キム・ミョンス(エル)、シン・ヘソン、イ・ドンゴン
全16話
原題:단, 하나의 사랑(ただ(タン)、ひとつの愛)
韓国放送:2019年5月〜(KBS)
平均視聴率:7.3%
最高視聴率:9.7%
■相関図
■ストーリー
人間界での任務を終え、天界に戻ろうとしていた天使ダン(エル)は、ひょんなことからある盲目の女性イ・ヨンソ(シン・ヘソン)と出会う。事故による失明でバレリーナの夢を閉ざし、今は亡き両親の遺した屋敷で孤独に暮らしていた。人よりも直観力が冴えるヨンソは、人間には見えないはずのダンの存在に感づく。そんなヨンソの事が少し気になっていたダンは、ある日、交通事故に巻き込まれたヨンソを助けてしまう。その行為は、「人間の生死に関わってはいけない」という天使の掟を破るものであり、罰として”100日以内にヨンソの恋を成就させる”というミッションが課せられることに。ヨンソに近づくため人間に変身したダンは、ヨンソの屋敷の執事となるのだが…。(BS12)
この2人が結ばれる話だろう
ハッピーエンドな気がするけど
人間と天使がどうやって?
と
エルくんが天使役だと知った時から
思っていました
で、見始めたら
やっぱりその問題もあったんだけど
意外にも?殺人沙汰もあって
そこが中途半端な感じで
全体的には少し残念な印象に…
神のおぼしめしにより出会った2人
天使ダンと人間ヨンソが
初めは反目しながらも
次第に惹かれ合い、愛し合うようになる
でも、ヨンソは「死ぬ運命」だったし
ダンも人間の姿でいられるのは100日のみ
ダンは自分が消滅しようとも
ヨンソの運命を変えて
死なせまいとし
ヨンソは、自分がダンの為に死ねば
ダンが人間なれることを知って
ダンを人間として生かすために
死を受け入れようとする
互いに、自分を犠牲にしてでも
愛する人に(人間として)
輝く人生を送って欲しいと願い…
という「人魚姫」のような純愛話は
良かったんですけどね
(「死」の犠牲ではないけど
「賢者の贈り物」も思い出しました)
実は子供の頃に縁があった
という話も悪くなく
二転三転したラストも泣けて…
それでもやっぱり
ハッピーエンドにしてくれたのは
何よりだったんだけど
納得いかないことが
いくつかあったせいで?
ハマれなかったのかなぁ…
まず、チ・ガンウの過去のエピソード
過去にダンたちと
同じ経験をしていたというのは
良いんだけど
神がガンウの愛する女性を
銃殺したというのが解せない
ガンウへの罰として
ガンウに向けた銃口だったとしても
神なら指をパチンとしたりすれば
彼女を止めることも出来たんじゃ?
神が人間を銃殺したらダメでしょう
そもそも天使だって
銃殺していいのか?って感じ
ヨンソはガンウを非難していたけど
神を恨んだり
「15年間ずっと不幸だった」という
ガンウの気持ちはよく解る!
あと、ヨンソを殺そうとするルナがナゾ
執拗な殺意の裏には
「妹のため」ということ以外にも
何かもっと理由があるんだろうと
感じさせたのに
結局は大したものはなく?
「天使」に対し「悪魔の様な人間」
ということを表現したかっただけ?
せめて、ルナも子供の頃
一緒にバレエをやっていたのに
ヨンソや妹に勝てず
嫉妬心から悪魔化した
ってことだったらまだ納得できたのに…
バレエの元先生にも「何かある」
のかと思ったのに
真相は判らずだったのも何だか…
どちらもカットされたのかな??
と、HPを確認してみたら
特に納得できるものは
探せなかったんだけど
「企画意図」にこんな文言があって
ん???ってなった(^^;
完璧な存在である天使が不完全な人間になりたくなる過程を通して、人が、人として目指すべき「人間性」とは何なのかを改めて考え直してみようと思う。
え?このドラマの天使たちって
「完璧な存在」でしたっけ??
相手は悪人で、ヨンソのためとはいえ
こんなこともしていたし
ミスも多くて、人間っぽかったのに?
ま、そこはいいとしても…
とにかく、期待していただけに
ちょっと残念でした
ヘソンちゃんのジゼルの迫真の演技は
さすが!で
この表現力ならドラマや映画の
オーディションに出ても
合格するだろうなーって思ったり
もう一人のプリマドンナの
キム・ボミさんも
いかにもバレリーナっぽいスタイルで
「経験者かな?」って思ったら
やっぱりそうで
素人目にはとてもお上手に見えて
2人の細い体とバレエの演技には
見惚れたんですけどね
このドラマが初主演だったボミさんは
くせのある悪女の印象が強いけど
『ウンジュの部屋』に引き続き
今回は良い子の役で
最後、もしかしたらこの2人が?
という希望?も見えた気がしたのも
良かったんだけど…
羽のあるエルくんは
本当に天使で✨
翼の生えたエルエンジェル
もっと見たかったです