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英語ブロガーMichikoさんの記事より、米国の数少ない識者であるポール・クレイグ・ロバーツ氏(レーガン時代の経済政策担当財務次官補)は述べる。
Nothing on the horizon but hate
Youtube上に、このような動画があがっていた。
韓国語は、在日コリアンの友人がいるので、特に理解に苦しむことはありません。
しかし、問題はそこではない。
『香港事態に対する山本太郎さんのお考え』
https://www.youtube.com/watch?v=wCsH4R9q-1w
「民主主義」という言葉は、恣意的で、身勝手な言葉であると、つくづく思う。
質問者は、日本が中国に対する「経済的忖度」によって、彼らの「デモに対する姿勢」に強く抗議できないと述べ、挙句の果てには「中国の権力報道が出すメディアをそのまま(日本側で)受け流している」と持論を展開する始末だ。
物事の肝要として、いつ何時も中国が「悪者」にされ、さも得意げに語る自分自身(質問者)が、欧米マスコミ「発」の情報に踊らされていることに、見事気がづいていないのがミソだ。
ちょっと待ってほしい。
どうして彼らが「嘘をつかない」と思えるの?
アサンジ氏の不当逮捕含め、『真のジャーナリズム』は打倒され、「自由」と称される西側諸国の汚職や陰謀は、常にメインストリームからは「除外」されている。つまりこれは、「それらの言説」も、大本の利権者がいて、何からの「ヒモ関係」が成り立っている現れだろう。
ウィキリークスによる最も衝撃的な暴露の一つは、イラクでのアメリカ兵による大量無差別銃撃を示す「巻き添え殺人」ビデオ(2010)だった。アメリカ兵によるアフガニスタンでの類似の戦争犯罪も、ウィキリークスによって明らかにされた。いわゆる、アメリカとNATOの「対テロ戦争」は欺瞞で、巨大犯罪であることが暴露されたのだ。
アサンジは、アメリカ人内部告発者チェルシー・マニングや、エドワード・スノーデンと活動したが、人権や、市民的自由や国際法を支持するというワシントンご自慢の主張をはなはだしく侵害する、世界中の一般市民や政治的指導者に対するアメリカ諜報機関による非合法の組織的な世界的監視をスノーデンは明らかにしている。
彼らの偽善や卑劣な実績を暴露する真実を語る人々を、権力側は徹底的に追求してきた。スノーデンはロシアに亡命中で、「反逆罪」のかどで投獄される不安から、アメリカには帰国できない。アサンジに不利な証言をするのを拒否しているため、マニングは現在アメリカで無期限拘留されている。権力者への臆病な服従ゆえに、実に多くの大手放送局ができなかった形で、ジュリアン・アサンジの画期的なジャーナリズムは政府犯罪をあばいた。そうした、いわゆる「独立」メディアは、彼の評判を傷付けて、刑務所で彼の苦境を無視して、今やアサンジ迫害を容易にしているのだ。彼は他の中傷に加えて、「クレムリン工作員」やら「サイバー・テロリスト」として中傷されている。
マスコミに載らない海外記事
『彼らは息子を殺しています ジュリアン・アサンジの父親 痛みと苦しみを語る』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-91a963.html
以下のごとく綴られる。
一体、この文脈で語れる、『本当の権力者』は一体誰だという話だ。
上述の事案に、一度でも深く考えたリベラルはいるだろうか?
私は、韓国の動画(編集者のバックボーンは知らぬが)に出てしまったことについて、非常に悲しく思っている。無論、匿名のインターネット世界において、常にあらゆる情報に「気をめぐらすこと・疑うこと」を徹底しているが、今回の香港騒擾について、むやみに「飛びつく連中」については、心底軽蔑するし、殊に日本のリベラル連中については、『ガラパゴス』が行き過ぎて、もはや「手の施しようがない」お花畑レベルにある。
無論、この質問者も例外ではない。
マスコミに載らない海外記事 『香港暴動が終結しつつある理由』 2019年11月15日 (月)
2019年11月22日
Moon of Alabama
アメリカが支援する香港暴動は、ほぼ終わっている。暴動は我々が想像していたよりずっと長く続いた。
「民主派」学生の「ぎりぎりの暴力」キャンペーンは、彼らへの、より多くの支援を獲得し損ねた。一般香港人は益々、更なる挑発に反対の意見になっている。
デモ参加者は、これまで2週間にわたり、ほぼ毎日繰り広げた昼食時デモで昼の12.30頃、香港の金融中枢、香港株式取引所がある交易廣場外の橋の上に集まっていた。
約一時間後に、約50人の警察支持派集団が現れた後、つかみあいが起きたが、区域の混乱を収めるべく、すぐ後に警察が到着した。
各集団の一部メンバー間の少なくとも二つの諍いで、反政府集団が敵側に「中国に戻れ」と叫び、メンバーの一人が、より小さな集団に向かって歩く女性をけった。
10日前、黒装束暴徒の中核が、平日、香港の交通を麻痺させ始めた。彼らはほぼ全ての地下鉄駅に乱入し、主要道路とトンネルにバリケードを築いた。学校は閉鎖され、企業と労働者がひどく損害を被った。
暴徒によるバリケードを撤去しようとした一般人に投げられた石がぶつかって、70歳の街路清掃人が一人死亡した。暴徒が地下鉄駅を略奪するのを口頭で反論した後、57歳の男性がガソリンを浴びせられ、火をつけられた。警官が矢で撃たれた。
(中略)
香港の抗議と暴徒の裏の意図は、当初からずっともう一つの天安門事件を引き起こすことだった。これは抗議の始めから非常に明白だった。それは今公的に認められている。
BBC Newsnight @BBCNewsnight - UTC 11:00 2019年11月19日
「抗議行動参加者の一部は中国との軍事対決を挑発するのが目的だったように見える。彼らは天安門広場結果を成功として望むように思われる。」
元イギリス外務大臣 @ジェレミー・ハントが#香港抗議行動参加者の一部の「戦術を懸念している」と述べた
もし中国が軍隊を香港に移動したり、抗議行動参加者に対し、より多くの武力を使用することを許したりしていれば、アメリカは、それを同盟諸国に中国に強い制裁をするよう求めるのに使っていたはずだ。抗議行動参加者の暴力はそういう結果を実現するよう意図されていた。計画は、中国から切り離す、より大きなアメリカ戦略の一環だった。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/11/why-the-hong-kong-riots-are-coming-to-an-end.html#more
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-d5bcbf.html
要は、香港で「第二の天安門事件」を引き起こして、中国を内部崩壊・分裂させたり、軍隊を出動させることにより「大事化」させ、彼らの錦の御旗である『民主主義』のワードでもって、あらゆる制裁や介入をおこなう『口実』を作ろうと躍起だったとうかがえる。
無論、こうした試みは「ウイグル問題」にも言及できるだろう。
‐「人権屋」ヒューマンライツウォッチの横暴(北朝鮮の『性暴力』と中国の『ウイグル問題』)‐
中国各地における、「分断の不安要素」を煽って、工作活動をしたり、またそのような行動をけしかけたりして、欧米諸国の『世界的ヘゲモニー』の確立を実現せしめるために、その「最大の障壁」である中国を、何としても追い落とすことが、彼らの至上命題であると言えます。
・同国人を燃やす連中が 「暴徒」でないと・・・?!
動画に戻ります。
デモ全体の『成り行き』については、以前に説明した通り。
ハッキリいって、山本代表が「どの程度」この問題をご理解していのか存じ上げませんが、日本のマスコミが「暴徒化したデモ隊」について言及したことに、「実際そのようなことをしている方がいらっしゃるかもしれません・・・」とした上で、彼らデモ隊が「全体でややこしい奴ら」と括られることに否定的立場を示したのだ。
「一部」だろうが、そんな連中がいる集団が正しいと思うのなら、かなり誤った認識だろう。
私の目の前で、私の上の画面で、世界が変化していた。何カ月もの間、私は香港で、反逆的で強暴な忍者の悪夢のような暴動を報道していた。
(中略)
彼らがあえて北京に忠誠を誓ったというだけの理由で、香港暴徒は同国人に火をつけ始め、進化していた。女性は顔が血で覆われるまで鉄棒で、いきなり打ちすえられた。
同 『欧米が作り出し、消費しているウソ』記事より
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-7e6375.html
70歳の路上清掃員が殺されたり、57歳の男性がガソリンをかけられ火をつけられたり、警官が矢で撃たれたり、その人たちの「生命」と「人権」が、消され蔑ろにされた時点で、もはや淘汰されるべき暴力であることは、火を見るより明らかであろう。
殊さら残念なことに、チリやボリビアの「民主化運動」についても触れ、「市民が声を上げて政治を動かそうとしている」と、つまり『香港』と『ボリビア』が、「さも同種の問題」であるということだ。
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力の座につき、ワシントンに承認されたボリビア臨時政府は、帝国の塊に吸収されるのに抵抗する二つの政府との重要な関係を絶ち、アメリカを中心とする帝国との提携へと、既にボリビア外交政策を変更した。
(中略)
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力につき、ワシントンに承認された政府が、今それに反対するデモ参加者を殺しているのは、誰も驚くべきことではない
同 『ボリビア新傀儡政権、アメリカ外交政策に即座に同調』記事より
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-e6be97.html
上述の記事を読めば、その「バックボーン」が全く違うものであると理解できる。
この時点で、私は悟った。
もう、モノリンガルの日本人が『世界のあれこれ』に言うのは「やめた方が良い」ということを。
『れいわ新選組の山本太郎さんが海外在住日本人の質問に回答』
https://www.youtube.com/watch?v=PbEmeKZ5D5U
「島国、そして日本語、世界で日本という国でしか使われていない・使えない私(山本太郎)含めて、というような人々が多い中で、海外で報道されている内容とかがシェアできると、かなり大きなものがあると思います」(動画3分26秒より)
おっしゃる通り。
まったく異論はないのだが、大切なのは『欧米主流メディア』だけではなく、独立系やフリージャーナリスト・良識ある識者も含め、さらには中露の英語記事も調べて、物事を突き詰め、膨大な情報を前に反芻する覚悟がければ、それは「新たなる洗脳」を生む結果に終わるだろう・・・。
『彼らの都市が中国本土に負けているため、一部の香港人はいらだっている』
(『マスコミに載らない海外記事』 コメントより)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-daaa0c.html
残念ながら、大方の日本人(私含め)は、その「スタートライン」にすら立っていない。
最後は、ロバーツ氏のセンテンスに戻るが、「特定のイデオロギー」「特定の感情」にもとづく言説・・・、つまりそれは巷でいう「わかりやすい話」として、物事を単純簡素化してしまうことによって、本来は「違う内容」であるのにも関わらず、勝手に「同じもの」であると思い込み、それ以外のものを受け付けなくなってしまうことが、最も恐ろしい事態を招く結果になると警鐘して、記事を終わりたいと思います。
山本太郎さんには、数多くの期待を寄せている。
しかし、とりわけ「世界の事象」を語るにおいて、強力なブレーンを雇うことをお勧め致します。
<参考資料>
・Cluttered talk blab balb blab 『Nothing on the horizon but hate』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12305835813.html
・同 『「自分の人権」は、「他人の人権」と、セットである』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12549752962.html
・Youtube動画 『香港事態に対する山本太郎さんのお考え』
https://www.youtube.com/watch?v=wCsH4R9q-1w
・同 『れいわ新選組の山本太郎さんが海外在住日本人の質問に回答』
https://www.youtube.com/watch?v=PbEmeKZ5D5U
・マスコミに載らない海外記事 『彼らは息子を殺しています ジュリアン・アサンジの父親 痛みと苦しみを語る』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-91a963.html
・同 『香港暴動が終結しつつある理由 』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-d5bcbf.html
・同 『欧米が作り出し、消費しているウソ』記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-7e6375.html
・同 『ボリビア新傀儡政権、アメリカ外交政策に即座に同調』記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/11/post-e6be97.html
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