※同性愛を含むデフォシムと自シムの恋愛行為があります。閲覧にはご注意ください。

 

これまでのお話

 

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今日も今日とてホリホリきなこ。

ムーンウッドミルの秘宝はあとひとつ。

「珍しい」「レア」は揃ったのに「ありふれている」が出ません。

 

きなこ「フラワーバニー!久しぶり!

去年は『愛の日』に変えちゃってごめんね。

やっぱり恋愛なんてろくでもないよね。とことんイヤになっちゃった。

もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対

フラワーバニー(……するの?しないの?

 

てな会話の後エッグハントを行ったところ

デコレーション・エッグをコンプリート

毎晩探しに行ってるムーンウッドミルの秘宝と全く違い、毎年1日だけ、すごく適当に探してたのに。物欲センサーは実に恐ろしい。

 

コンプリートのご褒美のウサギ人形。

かわいい。

 

21:30。今夜の依頼先へ。

タルトサのテーベ邸。ローレント世帯が住んでいる豪邸です。

 

うろたえるグレタちゃんをよそに

 

アルネッサさん(きなこの元カノ)はのんびりチェスをして

 

浮遊霊「エビノテルミドール?」

きなこ「グルメ料理スキル上がったんで、作ってみました」

 

きなこが料理を配り歩いている間に

ポルターガイストで停電中にもかかわらずぐっすり寝てしまいました

 

浮遊霊「ツマラン」

きなこ「すみません(……って、なんでぼくが謝ってるの?)」

 

依頼を完了したきなこ、そのままムーンウッドミルへ。

きなこ「あー、もう夜明けじゃん。帰って寝ようかな。アヴェリナさんの話が載ってそうな本見つけたし。

『グレッグ騒動まとめwiki』とかも探してみようかなあ」

 

ブツブツぼやきながら掘っていると。

ついに最後のひとつを発見!

 

最後に見つけたのは「飼い慣らされたカウプラントのアゴの骨」でした。

歯医者さんにある模型にちょっと似てる気が。

 

秘宝を月のエピファニーで解読する前に、土の中から見つけた「Moonwoodmillの歴史」を読みます。

きなこ「グレッグさんのことがわかったら、暴露配信やっちゃおっかなー。

有名人の暴力沙汰とフタマタって同接すっごい増えるんだよね。みんなゲスいから。

文〇砲喰らってもらうのも楽しそうだなー」

ゲスいのはどっちだ

 

ページを繰り始めたきなこ。

「『ムーンキャスター』?

犬の使い魔ってことは、グレッグさんは『ムーンキャスター』だったってことか。

変身魔法の実験って、すごくイヤな感じがする。

魔法が失敗して、ウェアウルフから魔法使いに戻れなくなったんじゃない?」

 

きなこ「あ、なんかおいしそうなドリンクのレシピ見つけた。

浮遊霊へのプレゼントに使えるかな?」

 

きなこ「トンネルかあ。

汚いトイレに繋がってるって聞いたから行ってないんだよね」

 

きなこ「トンネル、トンネルってしつこいなあ。

今はそれよりグレッグさんのことを知りたいんだってば。

だって、こーんな可愛いぼくとウフフしておいて『運命の番は他にいたから、お前はDV要員の愛人な』って、ありえないでしょ。

ぼくは運命の番を見つけられないうちに遊び人狼になっちゃったけど、恋仲の相手にはハンドバッグでぶん殴られても、お泊り会から黙って帰られても優しくしてるんだから!」

きなこは「誠実な遊び人狼」という訳の分からない存在です。

 

続けて、ムーンウッドミルの秘宝を月のエピファニーで解読。

 

きなこ「狭い

DJブース片づけなさい。

 

きなこ「アヴェリナさんも『ムーンキャスター』で、グレッグさんの怒りの研究をしてたのか。

そういえば日記にもグレッグさんが怒りを減らせるようにアヴェリナさんが飲み物を…とかいう話が書いてあったな。イチャコラ話だと思って読み流しちゃったけど。

アヴェリナさん、すごく頑張ってたんだ。

『運命の番』って地位に甘えないで、グレッグさんのために心と魂を注ぎ込んでいた。

うーん。この部分はぼくの負けかなあ。

ぼくは運命の番を見つけても、全てを捧げられる自信はないよ。いろんなシムにちやほやされたいし、カラオケ歌いたいし、ダンスもDJもやりたいし、ウォータースライダーも絶対必要だし」

 

サンルームの外に出て、陽が傾きかけたサンマイシューノの街を眺めるきなこ。

ふとあることに気づきました。

「あれ?

アヴェリナさんが全力で研究したのに、どうしてグレッグさんは今も怒りを制御できないの?意思疎通すら難しいってどういうこと?

研究が完成する前に、アヴェリナさんが亡くなったせいかな。

ん?ちょっと待って。アヴェリナさんってどうして亡くなっちゃったの?不死のウルフだったんだよね?

火事とか溺死だったならクリストファーさんが知ってそうだし、ヴァンパイアに負けるとも思えないし。襲われたとしても、グレッグさんと暮らしてたんでしょ?

でも、研究してたということは、怒りを制御できなくなったグレッグさんとも常に一緒だったわけで……いや、まさかそんな。そんなわけないって。

グレッグさん、お腹空かせるとイチャコラの途中でも食べ始めるし、ベッドや椅子まで食べるけど、いくら大食いだからって運命の番をモグモグしないでしょ。

……『食べたいくらい可愛い』って言葉があるか。家具よりは新鮮なお肉の方がおいしいに決まってるし。

ダイエットアイス!筋トレ!家具よりおいしくない身体づくりしないと!」

 

本を全部読まなかったこと、ムーンウッドミルでグレッグの話をあまりしなかったこと、トンネルなどの探検をサボったことで、中途半端な知識で「わかった」つもりになっていたきなこ。

完全にグレッグのことを誤解してしまいました。

 

そこへやって来たのはクリストファーさん。

クリストファー「きなこ、いるか?

街に出る用事があったから、ちょっと寄ってみたんだけど」

 

きなこ「あっ、クリストファーさん。

ぼく二度とムーンウッドミルには行かない、いや、しばらく行けないんだ。

グレッグさんとは何の関係もない話で、単に仕事が忙しいだけだから」

クリストファー「グレッグがどうかしたのか?」

きなこ「いやいやいや、本当に何の関係もないから。

そうそう、ちょうどウォータースライダーで遊ぼうとしてたところなんだよ。

一緒に遊ぼう!」

 

何も知らないクリストファーさんは、きなこのことを心配。

クリストファー「きなこ、危険標識のところに行ってしまったのだろうか。

来てくれないのは寂しいが、ひどい目に遭わされたなら仕方ない」

 

ふたりでウォータースライダー滑りを開始。

きなこ「気持ちいいーっ!」

 

クリストファー「成功!」

 

きなこ「あー楽しい。もっと沢山のシム呼んで遊ぼうっと!」

 

次回に続く。

 

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