オマーンに続いて、いやオマーン以上に不愉快なことの多い旅だった。
何がそう不愉快かって・・・( ´艸`)
それは・・・
“不幸な”エジプト記の始まり始り~
前回までの”不幸”話はこちら:
1) 出だしは悪くなかった
2) エジプトを舐めるな !
11) イブラハム、いったい何者?
12)He’s good!
13) サンダルウッドの精油がほしい!
他にもこんなことが!
第16話: まさか、カメラまで!?
(ハッサンじいちゃんとの会話の続きからです)
ハッサンが言った。
「カメラもそんなに高くないと思う」
ま、まさか?
正直なところ、カメラの値段については全く疑っていなかった。
しかし、利害関係のまったくない、エジプト人が「高い」と言うのだから、その可能性は高いだろう。
「いくらくらいだと思うの?」
「どれだけ高くても、150-160ドルくらいじゃないかな」
イメージに近い画像をネット界から借りてきました:ちなみに、現在amazonで65USドル
マジか
値段の割に機能が充実しているとかなんとか説明を受けて、そんなものかと思ってしまったが、どうやら相場以上の代金(250USドル)を支払ったようだ。
あのときは、ピラミッドを前にしてカメラが壊れてしまい、「すぐにでも、カメラがほしい!」と考えていた。
値段のことは、考えなかった。
100ドル近くぼったくられたようだが、仕方あるまい。
ラクダもぼったくり
エジプト人価格より125ドル余分に支払った
カメラもぼったくり
100ドルほど上乗せされた模様
となると・・・
私は、疑っていたタクシー代について尋ねたくなった。
「ちなみに、ギザからここまでタクシーでどのくらいするのか、知ってる?」
ハッサンは少し考えてから答えた。
「20~40ポンドくらいかな」
やはり、タクシーもぼったくりだったか
よくもまあ、これだけぼったくられたものだ。
エジプト到着から24時間もたってもいないというのに。
私の「旅人生」の中で初めてのことだった。
小一時間話しただろうか。
ハッサンは別れ際に、「これは、エジプト土産だよ」といって大きな菓子箱を持たせてくれた。
それは、どっしりと重く、中には何十個という、縦幅が7,8センチはあろう大粒の、チョコレートで包まれたデーツが詰まっていた。
その1つ1つがゴールドの包装紙で丁寧に包まれていた。
「昨日話した、友人のお店で買ってきたんだよ」
そういえば、昨日そんな話をしていたなぁ。
ハッサンは、友達が菓子屋をやっていると言っていた。
全くの後日談となるが、このお菓子は国際空港でも売られていた。
国際線の出発エリアで店を構えるほどの人気店だったらしく、お値段も立派なものだった。
「エジプト土産」をエジプト滞在中から食べ始めていたが、1日1個ずつ食べたくらいではまったく減らず、帰国時に大量に余っていたので、ばらまき土産の1つとさせてもらった。
ハッサンじいちゃん、ごめん!1人ではこんなにたくさん食べきれないって!
ばらまいた皆様、実はそんな経緯で手に入れたデーツ菓子でした
さて、ハッサンと別れて、ホテルに入ったところ、モハメッドがロビーで新聞を読んでいた。
モハメッドは、ロンドンに住む、バングラディッシュ出身のジャーナリストである。
彼は昨夜も同じ場所で新聞を読んでいて、彼と私は軽く挨拶をしあっていた。
二夜連続で同じ場所で会ったものだから、互いに興味を覚え、どちらからともなく会話が始まり、深夜近くまでロビーで話し込んだ。
そのモハメッドまでもが、言った。
「ところで、そのカメラ、250ドルもしないと思う」
はい、はい、わかっております。
(さっき、知ったばかりだけど)
私は騙されて買ったのです。
放っておいてください
私はモハメッドと翌朝の朝食を一緒にとり、エジプト考古学博物館に出かけることを約束して、部屋へ戻った。
長い1日だった。
私は、浴槽にお湯を張り、しばらく微睡もうと考えた。
エジプトに到着して、30時間ほどしかたっていないというのに、実にいろんなことがあったものだ。
そうだ!あの精油を湯舟にたらそう!
次回へつづく・・・
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