これまでのお話

1話2話3話4話5話

 

ムーンウッド集合体のアルファになり、サンマイシューノへ戻って来たのは月曜日の朝。

「ベッドルームひとつ、バスルームひとつ、キッチン、リビング」の設備を並べて、請求書が来るまで「ライフスタイル・セミナー」に参加。

 

月の遠吠えのおかげで、何でも食べられるように気質が変わったので

「ジャンクフード好き」のライフスタイルを抹消。

サンマイシューノの料理制覇を目指しつつ、トマランのナイトマーケットにも出かけて外食したい。

 

やって来た請求書はほぼ家賃のみ。

トイレは何度か使ったのですが、なぜか水道代が0円になっている。バグった?

(ムードレット『またバグ?(緊張+99)最近のEAによるひどいバグ連発のために、プレイヤーは自分のポンコツや思い違いであっても、全てバグだと考えるようになってしまいました!』)

 

ストレリチアとドラゴンフルーツ、動画のロイヤリティのおかげで26,000シムオリオンを超える資産があるので、請求書を支払ったら「グレムリン」の部屋とは早々にさようなら。

 

次の部屋は「ジャスミン・スイート2B」もしくは「21チック・ストリート1310」

どちらも敷金礼金は同じなので、好きな方から引っ越してね、とのこと。

 

せっかく何でも食べられるようになったので

スパイス・マーケットのジャスミン・スイート2Bを選択。

子供を作る予定はないので「良学区」も「レイライン直上」の恩恵は受けられませんが、もう停電も漏水もない!Gもネズミも出ない!グレムリンのせいで家電が壊れることもない!なんてすばらしい部屋だ!(感覚麻痺)

 

しかもこの日は

キャッシュバックデー。

今まで最低限の家具で乗り切って、壁紙や床も借りた時のままで暮らしてきましたが、今後要DIYやグレムリンの部屋に住む必要はない(はず)ので、簡単だけどリノベして、家電や家具を性能や見た目のいいものに買い替えたり、買い足しも〜。

 

いつのアップデートからか忘れましたが、アパートの窓が変えられるようになったので

カッコいい窓に変えました。

他の部屋から完全に浮いてますが。

 

ベッドルームはどうせ使わないので、端っこに4×2の部屋を二つ作って、ベッドとランプを押し込めました。

もう少し広い部屋に引っ越したら、お泊り会やりたいな。

 

大胆な色づかいのLDK。

フリマで買った画家キャリア報酬のランプを置いて、ひらめきムードレットが継続するようにしてあります。

 

キッチンの反対側には、動画ステーションとイーゼル、壁にはムーンウッド集合体で貰った掛け時計。

 

隣の部屋はキャリアの報酬の「集中」ムードレットがつくポスターと、ヨガマットも置いて、ゲームやガーデニングをする時に「集中」を保てるように。

 

狭すぎてカメラが入りませんでしたが、左がシャワーとトイレのあるバスルーム、右が乾燥機と洗濯機を置いた洗濯ルームです。

 

で。

すでに「眠気知らず」とった上に、体力の減少が抑えられる「夜の印」もあるので、二日に一度くらいしか寝なくても平気なので、「夜型ウルフ」でもソーシャルメディア・インターネットの有名人の仕事はなんとか続けられそうですが、キャリアレベルが上がって以来不満のほうがでかくなってきました。

 

トップまでたどり着くにはフォロワーが100万人も必要で、業務時間外に配信したり近況ステータスを更新しないとたどり着けない。

出勤した場合拘束時間は短いが、時給が安いので給料はスズメの涙。

在宅勤務も「無名な商品を宣伝」→「失敗したらフォロワー激減→下手をすると降格」や、「メールに返信する」→『公開電話』のセレブのお悩みがつく」など、リスクのあるタスクが増えて来ました。

キャリア報酬も集中ムードが取れるポスターだけで、掃除機かけたら集中ムード取れる+部屋が綺麗になるので、ほぼ不要。

 

「夜型ウルフ」になったのを口実に

ソーシャルメディアキャリアに見切りをつけ、時間に縛られないフリーランサーに転職することに。

 

きなこが選んだフリーランサーの業種は

エレクトリカル・アーティスト。

ちなみにきなこは今まで一枚も絵を描いたことがなく、絵画スキルがありません

 

大胆すぎる転職をかましたチワワ系ウェアウルフ、いたコメフェスへお出かけ。

きなこ「ま、なんとかなるでしょ。

なんてったってぼく、ムーンウッド集合体のアルファだしー」

ウェアウルフの群れのリーダーと絵画スキルに何の関係があるのか

 

凍死寸前のジェフリーさんに人魚の鳴きまねをしたり

(この直後に冬服に着替えてくれて事なきを得ました)

 

萌え袖のヘクターさんにお茶への細工をほのめかしたりして

 

いたずらチームの勝利。

前回とは大違いのいたコメフェスを楽しむことができました。

 

帰宅後、フリマで買ったランプのおかげでひらめきムードレットをキープしつつ、キャンバスに3枚ほど絵を描いたら

 

あっという間に絵画レベルが4になり、フリーランサーの仕事が受けられるようになりました。

一番簡単そうなレベル1の仕事を受けたところ、クライアントにたいそうお褒めいただき、余分に報酬をいただく始末。

本当になんとかなってしまった。

 

満月のたびにヴォルコフ世帯で誰かが壊したシンクを直していたら、いつのまにか器用さスキルがかなり上がっていたので、デジタルスケッチパッドを高速化し、1日2~3件の依頼を完了させることも可能に。

 

時間あたりの報酬はソーシャルメディアキャリアよりずっと高いし、必要なのは絵画スキルだけだし、動画のロイヤリティも毎日4桁入るようになったので、ストレリチアとドラゴンフルーツに依存する生活から完全脱出できました。

きなこ「最初からこの仕事しとけばよかった。

必死にゲーム配信してたのがバカみたい」

 

そしてやってきた、一年に一度の冬祭り。

群れの皆を招いて

ツリーを飾りつけ。

 

プレゼント交換。

きなこはコーヒーメーカーをもらいました。

 

皆が帰った夕方、きなこはアートセンターへ。

雪で地面が凍っているため、地面に書くスタイルのストリートアートはどこも描けないのですが、ここは壁に描くスタイルなので描くのも消すのも可能。

 

たまたまアートセンターに居合わせたシムたちと強制的にグループを組んで

 

全員でストリートアートの作成開始。

人数が多すぎて「描けない!」とアナヤさんがお怒り。

 

ビョルンさんも「描けない!」とお怒りに。

きなこ「投げキッス……

ビョルン「いや、すまない、ちょっと困惑しただけだよ、はははははは、さあどうやって描こうかなあ!」

腹黒チワワ。

 

お手伝いいただいたおかげで、一人で描くよりはるかに早く完成。

絵画スキルが上がり「生粋の街っ子」願望のタスク「アート・センターでストリートアートを完成させる」終了。

あとはデモ隊を探して寄付をすれば、次の段階へ進めます。

 

ひと眠りして、また仕事をこなしたきなこ。

「非凡な画家」願望のためにキャンバスにも絵を描いていたら

「芸術愛好家」に変化。

ナルシストだから、絵や彫刻を遠いところと近いところから眺めて、最後に顔を斜め三十度くらいの角度に傾けてからあごに手をやって、意味もなくうなずくのが好きそうなので(偏見)受け入れました。

これできなこは「ナルシスト・外交的・陽気・野心家・芸術愛好家」に。

あとひとつ特質が加えられますが、何が来るかな?

 

一枚絵を描き終えてギャラリーに売り、次の仕事を探しているところへ、鍵を渡してあるウォルフガングが遊びに来ました。

しかしきなこはウォルフガングに向かって一言。

きなこ「鍵、返して

ウォルフガング「どうしたんだ、俺のことが嫌いになったのか!?

……わかった、リーダーの命令だから返す。ただ、理由を教えて欲しい」

きなこ「ここじゃなくて、群れのたまり場で話す。

みんなにも聞いてほしい話だから」

ウォルフガング(えぅ、まさか俺、ムーンウッド集合体追放されるの!?やばばばばばば)

 

ヴォルコフ家に着いたきなこ。

ムーンウッドミルも雪で、何もかもが凍り付いていました。

 

きなこ「クリストファーさん」

 

きなこ「あなたにリーダーをお返しします。

群れのみんなを統率するのは、チワワみたいに貧弱な僕では務まらないです。

身体も小さいし、心だって強くはない。アルファという称号は、ふさわしいウェアウルフが名乗るべき……。

……うっ、うぇっ、ア、アルファなんて、強くて、おっきいウェアウルフじゃなきゃ、絶対に無理だよぅ!

だって、だってね、リーダーになってからずーっと、夜道でワイルドファングの集団に待ち伏せされたらどうしよう、グレッグがアパートを襲って来たらどうしよう、って、ずーっと怖くて怖くて……ふえええええん」

へたれチワワ。

 

クリストファー「わかったわかった、俺がしっかりまとめていくし、他のウェアウルフはきなこに危害を加えたりしないから。

グレッグは自分の住処から出てこないし、ワイルドファングの連中にはウォルフガングからしっかり伝えさせる。

な、とにかく落ち着け。

あーあー、怒りゲージがたまっちゃってるぞ。ティッシュやるから、涙拭いて鼻もかめ」

きなこ「うわああん、ありがとう、調子にのってごめんなさいぃい!」

小学校の低学年と担任の先生か?

 

きなこ「あとね」

きなこ「ぼく、ムーンウッド集合体やめたいです……。

『今まで頑張って来たのに!』って怒られるかもしれないけど、でも、やめたいの」

ピアノをやめたい子供のようなことを言い出すきなこ。

 

クリストファー「怒らないから、群れをやめたい理由を教えてくれる?」

きなこ「えっと……。
アパートだから、ガーデニング大変だし、釣りもあんまりできる場所がないし、ぼくだけサンマイシューノからムーンウッドミルまで来なきゃいけないから、資源にしようと思って持ってきた冷蔵庫の残り物が腐っちゃうし、新しいシムに出会うたびに『ウェアウルフの外交術』使って『ムーンウッド集合体、ウェアウルフのきなこでございます!ウェアウルフ、ウェアウルフをよろしくお願いします!ありがとうございます、頑張ってまいります!』って連呼しなきゃいけないのにも、なんだか疲れちゃった」

クリストファー(そんなことしとったんかい

 

クリストファー「きなこの気持ちはわかったよ。

でも、きなこはいつまでもみんなの友人だからね。

またどこかで会えるだろうし、いつでも遊びにおいで」

きなこ「うわーん、ありがとうございます」

クリストファー(「ウェアウルフの外交術」の選挙カー化を食い止められたから、ひとまずはよしとしよう。

あとはきなこのウェアウルフとしての精神的成長を祈るばかりだ。……がんばれよ、きなこ)

 

が、感動の別れの後、アパートに戻ったきなこは

きなこ「えーい!」

シンクをぶち壊し始めました。

ウェアウルフの「壊す」能力を悪用し「染みなきピカピカ」願望の「5つの汚れを片づける」を一気に片づけようという魂胆です。

 

あっさり過程完了。

きなこ「器用さスキルも上がってアップグレード部品も手に入って、すごい得した気分~♪」

クリストファーさん、群れの監視下に置いておいた方がよかったのでは?

 

次回に続く。

 

↓ランキングに参加しています。よろしかったら。

にほんブログ村 ゲームブログ ザ・シムズシリーズへ
にほんブログ村