『ブラックドッグ』 感想♡ | 韓ドラ中毒

韓ドラ中毒

韓ドラが大好きな 한국 드라마 폐인♡
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韓国語も韓ドラで勉強中…( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

ソ・ヒョンジン、ラ・ミラン、ハジュン、ユ・ミンギュ

全16話(BS朝日では全17話)

原題:블랙독

韓国放送:2019年12月〜(tvN)

平均視聴率:4.5%

最高視聴率:5.48%

 

■相関図

 

■ストーリー

塾講師のバイトをしながら教壇に立つ日を夢見ていたコ・ハヌル(ソヒョンジン)は、テチ高校の臨時採用で念願の教師になる。毎年の契約更新に怯える臨時採用とはいえ教師は教師。ハヌルは、初めて学校で教えることに胸を躍らせていた。ところがいざ学校に行ってみると、学校の上層部に自分の叔父がいることを知る。数年に一度会うか会わないかの叔父の勤務先などハヌルは知らなかったのだが、先輩教師や同僚から“コネ採用”と冷ややかな視線を浴びせられ…。(BS朝日)

 


 

ソ・ヒョンジン&ラ・ミラン

演技派2人の共演ということで

期待して見ました

 

一言で言えば

ヒョンジンちゃん扮するハヌルの

新米高校教師奮闘記?

 

明るいドラマではなく

全体的にもの暗い情緒的な雰囲気で

全編を通してハヌルを中心に

教師たちの苦悩や葛藤が

あれこれ描かれているので

楽しいストーリーではないんだけど

 

大変な中にも報いや喜びがあって

人の優しさに温かくなったり

ひたむきな頑張りに感心したり

そんな頑張りや想いを

そばで見守り解ってくれる人がいて

世の中捨てたもんじゃないって

思わせてくれたり

自分も頑張らなきゃって

気持ちを奮い立たせてもくれる

そんな

沁みるドラマでした‼︎

 

感動!号泣!ってほど

ドラマチックな内容はないけど

じんわりと心に響いてくる感じ

 

「こんな先生(人)いるよね」

「こんな学校ありそうだね」

「教師ならこう悩むだろう」

「先生ってやっぱり大変そう」

「こんな先生(人)に出会えたら幸せ」

等々リアルに感じさせて

共感できるところも良かったし

嫌な人たちに

嫌な気分にさせられることより

上手くいって温かくなれる

そんな内容が多かったのも好みで♡

 

期待した2人の演技もやはり良くて

ヒョンジンちゃんのこの眼差し!

これ見ただけでグッときたし

ミランさんの一見冷ややかな目つきも

「良い先生」ではあるけど

完璧ではない人間味もあったのが良く

認めた人に向ける優しい眼差しとの

ギャップも素晴らしかったです👏


ストーリーは1話冒頭で

いきなり先生が亡くなって

ちょっとびっくりな始まりだったけど

そのヨンハ先生の死が

ハヌルを教師の道に導くことになります

高校の修学旅行でバス事故に遭い

ヨンハ先生に助けられたハヌル

でもハヌルを助けたヨンハ先生は

代わりに命を落としてしまい…

 

この先生役のテ・イノさん

前にヒョンジンちゃんと共演した

『ドクターキムサブ1』でも1話で亡くなって

ソジョン(ヒョンジン)の人生を変える

きっかけになった先生(医師)役だったけど

今回のこの配役は偶然なのかな?

 

 

어떻게 나에게 

(先生は)どうして私に

그렇게까지 할 수 있었던 거을까

そこまですることができたのだろうか

 

선생님이되면 다 알 줄 알았다

教師になれば全てわかると思った

 

ハヌルがその答えに辿り着くまでの

過程の…始まりのお話でした


助けてくれたヨンハ先生が

正規教員ではなく臨時採用の教師だった

というのもこのドラマの要点で

 

ドラマの中では「기간채 キカンチェ」

って言っていたと思うけど

기간 채용 期間採用の教師は

通常1年契約で更新されないこともある

ヨンハ先生のように事故に遭っても

臨採は保険の対象にならず

何の補償も受けられなかったりもする…

 

臨時採用の先生がどういうものなのか

高校生のハヌルは

ちゃんと理解できていなかったけど

同じ立場になって初めて

臨時採用教員に向けられる先入観が

生徒や保護者たちにはあり

不当な扱いを受けることがある

ということを知る…

さらにハヌルは

「コネ採用」と誤解されたことで

同期の仲間から疎外されて

上司のパク部長(ミラン)からも

初めは冷たく接される

 

そう、タイトルの『ブラックドッグ』

ハヌルのことだったんです

臨時採用教員だったり

コネ採用と誤解されたり…

 

블랙독企画意図に書かれている

ブラックドッグ症候群
「ただ色が黒いという理由だけで 

 黒い捨て犬は引き取られ難い現象」

私たちの社会にも偏見を抱え疎外された
「ブラックドッグ」は常に存在する

 


ドラマでも3話で

ハヌルが子供の頃に犬を買いに行って

祖父から「黒い犬は不吉」と言われ

白い犬を買って帰ったけど

あの黒い子犬はその後どうなったのかと

今の自分と重ね合わせて

思い返すシーンがありました

 

そんな中、ハヌルの言葉を信じて

唯一味方になってくれた同僚や

コネ採用であっても実力があればいいと

本質を見抜いて認めてくれたパク部長や

愛想はよくないけど真面目で

さりげなく気遣って

手を差し伸べてくれるヨヌ先生や

おおらかで何かと励ましてくれる

ミョンス先生もいて


ハヌルはちゃんと「先生」になっていく

徐々に同志?になっていった

この4人の関係がとても良くて

パク部長が去る時にハヌルに渡した

「携帯で撮った写真」は

いつも見ていてくれたんだって

ハヌルは嬉しかっただろうなって

ホロっときたししょぼん

再会のシーンにもジーンとしょぼん

最後のシーンも

特に何を言い合うわけでもないのに

良いな〜って思えました!

 

ハヌルの教え子たちもみないい子で

学園モノにはめずらしく?

最悪な子が出てこないクラス👏

経済的に塾に行けないのに

医学部を目指して頑張った学生は

本当に偉いと思ったし

合格した子、不合格だった子の

想い合う気持ちも微笑ましかったしょぼん

 

苦悩して道を踏み外しそうになった先生と

誤解から不信感を抱いてしまった先生が


和解できたのも良かったし

「人」を第一に考える素敵な先生や

ハヌルに少し更正された先生もいて

最後に意外な再会もあったり

それぞれの先生たちのエピソードも

興味深かったです

 

唯一ポトンに対するハヌルの態度が

酷いでしょ?って違和感があったけど

そこも成長の過程と見れば良しかな?

すぐにハヌルが非を認めて謝って

誤解を解消できたから一応結果良し

(カットが多かったのかな…)

 

最後よくわからなかったのは

ハヌルが公立高校の試験に受かって

公立校へ赴任したけど

テチ高の試験は受からなかったのか?

ということ・・

両方受かって公立を選んだのか?

テチ高の教師になりたいと言っていたのに

結局は公立を選んだのか?

そこがBSではハッキリしなくて

これ↓で確認してみたけど

やっぱりよくわからず(^^;;

 

 

ラストのハヌルの言葉も良い👍

 

어떻게 나에게 

どうして私に

그렇게까지 할 수 있었던 거을까

そこまですることができたのだろうか

 

先生、私は今もなお

その答えを楽しく探しています

 

 

正規教員になったハヌルの

服装がガラリと変わったのは

心のゆとりを表しているのか?

お給料の差を表しているのか?

なんてことが

ちょっと気になってしまった

ラストでもありました(^^;;

(このピアスは授業には不向きな気も?)

 

「教師版ミセン」って

言われたりもしたらしいけど

  私は断然こちらが好きです!

 

BSはカットされた部分が多かったので

いつかノーカットで見たいな…

字幕付きで!(´∀`;