読者の皆様、2年半におよぶ物語をご愛読頂き、ありがとうございました^^
henkaです。お疲れ様です。
『ケモッ娘変身譚』は遡ると2008年 09月06日 21:23に始め、2011年 04月23日 16:36に完結しました。
この物語は、当時読んでいた、冬風狐さんのサイトに投稿されている坂本龍馬さんの小説「夜の仕事」(前編・後編)
とはちみつレモン(柿丸)さんの小説「自由に動物に変身したい
」の影響を受けて始めました。
高校生の頃から小説をちょこちょこ書いていたので、自分が好きなジャンルであるTF(獣化)ものが少なく、自分の好きなものは自給自足しようと思って書き始めたのがきっかけだったと思います。R-18ものの小説を書くのは初だったので、いろいろ恥ずかしいものもありましたね^^;
小説はかなり気ままに書いていたので、数ヶ月更新を放置することも多々ありましたが^^; 何とかエンディングまで書き切ることができてよかったです。
この小説を通して、様々な方と出会いました。TF業界古株の有名な方から、これからのTF業界を引っ張っていくような新しい方まで。
TFジャンルはマイナーなので、ジャンルとして確立するために、当時あった小説投稿サイト「ジョルダン みんなの広場」で毎月数作品書いて、他の投稿者のアクセス数と闘ったこともありました。ここで獣化は飽きた、表現が同じでつまらないなどの批判も頂き、いい物語が書けないのかと自分に失望したことも多々ありました。
しかし、今、ネットでTFという単語からその意味がわかるくらい広まり、一つのジャンルとして確立しつつあるところまできていると思います。時代の流れですかね。
読者には様々な方がいて、私の小説を読んで影響を受け、創作活動を始められた方も少なからずいました。それは嬉しい事です。読者と対立したことも、絶賛されたことも、いろいろありました。その中で感じたのが、TFものと一口に言えど、人の好みは多種多様であるということです。TFして筋肉ムキムキになるのが好きな人もいれば、ホラー系じゃないとダメ、性転換もしないと満足できない人もいたりと様々です。いろんな好きがあっていいと思います。ただ私は人が動物に変身することにこだわりたかったので、この作品では性転換は取り扱いませんでした。
様々なTF嗜好がある中で、自分は一番何が好きなのかと考えて出た答えは、「カワイイ獣化」でした。TFものはホラー系のイメージがあるので、ドタバタコメディでエロさも混ぜつつ、でもカワイイ感じの明るいTFものを私は書こうと決めました。この方向性の芯が決まったのもある出会いがきっかけでした。
ブログを初めて一番の衝撃を受けたのが、小説を初めて半年くらい経った時、読者の方から小説を見て絵を書きましたというメッセージを頂いたことです。それは私が思い描いているような本当にカワイイ獣化変身絵(R-18注意)
で、一日中その絵を見てニヨニヨするくらいかなりの衝撃を受けました。自分の小説を読んで絵を描いて頂けるのが、私としては最高の宝です。
私は絵に関しては全く自信がなかったので、自分の世界を表現してくれる方と出会えたのは本当に嬉しい出来事でした。この出会いをきっかけに、キャラクターをデザインしてもらったり、HPの作り方を教えてもらったりと、様々な点で手伝って頂きました。他にも様々な方からイラストを頂くことができ、本当にありがたい限りです。
こういう出会いをきっかけに、私自身、絵を描き始めたのもこの小説を通しての大きな変化でした。本当に下手くそだったのですが、キャラデザしてもらった絵を自分で描けるようになりたいと思って練習をし、今では、自分で満足できる程度にうまく描けるようになり、何でもやればうまくなるもんだなと実感しました。
様々な出会いの中で、同人サークルを作ってみたこともありましたが、残念ながら活動するには至りませんでした。物語も未完成だったので、時期尚早だったかなと思っています。
自分で作曲はまだできないのですが、動画作り
に挑戦したこともありました。微妙に違う絵を何枚も描いて、動いているように表現するアニメーションは大変だなと感じました。しかし、アニメ大国日本、これは本当、素晴らしいです。
これを考えると、パソゲーであるサウンドアクションノベルを作るのは本当すごいなと思っています。でもいつか、この物語をパソゲー化してみたいなぁと思っています。そして、あわよくば、深夜アニメにでもなれば、もう人生大満足です。野望は捨てていませんよー、どこかこの物語を買ってくれないものだろうか(笑)
変身アニメといえば、執筆期間中に「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」が放映されたのも何かしら縁があるような気がしました。TF好きのシークエンス(変身過程の描写)はなかったのですが、動物変身ものでコミカルなアニメは非常に刺激を受けました。
多くの作品では、その作品を通して何が伝えたいのか、メッセージ性があるかとか、そういうことが言われていますが、私の作品に関しては特に何もありません。この物語は私の妄想をぶちまけたようなものです。こういうと、中身が非常に薄いものに感じられるかもしれませんが、彼女たちから何を感じるのかは、読み手の性格に大きく起因すると思います。同じ作品を読んでいても、そこから何を感じるのかは人によって違うので、固定化されたこういうものを伝えたいというのではなく、自由に感じ取って、妄想して頂けたら嬉しいです。一つ言うなれば、読んで楽しく笑って頂けたらなぁと思います。
最後に、物語についてですが、はちゃめちゃエロコメディを描きつつも、獣化という現象に対しては、魔法とか曖昧なものではなく、出来る限りリアルで科学的な遺伝子の変化を主因とするSF要素を描いたつもりです。
裏話をすると、主役三人のコノハ(狐ノ葉)、カリン(化麟)、テンリ(転狸)には最初、変身することを匂わせる漢字を当てようかと思っていたのですが、今では漢字にしなくてよかったなと思っていますw
この物語は基本的にコノハに焦点を当てた物語になりました。私のイメージでは、変身という行為は体の細胞をすべて変化させて違う生物に変身するので、それなりの代償、リスクが伴うものと思っています。そして、それはある日突然暴走して、振り返ればその予兆は少しずつあったと。これはこの物語に限ったことではなく、私も皆さんの人生の中にもあると思います。例えば、今、これを読んでいる方が、その後偉大なTF作家になったとして、振り返ればこのあとがきに影響されて……ということももしかしたらあるかもしれないのです。人はどこでどう繋がって、影響し合っているのかは全くわからないので。
女の子が変身する日常をだらだらと書いていこうかとも思ったのですが、やはり一つの作品として完成させた方がいいのではないかとも思い、終わらせることにしました。
しかし、まだ明かしていない設定が数多くあるので、またいつか、大学生編や一発屋で終わっているキャラクター(キャラデザして下さった方、すみません^^;)のサイドストーリーなども加えていきたいと考えています! 用語の統一等、手直しもして完成度も高めたいですね。
とりあえず、目先の活動としては、小説が完成したということで、キャラデザして下さったものを無駄にしないためにも、漫画化に挑戦してみようと思っています。ネームはホームページ
に随時うpしています!(線が細くて見えにくいですが)。またこの物語とは違う別の物語も書てみたいとも思っています。
やりたいことはたくさんありますが、ここは一つの区切りとして後書きを書きました。今後も創作は続けていくつもりですので、応援して頂けると嬉しいです。
それでは、二年半にわたり、ご愛読ありがとうございました!!
2011年4月24日 henka