Day4-1　ナガルコットからみる朝日と旅立ち

余談だけど、ネパール旅行計画時にナガルコットで朝日を見るは候補に入れていた。でも、現地について天気予報とか見て、朝日見れそうなら行こう！！ということで、宿などは全くとっていなかった。（この宿は前日にとった）でも代替え案があったわけでもなく。。。事前の天気予報を見て、曇りの確率高そうだったのに結局来たナガルコット(笑)やっぱり朝日見れず・・・

ちなみに、ナガルコットは霧？薄雲？が発生する確率も多く年間通して朝日を見れる日は多くはないらしい。

宿の人が、『インターネットで調べるとナガルコットの観光は１０月がベストシーズンと出てくるが、地球温暖化で最近は11月・12月がベストシーズンだよ。またおいで』と言っていた。

こんな自然豊かな場所で、地球温暖化という言葉を聞くとはねー。

まぁ、地球規模で起きてるからそうなんだけど、この場所はそれとは無縁に感じる自然豊かな環境なので、引き起こしている側としてはなんだかちょっと切なかった。

さて、宿に戻ったら７時前。

昨日夕食をいただいた敷地内のレストランに息子さんがカギを開けに向かっていた。私たちもレストランへ出向き朝食を注文する。

この朝食が出てくるのに20分～30分くらいはかかった。

でも、こののんびりがいいなと思った。

私たちは注文してからすぐ出てくる料理になれている。

例えば、注文してから料理をしているようなお店だったとしても、あらかじめ野菜をカットしておいたり、ソースは調合しておいたりと下準備をしているからこそあの時間で提供できるのだ。

この朝食を頼んだら、キッチンから野菜をカットする音が聞こえる。

タンッタンッタンッタンッ・・・とかじゃないのね。

一つ一つ丁寧にタン…、タン…、タン…、というリズムで聞こえる。

なんだか、優しいリズムなのだ。

そして、食パンは１枚でいい！

って言ったのに、２枚出てきて(笑)ほんとに１枚でいいの？

って聞いて１枚でいいよ！って言ったら１枚残してくれた。

焼かなくてもよかったのにね。でも、それもお互いつたない英語だから念のための確認をしてくれたんだろうな。

優しい（笑)

ちなみに、ほかにも宿に泊まっている人がいたようで、朝食の準備ができたら電話してもらって、そこからレストランち降りてきているグループもいたし、どうやら部屋に届けてもらっているグループもいたようだった。

朝食を食べ終わって外に出たら、ようやく雲を抜けて太陽が顔を出していた。

８時すぎ、宿を出発する。

チェックアウト。現金で支払う。

札を数えながら出してたら、『STOP！』と、端数をまけてくれた。

「ナガルコットからバスに乗るのか？」と聞かれた。

ハイキングする予定だったんだけど、

「バス停方面に行く」と言ったら、

「そこまで送ってあげよう。そのお代はいただかないよ！」という申しで。

スタッフを呼び寄せて、送ってあげて！と言ってくれた。

そのスタッフは飲み始めたお茶をのむまで待ってね！と世間話をしてから、ナガルコットのバス停があるところまで送ってくれた。そのスタッフは帰り、ミルクを買ってくるようにミルクを入れる容器を持たされていた。自分で容器を持って行って入れてもらうスタイルなのね。と、エコのためにやっているわけではないんだろうけど、このスタイルがあるのがいいなー。

なんだか、アットホームで心温まる宿だった。

さて、この日は長い一日になる。

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