ー撮影後記ー

 

オジロトウネン

 

 蓮田の渡りのシギチ類に出会う機会が少なくなった中で、お尻をふりふり”ふっくら”ふわふわのめちゃ小っちゃいオジロトウネンに出会いました。

 よく似たトウネンは、脚の色が黒いですが、オジロトウネンは、泥をかぶったくすんだ黄緑色をしています。

 

 

 

ー撮影後記ー

 

ツメナガセキレイ(亜種マミジロツメナガセキレイ)

 

 休日を利用して、近郊の蓮田にでかけました。この日は、どういうわけか渡りのシギチ類にはほとんど出会えませんでした。

 水の少ない土がむき出しの蓮田で、ハクセキレイやセグロセキレイと競うように飛び回っているツメナガセキレイ(亜種マミジロツメナガセキレイ)に出会いました。当地では主に渡りの途中に渡来する「旅鳥」です。

 ハクセキレイやセグロセキレイ、キセキレイの爪は、爪を除いた趾よりも短いか、ほぼ同じ長さですが、ツメナガセキレイの爪は、名前の通リ爪を除いた趾よりも長いのが大きな特徴です。

 今回出会った冬羽の淡い黄色の腹部と白い眉斑、喉が白っぽい亜種マミジロツメナガセキレイ以外に、当地では、眼先や頬、喉が白く、眉斑が入らない亜種キタツメナガセキレイや眉斑が黄色の亜種ツメナガセキレイが過去に渡来しています。

 

 

 

 

 

ー撮影後記ー

 

ハマシギ

 

 陽がかげり淡い西日がさす蓮田に、2羽のハマシギの姿がありました。まだ胸から腹部にかけてまだらな黒斑が残る第1回冬羽に換羽中の幼鳥のようです。

 

 

 

 

 

ー撮影後記ー

 

 陽が遠くの峰に沈みかけ、暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)に包まれた静かで移ろいゆく蓮田の情景が目の前に広がっていました。

 

 

 

 奥に見えるのは、蓮の花や葉が枯れ落ち、レンコンの収穫をまつばかりの「冬枯れ」の様子で、手前に広がっているのが、収穫を終え折れ曲がった茎や果托(かたく)の残渣が水面に残されている蓮田の様子で、この時季にみられる特徴的な情景です。これから年末にかけ、レンコンの収穫作業に追われます。

 

 

 胴長(ウェーダー)を着用して、収穫したレンコンをのせる舟(そり)を浮かべ、手や水圧ポンプなどで泥の中を探りながらレンコンを掘り出す作業は、寒くなるこの季節には過酷で厳しい昔ながらの作業です。

 

 

 蓮田の常連ともいえるタシギが、収穫を終え水がはってある蓮田を行ったり来たりして、陽が落ちるまで採餌に余念がありません。

 

 

 

ー撮影後記ー

 

 西高東低の気圧配置にともない、木枯らしが吹き抜ける寒い1日となりました。

 レンコンの収穫を終えた浅く水のはってある蓮田に、1羽のツルシギの姿がありました。

 繁殖地と越冬地を行き来する「旅鳥」で、渡りの途中に中継地の当地に降り立ったようです。風が強いにもかかわらず終始1本脚で立ったまま羽を休めていました。しばらくして、思い立ったかのように飛び立っていきました。

 羽衣全体に暗色味が強く、上面に多くの白斑があり、頭部から胸は褐色縦斑、脇から腹部のかけ褐色横斑があることから幼鳥のようです。

 さながら、木枯らしが運んでくれた突然の訪問者というところでしょうか。

 

ツルシギ