‐民主党の光ケーブル盗聴拒否事件‐

・アメリカNSAによる「日本盗聴」海底ケーブル敷設要請

https://www.gizmodo.jp/2015/05/post_17037.html

アメリカ国家安全保障局(NSA)は、２０１１年、日本政府に対し、アジア太平洋を横断する、電話やネットデータを盗聴するための光ケーブル敷設への協力を、時の民主党政府に迫ったが、この要求は拒絶されたことを、関係筋は明らかにした。

NSAの申し出は、「中国の情報を集めること」が目的だとし、日本は地域での各種光ケーブルに接続している中心だったが、日本政府は法的規制と人員が不足している理由で、これを却下した。

彼らは、日本政府に、日本を経由する個人的な情報データやインターネットアクティビティ、電話を含むデータを、中国や他の地域から接続されているケーブルを通して、インターセプト(傍受)できるかどうか訊いたという。

考えただけでも恐ろしくなる。

米国の「安全保障」を口実に、私たちのインターネットの閲覧履歴や、スマホの個人情報、さらには電話履歴まで国家に傍受されるという寒気のするような「要求」が、アメリカから日本に迫られていたのです。

・「悪夢の民主党政権」と言うけれど

『２０１９年参議院選挙　政見放送　自民党』

https://www.youtube.com/watch?v=yYJ__PL52Z0

12年前の参議院選挙。私たちは大敗し、国会にもねじれが生まれ、そして、あの民主党政権が誕生した。決められない政治の下で、経済は低迷し、外交の存在感も失われました。

自由民主党

総裁・安倍晋三首相と女性局長・三原じゅん子参議院議員の対談

『BuzzFeed News』より

https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/jimin2019

『山本太郎VS麻生大臣【水道民営化を斬る】平成29年3月15日参院予算委員会』

https://www.youtube.com/watch?v=Rn2MLYWBX5E

TPPやPFI、その他トンデモ法を通じて、外資(アメリカ)に民衆の権利や財産を売り渡すような政権が、どうして人の批判が出来るのか。ましてや自分たちの「自慢話」する傲慢さには、もはや呆れかえるしかない。

たしかに民主党政権はグダグダだった。

始めての政権担当で、各種政策の実行は芳しくなく、度重なる党内対立で「決められない政治」が続いたことは否めない(自民党が言えた義理ではないが)。

しかし、これだけは言える。

日本の政治史上はじめて、アメリカ政府に「ノー」と言った政権であると。

熱い参院選を通して、多くの人々が、政治に興味を持ち始めている今日この頃、私たち国民の一人ひとりが記憶しなければならない、ひとつのファクトとして、民主党時代の数少ない「功績」、日本盗聴を目的としたアメリカの異常な要求を断乎として「拒否」したこと。本来彼の政党の役割としては、鳩山由紀夫元総理をはじめ『東アジア共同体路線』の遂行。つまり「アメリカからの独立」を最終目標として、日本の政治的自立を確保する上で、氏が紛れもない「愛国者」だったことは、その思想と行動を俯瞰すれば認識できます。

鳩山由紀夫、ブレず～韓国人被爆者を見舞い謝罪～

・最近「国内の空気」が変わりつつある・・・？

山本太郎氏の『れいわ新選組』が、本参院選の「台風の目」となっている傍ら、少なからず今までよりも「対米自立」を叫ぶ政党が増えてきたような気がする。

『政見放送オリーブの木 2019参議院選挙』

https://www.youtube.com/watch?v=e6UVYdH-G_o

動画２分以後、『オリーブの木』代表の黒川氏がおっしゃるように、「戦後７０年経ってもアメリカの植民地のような状態」と明確に語ったことです。この中で「売れない米国債」についても、言及されています。

‐小休止『お化けのパー券』‐

インターネットでは、ごく一部の俊英の方々が、英語を駆使して海外ニュースや不条理な日米関係について言及され、私を含めた支持者が、ささやかながらその拡散に努めていますが、全体としては、まだまだ少数派なのが現実です。

『オリーブの木』については、正直情報不足なので、全体的な思想や政策についてなど分かりません。特にロスチャイルドのくだりなど、この問題に「需要」があるのは理解しますが、ファクトがハッキリしてないので、どこまでが「陰謀論」でそうでないかの区別も難しい。

アメリカ人に聞いてみた～アメリカの衰退は、いつから始まったのか～

‐『アメリカの衰退』はアメリカ人自身が知っている‐

しかしながら、完全に「ウソだ」と決めつけるのも難しく、現に英語ブロガーのMichikoさんが、現地米国のフォーラムサイトで、『アメリカの衰退』について質問したところ、数多くの意見のひとつに、上記の興味深い回答もありました。

また政見放送を見た中で、個人的におっと思った箇所があります。

動画６分３０秒から、同団体常任幹事総務代表の天木直人氏(元外交官/特命全権大使)が、７分２８秒以後において、「対米自立」を明確に掲げ、「日米安保体制からの脱却」と「中国韓国北朝鮮、アジアの国々との共存共栄の外国の舵を切る」を示したことに、とても深い感銘を受けました。

本当にその通りだなと。

私自身も、過去の歴史記事で日本の戦後史について書かせていただきましたが、まさに『日米同盟』という名の植民地体制によって、国内では差別と分断が横行し、対外関係では対立と緊張が生まれ続けてきた根本原因があります。

こうしたことを表立って言う団体が、既成政党以外に出てきたことも非常に心強いですし、もっと多くの人々が、自分たちが暮らす実社会の「深層」が、どのように決定付けられてきたのか、またそれによって翻弄されてきた人たちの姿を何度も再確認し、自らの思考を深め、さらに有効的に政治へのアプローチができれば、もっともっと国は良くなるはずです。

<参考資料>

・Cluttered talk blab blab blab 『「ノー」と言った日本←潰された』

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12402163207.html

・同　『鳩山由紀夫、ブレず～韓国人被爆者を見舞い謝罪～』

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12409575676.html

・同　『アメリカ人に聞いてみた～アメリカの衰退は、いつから始まったのか～』記事

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12407716809.html

・Youtube動画　『２０１９年参議院選挙　政見放送　自民党』

https://www.youtube.com/watch?v=yYJ__PL52Z0

・同　『山本太郎VS麻生大臣【水道民営化を斬る】平成29年3月15日参院予算委員会』

https://www.youtube.com/watch?v=Rn2MLYWBX5E

・同　『政見放送オリーブの木 2019参議院選挙』