


バランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ智子です
今日はクリスマス・イブですね。
皆さんはどんな風に
お祝いされるのでしょうか
キリスト教徒にとって
クリスマスは
イ-スタ-に次ぐ大切なお祝いです。
私の旦那の家系は
敬虔なカトリックなので
クリスマスもイ-スタ-も
手の込んだお料理を作り
家族で集まって
大きくお祝いをします。
今年も夕方から
義理の姉の家に集まって
静かに祈ってから
ご馳走を頂きます。
もちろんプレゼント交換もします
実は私は教会にも通っていない
超いい加減な「なんちゃってカトリック」。
クリスチャンでありながら
仏教の教えにも深い信頼を置く
本当にいい加減な
キリスト教徒ですが
クリスマスになると
聖書を紐解きたくなります。
ちなみに
実際に聖書を読んだことのある方なら
お分かりかと思うのですが
聖書という書物は
かなり言葉少なく書かれているので
状況や登場人物の心情を
想像力でしっかり補いながら読むのがコツです。
今日はクリスマスイブなので
キリスト誕生の場面を
私の想像力を使って再現してみようと思います。
ご紹介する場面、
聖書のオリジナルはこんな感じです。
カッコの部分は
背景理解のために私が補っています。
・・・以下引用・・・
2人(マリヤとヨゼフ=キリストの親)は
ガリラヤの町ナザレから
ユダヤのベツレヘムというダビデの町に
(住民登録のために)上って行った。
ところが、二人がそこにいる間に
マリアはお産の日が満ちて、
男の初子を産んだ。
そしてその子を産着にくるみ
飼い葉おけに寝かせた。
宿屋には、彼らのための場所が
なかったからである。
(ルカ2章6-7・共同訳聖書)
・・・引用終わり・・・
世界中がお祝いしている
キリストの誕生なのに、
ものすごく淡泊に
書かれていますでしょ?
なのでここで
ちょっとした知識と
私の豊かな想像力を使って
この場面を再現してみます
住民登録のために
ベツレヘムに行った
とサラッと書いてありますが、
ガリラヤからベツレヘムの距離は
なんと140㎞!
人の歩行速度を時速4㎞とすると
一日7時間歩き続けたとしても
5日かかる行程です。
しかも
ベツレヘムは標高700m!
近くの地形は山あり谷ありで
当然ながら
アスファルトで舗装なんてされない。
石ころゴロゴロの道を
簡易なサンダルを履いて歩いていく。
臨月のマリアさんには
ものすごく厳しい旅だったはずです。
初めての出産を控えたマリアさんは
心理的にも不安だったでしょうし
身体の疲れも
相当のものだったと思います。
そして
疲労困憊、やっとの思いで
ベツレヘムについたと思ったら
今度は宿がない。
住民登録のために各地から来た人たちで
ベツレヘムの町はいっぱいです。
狭い石畳の道は
荷物を積んだロバや人でごった返し
砂埃が舞います。
そんな喧騒の中、
疲弊したマリアさんは
石畳に座り込み
陣痛が始まっているのか
時々眉間にしわを寄せながら
お腹に手を当てています。
旦那さんのヨゼフさんは
一軒一軒と
町の宿を訪ねて回り
「すみません、妻が臨月でして…
もう5日間も歩き続けで…
どんな部屋でも構いません、
休ませて頂けないでしょうか…
お願いします…
どうか、助けて下さい…」
藁にもすがる思いで
懇願したに違いありません。
そして
冷たく断られるたびに
悲しさと優しさのこもった眼差しで
マリアさんを見つめ、
マリアさんを気遣いながら
重い足を引きずって
また次の宿屋を探しに歩いたのでしょう。
そして
やっと
ある優しい宿屋の主人が
こう言ってくれたのです:
部屋は満席なのですが、
馬小屋で良ければどうぞお使いください
お代は結構ですよ
奥様、臨月ですか?
お湯なら準備できますので
お申し付けくださいね
そういわれた時は
感謝と安堵で涙がこぼれたでしょう。
暗闇の中に光を見た、
そんな気持ちになったと思います。
マリアさんはその夜
その馬小屋で出産するのですが
私は
人間として生きる苦しさを
嫌というほど知っていた
マリアさんとヨゼフさんに
宿屋の主人の優しさが注がれて
キリスト、
つまり「希望と愛」が訪れた
ということに
深い意味を感じるんです。
生きるということは
時に
つらく
みすぼらしく
ばかばかしく
不条理です。
だけど
だからこそ
人の優しさや思いやりが
入り込む意味があります。
順風満帆な時期ばかりが
続くことがない人生だからこそ
あなたが他者、
そして誰よりもあなた自身に対して
優しい宿屋の主人になる
意味があるのです。
どんな小さな優しさでもいい、
その優しさで
自分を助け、
人を助ける。
それが、希望になります。
今日はクリスマスにちなんで
聖書のお話と私の解釈をお話しました
忙しい年末ではありますが
やさしさや希望について
考える時間を取ってみても良いかと思います。
あなたとあなたの大切な人とって
よいクリスマスイブになりますように
それではまた明日
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は34年目、現地日系商社勤務は30年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)認定講師
マインドフル・セルフコンパッション(MSC™)Trained Teacher
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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