これは前回の記事の延長になります。

 

-「中国脅威論」「人権問題」「政府崩壊」の醜聞-

 

 

 

北朝鮮:政府関係者による女性への性暴力

 

権力を逆手に暴行やレイプを働く男たちが処罰されない実態

 

https://www.hrw.org/ja/news/2018/10/31/323801

 

 

イラストやタイトル通りの内容です。

 

そもそも共産主義や社会主義国家は、いち早く女性の権利平等を実現した「歴史」がある。そう考えると腑に落ちない。私もよく北朝鮮に家族を持つ在日コリアンの友人から何度か話を伺ってきましたが、もちろん金委員長に対する『不満』、現体制下における「国民の尊重」を訴える内容は今まで何度もありました(それは金正恩氏の「非核化宣言」で大幅に改善したが)。

 

しかしながら、女性の人権話は正直聞いたことがない。

 

こういう問題って、トランプ大統領のときもそうだったけど、「実際の事実」を差し置いた『アイデンティティ・ポリティクス』のにおいがプンプンするんですよ。

 

‐トランプ大統領に関する記事まとめ‐

 

※『アイデンティティポリティクス』‐本来の事実とは無関係に、「差別」や「人権」問題を持ち出して社会や国同士を分断させる政治手法。

 

 

そして、合わせてご紹介しておきたいのがこちら。

 

マスコミに載らない海外記事 『中国国内でのテロをあおるアメリカ』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-bdb8.html

 

今回のライターは、トニー・カルタルッチ氏です。

 

すると、今回の北朝鮮問題で取り沙汰された『ヒューマンライツウォッチ』含め、俗にいう「欧米の人権屋たち」が、あらゆる方面にて「突き上げ」を行っている事実が浮き彫りにされました。

 

彼らは少し前まで、中国で騒いでいた。

 

 

『新疆ウイグル自治区』(グーグルマップより)

 

https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD+%E6%96%B0%E7%96%86%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB/@40.3384725,66.9682,4z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x3806008cfd7b4dab:0xa84116ec366707a1!8m2!3d42.5246357!4d87.5395855

 

彼らが本当に「人権を重んじている」のなら、アメリカが世界中で行う戦争や、基地問題における現地民の暴行や迫害、「植民地(主に極東の同盟国)」との不平等な現状について、恒常的なレポートをまとめるべきだと思います。

 

曰く、最大で100万のウイグル人が、“捕虜収容所”に押し込められている主張を繰り返している。

 

これらの言い分は、「何の証拠もない」と方々からツッコミを入れられています。

 

NEO New Eastern Outlook 『China’s Uyghur Problem — The Unmentioned Part』(2018.10.5) Author: F. William Engdahl

 

https://journal-neo.org/2018/10/05/china-s-uyghur-problem-the-unmentioned-part/

 

他の『アムネスティー・インターナショナル』、さらには『世界ウイグル会議』のような団体含め、いずれも信憑性に欠け、慰安婦問題のような「歴史的に定まっている事実」とは別に、アメリカやヨーロッパ団体への「既得権益」確保のため、人権擁護の便宜を図っているのではないのかということです。またミャンマーのロヒンギャ問題も然り。

 

天下の公益放送こと英国BBCさまは、今回のウイグル問題について、以下のような文言を連ねています。

 

China Uighurs: One million held in political camps, UN told

 

【訳題】 中国ウイグル人: 100万人が政治収容所に拘留されていると国連が語る

 

https://www.bbc.com/news/world-asia-china-45147972

 

アムネスティー・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチを含む人権団体が、収監者が、中国の習近平主席への忠誠を誓わされる収容所に大量投獄されているという主張を証明する報告書を国連委員会に提出した。

 

世界ウイグル会議は、その報告書で、収監者は罪状も無しに無期限拘留され、共産党スローガンを叫ぶよう強いられていると述べている。

 

マスコミに載らない海外記事 『中国国内でのテロをあおるアメリカ』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-bdb8.html

 

いずれも、これらの主張を裏付ける確たる証拠は提示されず、世界ウイグル会議のような団体が全米民主主義基金(NED)経由で、アメリカ国務省から資金を提供されていることや、ワシントン D.C.に事務所を構えていることにもBBCは触れ損ねている。

 

ちなみに、NEDは特に世界中での政治干渉を専門にするアメリカのフロント組織で、南米や東ヨーロッパからアフリカや全アジアまで、至る所でのアメリカが支援する政権転覆で役割を演じているそうです。

 

いずれにせよ、過激思想に染まったウイグル人による「テロ」こそが、最も注意を払わねばいけない現実なのです。

 

The Guardian 『Xinjiang attack leaves at least 15 dead』

 

https://www.theguardian.com/world/2014/nov/29/xinjiang-attack-15-dead

 

中国西部の地域新疆での攻撃で15人が死亡し、14人が負傷。

 

政府公式の新華社通信攻撃は金曜日にシャチェ郡の“食料品街”で行われたと述べ、7月の一連の攻撃で、59人の襲撃者を含む96人が死亡したと述べている。

 

同ブログより

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-bdb8.html

 

実際彼らは、タイのバンコクで中国人観光客を狙い、20人が死亡した2015年の爆弾テロの実行犯であると推定されていて、当事件は、アメリカがウイグル人の「トルコ渡航」を容認すべきだという言い分を押し切って、中国で裁判を受けさせる『バンコクの決定』後に起きました。

 

ウイグル人は、トルコ経由でシリア入りし、そこで訓練と武器を与えられ、ダマスカスと欧米同盟諸国との代理戦争に「参戦」し、アルカイダやIS(イスラム国)に変身しています。

 

AP NEWS 『AP Exclusive: Uighurs fighting in Syria take aim at China』December 23, 2017

 

https://www.apnews.com/79d6a427b26f4eeab226571956dd256e

 

2013年以来、西中国でチュルク語を話すイスラム教の少数派の何千人ものウイグル人がシリアにきて、ウイグル過激派集団トルキスタン・イスラム党で訓練し、アル-カイダと共に戦い、いくつかの戦闘で主要な役割を演じている。

 

6年にわたる紛争が終盤に近づく中シリアのバッシャール・アサド大統領の軍隊が、今ウイグル戦士と衝突している。

 

だがシリアの戦争の終わりは、中国最悪の恐怖の始まりかも知れない。

 

同ブログより

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-bdb8.html

 

この中で見えて来る事実は、欧米マスコミ自身が、ウイグル人による新疆自治区でのテロ問題を認めている。つまりそれは、ウイグル過激派が徴募され、シリアに移動し、欧米代理戦争を闘うべく資金を供与され、武器を与えられていることを認めていること。

 

終局のところ、北京ではなく欧米のマスコミが、中東で鍛えられたウイグル人の「目的」が、中国新疆自治区で暴力テロ三昧をすることを指摘しているのです。

 

そう考えると、とんでもない連中ですね。。。

 

中国としても、国内を滅茶苦茶にされて、国民を命の危険にさらすわけにはいかない。当然彼らと「対決する」し、そうしなければ、もっともっと悲惨な状況になりかねない。

 

これは極めてリアリズムを帯びた『安全保障問題』です。

 

それを、似非人権団体から批判されているのが「現在の状況」。一方で、国や民族の自律と自由を守るために命がけで戦う中国を批判して、その活動を台無しにしてやろうと、見せかけの「民主主義」の名のもとに、中国やロシア、さらには冒頭の北朝鮮も交えて、とにかく彼らが気に食わなくてしょうがないのです。

 

書いているだけでも、頭が痛くなるほど複雑ですが、これが国際情勢の実態であり、まだまだ明るみにされない事実も、きっと山のようにあるだろうし、人間の私利私欲にまみれた「汚い部分」が、次から次へと洪水のように溢れ出してくる。

 

とにかく、ウイグル人というのは「ほとほと困った存在」であることは変わりがない。

 

アメリカのNED(全米民主主義基金)「東トルキスタン」という名称を使って、「中国の解体工作」まで乗り出す始末です。もちろん、そうした活動は「本土」「香港」「チベット」における地域で、建前の民主主義や人権を振り回して、何としても米国の支配権を維持しようと躍起になっている。

 

世界で起きていることが、網の目のように絡み合って、まさにカオスの境地と化していますが、ここでまとめに入ると、とにかく私たちが住む北東アジアは、一つの『家』として、まとまることが何よりも重要だということ。

 

正直、ここさえ認識できていれば大丈夫です。

 

それを嫌うアメリカやヨーロッパの人々が、その「平和」をぶち壊してやろうと、ありとあらゆる手段や口実を使って、少数民族を嗾け、テロまで利用し、分断と憎悪に満ちた世界へと作り替えようとしている。

 

彼らの目的は、とことん「自分たち中心の世界作り」ですから。

 

だから本来的なアジア人の人権なんて、これっぽっちも考えてやしない。

 

我が国日本にしても、自分たちの社会を見ればわかるように、未だにマイノリティである在日コリアンを迫害して、北朝鮮、韓国、中国とぎくしゃくし、完全に「自分たちの立ち位置」を見失っている。

 

一体私たちは、どこに行きたいのでしょう。

 

 

<参考資料>

 

・ヒューマンライツ(HUMAN RIGHTS WHATCH) 『北朝鮮:政府関係者による女性への性暴力 権力を逆手に暴行やレイプを働く男たちが処罰されない実態』記事

 

https://www.hrw.org/ja/news/2018/10/31/323801

 

・マスコミの載らない海外記事 『中国国内でのテロをあおるアメリカ』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-bdb8.html

 

 

<ツイッター>

 

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