「ジュマンジウェルカム・トゥ・ジャングル」　★★★～みんなのアイドル、ドウェイン兄貴

※※※　注意　※※※

　「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

　これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2018』の掲載にあたって」

みんなのアイドル、ドウェイン兄貴 ★★★

（2017年／アメリカ／119分／Jumanji: Welcome to the Jungle）【　製作総指揮・監督　】ジェイク・カスダン【　出演　】ドウェイン・ジョンソン
ケビン・ハート
ジャック・ブラック
カレン・ギラン
リス・ダービー
ボビー・カナベイル
ニック・ジョナス
アレックス・ウルフ
サーダリウス・ブレイ
マディソン・アイスマン
モーガン・ターナー
マーク・エバン・ジャクソン

【あらすじ】

　学校で居残りをさせられていたスペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサの4人の高校生。

　居残り中、古いビデオゲーム“ジュマンジ”というソフトを発見、4人でプレイしようとキャラクターを選んだ途端、ゲームの中に吸い込まれてしまう。

　身体も性格も性別までもがゲームキャラに入れ替わってしまった4人は、目の前に広がるジャングルで難攻不落のステージをクリアする必要があった。

　ライフは3回、使い切ればゲームオーバー。彼らのゲームの世界での大冒険が始まる―

【コメント】

　さて、酷暑厳しい今年の夏、こんな時季は涼しい我が家で映画鑑賞に限る！ということで、ちょいと仕事関係でムカついた帰り道、いつものTSUTAYAに寄って見つけたのが本作。

　映画好きなら知っている、故ロビン・ウィリアムズ1995年のヒット作『ジュマンジ』の、実に20数年ぶりの正式な続編で、「マジジュマンジ～！！！」なんて公開当時CMで宣伝してたのは記憶に新しいところ。僕は劇場での鑑賞はスルーしたもののDVD出たら観ようと思っていたので、今回めでたくレンタル開始ということで、ソッコー手に取った次第です。

　うむ、面白かったです。老若男女楽しめるようなファミリー向けの王道のアドベンチャーですが、楽しませ方の腕はさすがのハリウッド。DVDでも2時間十分に楽しめましたね。

　故ロビン・ウィリアムズ主演の前作がもはや記憶にない状態の中での鑑賞でしたが、そこは全く問題なし。ジュマンジというボードゲームを古いTVゲームに切り替えた発想、今だからこそできるCG満載の迫力映像、そして、それぞれのキャラに個性があってとてもユニーク。笑いありハラハラドキドキあり、若干の下ネタ（おしっこシーンなど）はあるものの、飽きがこない誰でも楽しめるアドベンチャーエンタテイメント映画だったと思いますね。

　なんか久しぶりにジャック・ブラックを観た気がするんですが、あのキャラの濃さは未だ健在、得意？の下ネタ（おしっこシーンなど）で笑わせてもらいました。しかしながら、本作の主役はなんといっても筋肉ムキムキ・ドウェイン兄貴。今やもうみんなのアイドルと化してますな、ドウェイン兄貴は。プロレスラーから始まって、「ワイルド・スピード」シリーズのようないかにもなアクションスターだけど、最近じゃ声優やったりコメディにも出たり、本作のようなファミリー向けの映画にも出たりと、今旬のアクターと言っても過言ではないです。でも、何に出ても兄貴は兄貴。頼りがいのある兄貴的存在感はブレないですな。

　とにもかくにも、酷暑のこの時季にはピッタリのジャングルが舞台、夏休みも入っているし、今こそレンタルして観てみることをお勧めします。