「恋は雨上がりのように」 ★★★~大人は若者の導きであるべき | そんなことより恋をしろ

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※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。

 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2018』の掲載にあたって」

 
大人は若者の導きであるべき
★★★
(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館
 
(2018年/日本/111分
 
【 監督 】
永井聡
 
【 原作 】
眉月じゅん

 

【 出演 】
小松菜奈
大泉洋
清野菜名
磯村勇斗
葉山奨之
松本穂香
山本舞香
濱田マリ
戸次重幸
吉田羊
 

 

【あらすじ】

 
 ファミレスでアルバイトをしている高校2年生の橘あきらは、かつて陸上部で活躍していたが、アキレス腱を負傷し夢を断念していた。
 あきらは、バツイチでうだつの上がらない店長の近藤正己に密かな恋心を抱き、ついに告白してしまうが、近藤は戸惑うばかり。
 二人は距離を縮めていくが、そのうち二人はあきらめかけていた夢に向き直っていくことになる―
 
 

【コメント】

 

 さて、今回は巷で人気の青春ラブストーリー漫画の実写版である本作を鑑賞。アニメのほうでタイトルだけは知ってましたけど、相変わらずそっち方面は疎いところ。

 とはいえ、前評判は上々のようだし、45歳のオッサンとJKの純愛ものということで、オッサンの目線から本作を観てみたいという興味もあり、「立川シネマシティ」に足を運んだ次第です。

 決して、「これでJKとオッサンが恋愛できるぜ!」なんてヨコシマな感情は抱いていないのであしからず。

 

 

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

 

 

大人は若者の導きであるべき

 

 いや~良かったです。爽やかで透明感があってピュア、まさに日本の青春映画という感じでしたね。雨のシーンも多いせいか、心が現れるような良い映画でした。

 勘違いしてはいけないのが、本作は決してJKと45のオッサンが年齢差を超えた禁断の恋愛模様を描いたものではなく、恋愛という誰しもが経験する感情を経て自分自身を見つめ直し、一度は捨ててしまった夢に向き直り立ち直る、いわば成長物語という意味合いのほうが強いですね。

 ストーリーは非常に分かりやすく、王道と言えば王道。夢破れた少女が、大人の何気ない優しさに触れて恋心を抱く。それは止まらなくなりとにかく突っ走ってしまうも、それは違うぞと大人が優しく根気強く説得する。一度はあきらめた夢にチャレンジする姿を見て大人も触発され自身を見つめ直す。

 とかく一途になりがちで周りが見えなくなってしまっている若者に対し、戸惑いながらも大人が懸命に道理を説いて道筋を示してあげる、大人は若者の導きであるべきなんですね。

 援交やらパパ活やら、SNSで簡単にオッサンとJKが出会い問題が絶えない昨今、大人はこうあるべきという立ち位置がよくわかる作品だったと思います。

 

 

クールだけどピュアな小松菜奈の魅力

 

 本作の主人公あきら役を演じた小松菜奈は、クールなJK役としてはピッタリハマっていたと思いますね。おじちゃん、本作でちょっとファンになってしまいました。

 クールで他のJKよりも大人びた雰囲気を醸し出しながら、そこはやっぱり未成年、まだまだ恋愛慣れしていないピュアで一途な感じが小松菜奈の演技からとても感じ取れましたね。本作は彼女の代表作になったといっても過言ではないでしょう。

 共演者の清野菜名は同級生役としてさすがの存在感だったし、ライバル校として出演した山本舞香のフレッシュさも良かった。けっこうなキーマンなので、もうちょっと出演シーンがあっても良かったと思いますが、「王様のブランチ」のレポーターとはまた違った魅力を発揮していて、これからが期待できる若手です。

 

 

疾走感あふれる主題歌、鈴木瑛美子 & 亀田誠治「フロントメモリー」

 

 本作の主題歌を飾るのは、鈴木瑛美子&亀田誠治の「フロントメモリー」。主人公あきらの青春ほとばしるフレッシュさと陸上でトラックを駆け抜ける疾走感が本作に見事にマッチしていてしますな。

 

 

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

 

 

【2018年度 Myランキング】(5/27時点)

 

 本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。

 あずきのチカラはよく効くぞ。

 

(ベスト)… ★★★☆以上が基準

 

  1位:孤狼の血 ★★★★☆

  2位:アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ★★★★☆

  3位:シェイプ・オブ・ウォーター ★★★☆

  4位:いぬやしき ★★★☆

  5位:リメンバー・ミー ★★★☆

  6位:悪女 AKUJO ★★★☆

  7位:グレイテスト・ショーマン ★★★☆

  8位:レディ・プレイヤー1 ★★★☆

  9位:

 10位:

  次点:

     

     

     

     

  (ワースト)… ★★☆以下が基準

 

  1位:ザ・リング リバース ★☆

  2位:マンハント ★★☆

  3位:パシフィック・リム アップライジング ★★☆

 

 

<その他ランク外一覧>

キングスマン ゴールデン・サークルジオストーム咲 Saki 阿知賀編 episode of side-A祈りの幕が下りる時デトロイト羊の木スリー・ビルボードサニー/32今夜、ロマンス劇場でブラックパンサー15時17分、パリ行き去年の冬、きみと別れちはやふる-結び-マザー!トレイン・ミッションレッド・スパローダンガル きっと、つよくなるラプラスの魔女ランペイジ 巨獣大乱闘フラットライナーズ恋は雨上がりのように


 

『恋は雨上がりのように』の公式サイトはこちら

 

 

 

 

 

 

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