チドリ目チドリ科ヤマシギ属
学名 Scolopax rusticola
和名 ヤマシギ
英名 Eurasian Woodcock
【分布】
夏にユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖。
冬季はヨーロッパやアフリカの地中海沿岸やインド、東南アジア、日本などに渡って越冬。
本州中部以北(中部・東北地方)と伊豆諸島で留鳥、西日本では冬鳥。
【生態】
林、草地、農耕地、湿地などに生息。
ほかのシギ類と異なり、森林が主たる生息域になる。
夜行性。夕暮れごろから採食を始める。
食性は動物食。土にくちばしを差しこんで、地中のミミズなどの小動物を捕食。
【サイズ・形態】
全長34‐35㎝ 翼開長56-60㎝。
雌雄同色。
上面は枯れ葉の虫食い模様のような羽衣。
頭頂部から後頚部にかけて黒い帯状の横紋がバーコードのように並ぶ。
過眼線は黒。
頭が長く伸びたような形状。
クチバシは長てまっすぐ。
他の鳥類と比べると目が頭の中心より後方上部に寄っているため、両眼を合わせた視野は、ほぼ360度をカバーしている。
首と尾は短く、足も他のシギにくらべて短い。
【その他】
狩猟鳥として指定されているが、自治体によっては狩猟禁止の条例が指定された例もある(京都府など)
フランス料理では最高級のジビエとして珍重され、乱獲で数が減少、禁猟になった。
アメリカン・コッカー・スパニエルはCocker=ヤマシギの狩猟犬がルーツの犬種。
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<ここから鳥の写真>
『ヤマシギ(Eurasian Woodcock)』
キノコ採りや山菜採りをしていて、森を歩いていると
いきなり足元から「ブブッ」と声を立てて飛び立ちます。
そう、それが本種。
スローモーな動きに似合わず、飛ぶ際は、林を縫うように器用に飛んで逃げていきます。
本種は夜行性といわれています。
日中でも見ることはかないますが、なかなか有名な観察ポイント以外で
撮影に至るのは難しいです。
初めて見たのは、横浜の有名な観察ポイントの公園
次は信州の高原の沢筋の公園
そのあとは、ナイトバーディングしていて偶然出会っているパターンです。
冬の夜の散歩でも会いました。
結構、土手にはいると思われる。
これが初見の時のデジスコ写真。
これが長男と信州の公園で見つけた個体。
後頭部のバーコード(^^)
※順番的には、次はアマミヤマシギですが、まだ見ただけで、撮影出来ていないので、スキップします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。