こちらの続きです。
 
 
 

「怖いわ~~あせる何てことかしらあせる」と怯える姑に
「まさかとは思いますけど何か無くなっている物とかありませんか?」と聞いてみたところ、
「それは大丈夫あせる私がずっと一緒にいたからあせる
「お茶は〇〇さん(次男の嫁)が入れてくれたのあせる」というのでまずは一安心。
 

でも不気味なのは、一体何が目的で
U子が突然ウチに来たのか?・・・ということです。
 

「絶対何か理由があったはず・・・」
 
 
 
 

そんな私のカンはまたまた大当たりしてしまうことに。
 
 
 
 
翌日、何と・・・・・
 
U子から電話がかかってきたんです。
 
 
 
 
「昨日は突然お邪魔しちゃってごめんなさ~いドキドキ
 
 
 

つい前日、私に「帰って頂けます?」と睨まれて家から追い出されたというのに
シラッと電話してきただけでなく口調が「テヘペロ」
 
どう考えてもフツーではありません。
 
 
 
「ウチの義母を騙すような事をして
一体どういうつもりなのか説明して頂けます?イライラ
 

「やだ~も~~そんなに怒らないで~ドキドキ
だってすごく大切な話があって
どうしてもアキさんに聞いて欲しかったんですもんドキドキ
 

「私はあなたの友達でも何でもありませんけど!?イライラ
 

「それはそうなんだけどぉ~
アキさんにしか話せない事なの~
ってゆ~か、
実はお願いがあるんですけど~~ドキドキ
 
「100万円でいいんで貸して頂けません?
 
 
 
 
 
「は!?」
「アナタ自分が何を言っているか分かってるの!?イライラ
 
 
「だってこんな事お願い出来そうなの
アキさんしかいないんですぅ~ドキドキ
 
 
「アキさんしかいないって・・・
私はアナタと何も関係ないでしょ!?
無関係の人にいきなりお金貸してくれなんて
アナタ一体どういう神経してるの!?
そういうお願いは身内にしなさいよ!イライラ
 
 
「その身内が誰も貸してくれないから
こうして頼んでいるのよ~ドキドキ
 
 
「身内が貸せないと言っている人に
赤の他人の私が貸すわけないでしょう!イライラ
 
 
「そこを何とか!お願い!助けると思って!」
 
「だってアキさんにしたら
100万なんて“はした金”でしょ~?(笑)
 
 
 
 
相手が金持ちだろうが何だろうが、
金額が1万だろうが100万だろうが、
人に向かってお金のことを「はした金」と言うなんて
人の事もお金のこともバカにしすぎです。
 
 
「はした金ですって!?バカな事言わないで!」
「アナタみたいな下品な人初めてだわ!
二度と私に関わらないで!訪問も電話も一切お断りします!」
 
 

そういって一方的に電話を切ったのでした。
 
 
 
 
 
何ていう気持ちの悪い女だろう・・・・・
 
絶対に普通の人じゃない。
犯罪者の匂いがする。
 
というより完全に犯罪者脳だ、あの女。
すでに何か犯罪行為を犯していてもおかしくないかも・・・
 
 
そう思いながら私の手は
怒りと恐怖でブルブルと震えていました。
 
 
 
そして私は今まで自分が感じていた違和感や
不可解な点をよく考えてみることにしたんです。
 
その結果、導き出されたのが以下の通り。
 
 
 
引越してきてすぐにお金持ちそうな家を探した。
  ↓
一番大きくて目立っていたのがウチだった。
  ↓
調べてみたら同じ幼稚園に通う子供がいる事が判明。
  ↓
「しめた!」とばかりに私と仲のいいママ友を調べた。
  ↓
私がいない時にママ友達に近づいて仲良くなった。
  ↓
ママ友達から私と私の家のことを色々聞き出した。
  ↓
「相当な金持ち。これは金が取れる」
「ゴマすりをして気分を良くさせて仲良しになろう」
「仲良くなったらお金をむしり取ってやる」と計画。
  ↓
ママ友たちに加わって私を待ち伏せ。
  ↓
私が公園に来たので「よっ!お金持ち!凄い!羨ましい!」とゴマすり開始。
  ↓
私が「やだ~~ドキドキそんなことありませんわ~ドキドキホホホデレデレ」と上機嫌になったら
そこをグイグイ押して急速に仲良くなり、その流れで金を要求しようと考えていた。
  ↓
ところが「それが何か?真顔」とそっけなくされたので予定が狂う。
  ↓
「だったらもうこっちから突撃していくしかない」といきなり家に来る。
  ↓
私が留守だったので(留守だと知っていた可能性もあり)
「姑に取り入るチャンス!」と思い、姑にゴマすり作戦開始。
  ↓
ある意味単純で、ある意味素直な姑はU子のゴマすりにすっかり気を良くしてしまう。
  ↓
「この姑を手玉に取ればアキさんも私を無視できないはず。シメシメ」と思っていたのに
帰ってきた私に「とっとと帰れドアホイライラ」という扱いをされまたまた予定が狂う。
  ↓
「ラチが明かないしもう面倒臭い」
「こうなったら電話して金の無心してやれ」
「100万ぐらいならイケるかも」と企み電話をした。
  ↓
私を本気で怒らせただけで結局一銭も手に入れる事はできなかった。
 
 
 
こう考えると全てのことがストンと腑に落ちたのでした。
そしてやはり犯罪者脳であるという確信も持ちました。
 
そして私はこうも考えたんです。
 
 
私以外に金の無心をしている人がいるかもしれないし
もしかしたらもうすでにお金を巻き上げられてしまった人もいるかもしれない。
しかもターゲットにしたのは絶対にお金持ちそうな幼稚園のママ友のはず。
これは園長先生にも一度相談した方がいいかも。
 
 
 
 
ところがこの翌日
 
 
仲のいいママ友の家から子供を連れて帰ってきた私を見るや否や

「アキさん!大変よ!!あせる
 
と真っ青な顔をした姑が飛んできて
私の留守中に起こったことを話してくれたのですが
その話を聞いた私は手だけでなく全身をガタガタと震わせこう叫ぶことになったのです。
 
 
 
 
「は、早くっ!あせる
け、け、警察に電話しないと!あせるあせる
 
 
 
 
完結編につづく。
 
 

 

【犯罪者脳】

 

トラウマ、肉体的虐待、精神的虐待、育児放棄など問題のある家庭で育った場合、脳の左側の運動野の機能が低く、言語的能力、論理的能力も低い。                                   
サイコパスの殺人犯の脳は、知覚皮質が機能していない。
これは人の迷惑を全く考えずに振舞うことを意味している。
また前頭前皮質が健常者のように活動していない。                         
一般的に脳の前方が機能していない人は攻撃的な傾向があり、
衝動性や自己抑制の欠落、異常な感情表現、行動抑制不能、幼児性などの特徴がある。 
 
  
 

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