そのため、乗駝を終えた後、やれやれと油断していると、ラクダの降下と共にかなり前のめりになり、慌てふためくかもしれない。
ラクダを砂漠まで誘導してくれたのは、まだ幼い少年だった
130ドルという乗駝代は、もちろん大ボッタクリであるが、このラクダ屋の乗駝が他と違うのは、ラクダに乗ったままギザの砂漠まで誘導してくれることである。
間もなくピラミッド・サイト
そして、ピラミッド周辺だけでなく砂漠をぐるりと回ってくれたので、様々な距離や角度からピラミッドを臨むことができた。
ラクダが歩く速度も調整しているようだった。
ゆっくり歩くところもあれば、レースさながらに駆けていく場面もあった(単に、爆走されただけかも)
私のラクダは、砂漠に着いたとたんに爆走し始めた ←これ、マジで怖いです
私は手に持っていたカメラをバッグに入れた。
撮影どころではない。
そして、このことがカメラの故障へと繋がったのだと思う。
しばらく駆け抜けた後、休憩をとったのだが、メンカウラー王のピラミッド側からの景色を撮ろうとしたときに、カメラが動かないことに気づいた。
バッテリー切れか?
しっかり充電しておいたのに、おかしいな?
私は、同じく乗駝を楽しんでいた観光客を呼び止め、「カメラが動かなくなった。別のバッテリーなら作動するかを確かめたい。バッテリーを貸してもらえないか」尋ねまくった
検問所さながら
最初はベルギー人女性2人組だった。
カメラの機種が違ったため、バッテリーを借りることはできなかった。
次にやってきたのはイタリア人カップルだった。
やはり、機種違い。
次にやってきたのが、なんとラクダ屋で見かけた女性たちだった。
オーストラリア出身だそうな。
3人組。
そのうちの1人、レイが私と同じカメラを持っていた。
私は、バッテリーを借り、カメラに差し込んでみた。
恐る恐る動作を確認したが、やはり動かなかった。
ガーン!
三大ピラミッドまでやってきて、写真を撮れないなんて嫌だ~!
それだけでも、充分にショックなのに、
レイが言った。
「私たち、ひどいぼったくりにあったわよね。このラクダ…」
やはり、皆ぼったくられているらしい。
「あぁ、やっぱりね。そうだと思ったけど、払っちゃった」
私は、そう返した。
「80ドルなんて、あり得ないよね」
80ドル?
あり得ない?
「私、130ドル払っちゃったけど…」
「まさか!」
そして、彼女は他の2人に、私が彼女らの上をいく金額を支払ったことを話した。
「それは、酷い!」
「でも、それを聞いて、ちょっと救われたわ~」
そんなぁ~
次回へつづく・・・
立派なラクダでした!
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