「ミッション：インポッシブルフォールアウト」　★★★～トム・クルーズここにあり！の力作

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2018』の掲載にあたって」

トム・クルーズここにあり！の力作 ★★★

トム・クルーズ
J・J・エイブラムス

クリストファー・マッカリー

【　出演　】トム・クルーズ
ヘンリー・カビル
ビング・レイムス
サイモン・ペッグ
レベッカ・ファーガソン
ショーン・ハリス
アンジェラ・バセット
バネッサ・カービー
ウェス・ベントリー
フレデリック・シュミット
ミシェル・モナハン
アレック・ボールドウィン

【あらすじ】

　盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについたIMFのエージェント、イーサン・ハント。しかし、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。

　事件の裏には、秘密組織“シンジケート”の残党“アポストル”が関与しており、手がかりはジョン・ラークという男。イーサンは、ラークに接触するためホワイト・ウィドウという女に近づくが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAは、監視役としてエージェントのウォーカーを送り込んでくる。

　ウォーカーとともに行動を開始するイーサンたちだったが、イーサンに思わぬ容疑をかけられ窮地に陥る―

【コメント】

　さてさて、今回はお馴染みトム様の代名詞にして代表シリーズ、1996年『ミッション：インポッシブル』、2000年『M:I-2』、2006年『M:i:Ⅲ』、2011年『ミッション：インポッシブルゴースト・プロトコル』、2015年『ミッション：インポッシブルローグ・ネイション』を経て、3年振りの第6弾となる本作を鑑賞。よもやこのシリーズが22年も続くとは全然思いませんでしたね。1作目を観た時が20代だったからね～。

　ともあれ、今夏の超目玉作品、宣伝もバンバンやってるし、観ない選択肢はないと早速「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。さすがのトム様、劇場も激込みです。

トム・クルーズここにあり！の力作

　いやいや、さすがのトム様、今回も力が入っています。息を持つかせぬアクションの連続とサスペンスフルな展開。2時間半なんてあっという間の娯楽大作、トム・クルーズここにあり！と言わしめる力作でしたね。面白かったです。

　冒頭にあるお馴染みの「このテープは5秒後に～」のミッションテープから、ミッションを失敗してしまう導入部、そこからど導火線とともに流れるテーマソングで心はもう鷲掴み。テンション上がります。話の途中、「あれ、こいつ誰だったっけ？」なんて前作までの復習を怠ってしまった部分はあるものの、そんなことはお構いなしのスリリングなアクションの連続、連続、連続。プルトニウムが爆破されそうになるハラハラドキドキのクライマックスはスリリングで目が離せない。

　とにかく、今回もトム様がエンタテイメントに徹し、かつ「俺はまだまだできるぜ！カッコイイだろ！」と言わんばかりの映画を見事に仕上げた力作でしたね。さすがの一言です。

トム・クルーズの身体を張ったアクション

　今回も見どころは何といってもトム様の身体を張ったアクションの数々。

　とにかく走り回る飛び回る。バイクチェイスからヘリチェイス、スカイダイビングしたり岩壁にしがみついたりと、御年56歳とは思えない身体能力と若々しさ。あと数年で60歳かよ、スゲーなトム。ジャッキー・チェンにも負けず劣らずの身体を張ったアクションにため息をつくばかり。

　もっとも、「俺ってスゲーだろ！」と言わんばかりにアクションシーンがやや冗長過ぎたきらいもありますが、あの歳でこれだけできるのはさすがプロフェッショナルです。

　とはいえトム様、本シリーズを何歳まで続けようとしているのか。なんといってもトム・クルーズ印の代表作、まだまだ続きそうな気配はあるものの、体がついていくのかどうか。体の心配をしつつも、やっぱり元気なトム・クルーズを見届けたいところです。

やっぱりアガる！「ミッション：インポッシブル」テーマ曲

　オープニングといえばやっぱりこのテーマ曲。これを聞くだけで気分がアガりますね。