長らく封印してきたエジプト旅。
オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回のお話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
他にもこんなことが!
第3話: ピラミッドを見て育った、ラクダ騎手
イブラハムは、慣れた雰囲気でバス停まで向かった。
かなりの速足だ
通学路なのだから、当然のことだろう。
私はは初めて見るギザの街並みに好奇心を寄せながらも、彼の背中についていった。
程なく、三大ピラミッドを通過するバスの停留所に着いた。
待ち時間が少しあるらしい。
「もしよかったら、待っている間に、お茶でもしませんか?15分かそこらですけど」
とイブラハムは言って、目の前にあるカフェの方向を向いた。
私は、15分バス停で立って待つよりも、座ってお茶を飲みながら待つ方が良いと思い、同意した。
彼の名前はイブラハム(仮)、カイロ大学の学生。19歳。
三大ピラミッドの近くに家族と暮らしている。
2、3年前までラクダレースの騎手をしていたが、落馬ならぬ落ラクダして引退した。
ラクダレース:現在は、ロボットが騎手を務める
大のサッカーファンで、カフェのテレビから聞こえるサッカー中継で応援するチーム(あるいはエジプト・チーム)がゴールしたのだろうか、彼は立ち上がって喜んだ。
彼だけでなく、その辺りにいた地元民の何人かが同様に歓声をあげていた。
そうこうしていているうちに、バスを1本逃してしまった。
正確にいうなら、逃しそうになり、「次のバスに乗ろう」ということになったのだった。
彼は、「自分の家はピラミッドの近くにあり、ピラミッドを見て育った」と言った。
そして、ラクダレースの騎手だった時のことを話した。
「馬から落ちて下半身不随になってしまった人を知っているけれど、ラクダから落ちたらもっと酷いことになりそう。騎士を続けられなくなったのは残念だけど、命があって良かったね」
と私は言った。
「ラクダに乗りたい?」
イブラハムが言った。
「乗ってみたい!」
私は、答えた。
「それだったら、ピラミッドの入り口でなくて、こっちに行くべきだね」
と言って、例の絵を描き始めた
ということで、この絵が示していたものは、3大ピラミッドやスフィンクスでした( ´艸`)
実際のピラミッドやスフィンクス(←陰に隠れているけど(^^;)
「入り口で乗るラクダは高いだけで、乗っていられる時間も短いよ」
「へぇ、そうなの?」
私は良いことを聞いたと喜んだ。
イブラハムは、「“こっち”から乗るラクダは、“ここ“を出発して、これだけ回って…」
と夢中になって話した。
ラクダのこととなると熱が入るらしい。
「興味があったら、そのラクダ屋を紹介するよ」
「そうしようかな」
私は、値段のことは特に気にしていなかった。
入り口で捕まえるラクダより安いのなら、なおのことだ。
「ラクダ屋に行くか、ピラミッドの正面に行くかによって、降りる場所が違う(乗るバスだったかも?)が違うから、今決めて」
イブラハムが言った。
「ラクダ屋さんのほうにするわ!」
そっちに行っちゃう?
大丈夫か?
あなたは、いくらまでだったら、ラクダ乗りにお金を出しますか?
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立派なラクダでした!大っきいでしょ
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