オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸｀)
それは・・・
“不幸な”エジプト記
の始まり始り～
前回までの”不幸”話はこちら：
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな ！
他にもこんなことが！
第4話： ピラミッドでラクダに乗るのにいくらいる？
イブラハムはさらっと2人分のお茶代を支払い、2人で店を出た。
バス停は店の目の前にあり、私は彼と三大ピラミッド方面へバスで向かった。
バスの中で、彼は自分の家族のことを話していた。
19歳のイブラハムは末っ子で、何人かの姉がいるらしい。
「よかったら、遊びにおいでよ。ピラミッドが見えるよ」
「え？いいの？」
「もちろん！」
私たちは、ラクダ屋に近い停留所でバスを降りた。
その停留所からイブラハムの家はほど近く、私は案内されるままに彼の家に寄り、居間にいた彼の母親にあいさつした。
そして、ベランダへ。
わお！見事な景色！
「この景色を見て育ったのね？」
「そうだよ」
私は、しばらく、その景色に見入っていた。
「よかったら、またあとでおいでよ。今日は姉たちが来るから」
その後、イブラハムは私をそのラクダ屋へ連れて行き、私は店のソファに腰をおろした。
ラクダ屋には数人の欧米人観光客がいて、乗駝の商談中だった。
彼らはラクダ屋の店主からコースの説明を聞き、代金を支払ったようだった。
彼らが去っていくときに"Hi！"とあいさつし合い、微笑んだ。
彼らが去った後、私も同じように説明を受けた。
そして、その乗駝料に驚いた。
たしかに、内容は充実している(・・・ような気がする）
が、しかし、こんなにもするものなのだろうか？
さっきの欧米人観光客は、この金額をあっさり払ったのだろうか？
いったいいくら？
ドキドキ
答えは間もなく！(答えって、クイズではないけど・・・)
私は断り、店を出た。
さて、
これからピラミッドまでどうやって行こう？
その前に、私は今どこにいるのだ？？
イブラハムについてきたため、自分がどこにいるかさえ、わかってなかった
そこへイブラハムがやってきた。
私が乗駝を断り、店を出たことを聞いたのだろう。
「250USドルも持っていないから…」
私は、彼に伝えた。
正確には、「ラクダに乗るために250USドル支払うつもりはない」が正解だったが、お金を持っていないことにするのが一番だ。
「クレジットカードを持っていないの？」
というイブラハムに、
「今朝は機械が壊れていて、現金のみって、おじちゃんが言っていたよ」(事実)
と伝えた。
「どっちにしても、250USドルは高すぎると思う」
前夜にエジプト入りして、今朝ギザにやってきた。
エジプト到着直後のカイロでは、夕食に出かけたところで、スフィンクスグループ(仮)の会長と出会い、晩ご飯をご馳走になってしまった。
（つまりは、物価の把握ができていない）
そして、観光地だからとエジプトを舐めすぎていた私は、ギザ駅に着いて初めてガイドブックを開くような有様(絶対に、マネしないでください。ネギを背負ったカモにしか見えませんから…)
このときまで、エジプトの物価を全く把握していなかったのだった。
世界的大観光地の物価ってこんなもの？
もとい、世界的大観光地の外国人プライスってこんなもの？
私は混乱した。
いや、250USドルは法外に高い。
後で知った話だが、エジプト人の平均月収に値するそうだ。
☑ では、このラクダ、もとい乗駝はいくらだったのか？
(Sachikoはいくら支払ったのか？)
☑ いくらが適正価格なのか？
☑ エジプト人が支払う価格と外国人プライスには、どのくらい差があるのか？
皆様からお寄せいただいた、「ピラミッド周辺を乗駝するなら、いくらまでなら出す？」の結果から面白いことが見えてきました
それにしても、皆様すごいです
それに引き換え私と言ったら・・・
自分でいうのもなんですが、世界のあちこちを歩いて回って(観光地は避けてきたけど)、それなりに旅慣れているつもりでしたが、完全に・・・・カモネギでした
だから、
観光地はきらいだ～！！
😭😭
立派なラクダでした！大っきいでしょ
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