今日は、休みなんですけど、昨日が苦しかったから、とっても忙しかったからか、
妙に、荒れ狂った海の後に、月が皓々(こうこう)と光っているような、静けさを
感じています。。。
猫たちが三匹、僕のそばで寝ています。。。
ぎんちゃんだったかな、飼い主が、ペットに癒されるのは、ペットは、飼い主の落ち込んで
悲しいときに、飼い主がなぜ悲しいのか、と尋ねないからだそうです。
猫たちって、マイペースですよね。でも、猫も、飼い主が悲しそうだと、すり寄って来たり、
僕のそばで眠ってくれたりします。。。そういうのって、すごく、癒されます、、、
苦しみの後に、喜びの降(くだ)ることあり。
だから、自殺しちゃ、いけない、、、
昨日、僕は、職場で、「どうやったら、死ねるのだろう、、、」と、考えていた、、、
でも、自殺してしまったら、苦しみの後にくる、喜びを甘受できない、、、
死んでしまったら、人生が、水の泡になってしまう、、、だから、自分で、命を絶っては、
いけない、、、
山の急坂を登って、頂上から眺めた景色は、最高だよね。でも、それは、景色が素晴らしいのも
そうだけれど、苦しい坂を、あきらめずに登った後だから、余計にそう、感じるのがある、、、
喜びも悲しみも、幾歳月、、、と言う映画があった。
佐田啓二、高峰秀子主演、1957年の映画。
灯台守が、各地の灯台を転々としながら、子供を育て、戦前から戦中、戦後の25年間の
生き様が、描かれている。。。
母は、僕が、ワルシャワに渡る、と聞いて、どう、思ったのだろう。
父は、どう、感じたのだろう。
三人兄弟の末っ子の僕が、ワルシャワに渡る、、、寂しくなかったのか。それとも、
少し、誇らしかったのか。
父は、死ぬまで、僕が、誰だか、知らなかった。父は、僕が、何を思い、何を悩んだか、
何も、知らないで、死んでしまった。父は、僕が、何を好きかも、知らなかった、、、
昨日、仕事から帰ったら、太郎が出迎えてくれて「お父さん、父の日おめでとう」と
ハグしてくれた。そして、お茶を入れてくれて、食事のスープのためのスプーンも、
紙に綺麗に包んで、置いてくれた。
僕は、こういうことを、父にしたことが、ない。父の日に、プレゼントとか、ありがとうとか、
したことも、言ったこともない、、、
でも、太郎にそういう、父親を敬う気持ちがある、というのが、嬉しかった。。。
僕は、父に、何もしたことがない、、、それは、父が、いつも本ばかり読んで、家族に何の
関心も寄せなかったから、、、
僕は、父に、何かをするべきだったのだろうか。
僕は、友達の父親を見て、羨(うらや)ましい、と思ったことが、よくある、、、
ああいう、自分を優しく見つめてくれる、自分に関心を示してくれる、お父さんが、欲しい、、、
死んだ父には、もう、何も望めないけどね、、、
死者に安らぎを、、、愚者の僕には、沈黙を、、、
鬼武彦 拝
藤井 風(Fujii Kaze) - "優しさ"(YASASHISA) Official Video