オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回までの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
他にもこんなことが!
第11話: イブラハム、いったい何者?
それにしても、イブラハムという男はいったい何者なのだろうか。
考えた上で行動しているのか、思いつきなのか。
聞いてもいないのに、「100エジプトポンドのうち70ポンドを出したのは自分だ」などと言った。
この一言によって、彼は「黒」と確信した。
つまり、250USドルなどという法外な乗駝料を設定したのはイブラハムにほかならず、あたかも店主と相談しているように見せかけ130USドルまで値を下げたのは彼の芝居だったということである。
店主に「法外な料金をせしめたのはお前だから、自分の儲けからお金を出せ」とでも言われたのだろう。
「それは申し訳なかったわね。でも、70ポンドを返しても、充分に儲けたのでしょ?」
と私はイブラハムに言った。
私がツーリストポリスに、「100ポンドでは納得できない」と言い張ったのなら、彼が最低もう100ポンド(合計200ポンド=約3000円=30USドルに近づく)出すほかなかっただろう。
粘ればよかったかな?笑
この日の最後に見たピラミッドの景色「ピラミッドよ、スフィンクスよ。さよーならー。また会う日まで!」
イブラハムとの一件は、これで終わらなかった
「お腹すいたでしょ。うちに遊びに来ない?」
なんと、イブラハムは私を家に招待すると言ってきたのだった。
「姉たちが来ているし、母が作った夕食を一緒に食べよう」
ぼったくりがばれて気まずい素振りを見せるわけでなく、
「母が作った夕食を一緒に食べよう」
と誘ってくる魂胆はいったい何なのか?
ここは普通遠慮しておくべきところだと思うが、私は好奇心に駆られていた。
彼の母親には、ピラミッドに来る前に、イブラハムの家で会っていた。
アラビア語を理解できなかったが、「ようこそいらっしゃいました」というような雰囲気で握手してくれた。
イブラハムの家から見た三大ピラミッド
「母が作った夕食」というのは、気になるではないか。
私は、誘いに乗ることにした。
再びイブラハム家。
3人の姉たちがそれぞれの子供を連れて遊びに来ていた。
私は、「日本の友達」として紹介され、姉の1人が「イブラハムが女の子を家に連れてきたのは、私が知る限り初めてよ」と言った。
あの、そう言う類の友達ではないんですが・・・
(ぼったくられた相手です!しかも、めっちゃ年上です!)
「どうやって知り合ったの?」
少し前にイブラハムにぼったくり確定印を押したばかりの私だったが、この場でそれを言うことはないだろう、と思い、
「ギザの駅で迷っていたら、ピラミッドまで案内してくれたの」
とだけ伝えた。
その姉は、イブラハムが私に好意を持ったからだと勘違いしている様子だったが、彼の家族の前で本当のことを話す必要はないと思い、適当に交わした。
そして、子供たちと適当に遊びながら夕食が運ばれてくるのを待った。
お米と豆類を一緒に炊き込んだご飯に短く切ったスパゲティが混ぜられた料理がメインディッシュらしい。
カリカリに揚げた玉ねぎが振りかけられていた。
コシャリ:イメージに近いものをネット界からお借りしてきました:イブラハム家では、マカロニでなくスパゲティを短く切ったものだった
この時はわかっていなかったが、それは「コシャリ」(Kushari)と呼ばれるものだった。
そのコシャリには、ミートボールと目玉焼きが添えられていた。
私とイブラハムの分は予めお皿に取り分けられ、家族の食卓からは少し離れたところでいただくことになった。
これは、勘違いによる気遣いか?
それとも、単にスペースの問題か?
よくわからないが、私は家族たちとは少し離れたところに座り、イブラハムと食事をとった。
次回へつづく・・・
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