皆さま

 

人もそうですが、幸せになると

その幸せを広げたくなるようです。

 

不幸を感じていると、周囲を不幸に

巻き込んでしまって、気が楽になる

なんてことも、あるのですね。

 

だから、多くの人が幸せに生きられると、

自然とこの地球も幸せになっていきます。

 

それはオウムも同じわけですね。

 

それでは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

不安な人生から安心の人生に転換した僕の物語

 

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「オウムの一生物語」

~㉒幸せになると幸せを広げたくなる~

 

前回までのお話しはこちらです。

【第一部①~⑩話/人生の課題が作られる】

~①生まれる前に大切なことを決めてきた~

~②決めてきた家族との出会い~

~③残った不思議な感覚と父との別れ~

~④妹の誕生と母との因縁~

~⑤決めてきたはずの左羽の不具合~

~⑥異常なまでの母からの心配~

~⑦いつか飛べなくなると信じた代償~

~⑧もう誰かを信じることはやめようと決めた~

~⑨自分と固く約束した家を出る~

~⑩自分の得意なことを仕事にした自立への道~

【第二部⑪~⑮話/人生の課題と向き合う】

~⑪夜な夜な襲われる不安感の正体~

~⑫師匠からの大切な提言、愛と家族~

~⑬家族とのことを振り返る、湧いてくる感情~

~⑭今を見て、過去を許していく~

~⑮過去を許し、感謝に変えてゆく~

【第三部⑯~⑳話/自分らしく生きて、使命を果たす】

~⑯自分らしく生き始め、自分を表現する~

~⑰自分で決めてきた不具合を受け入れる~

~⑱不具合も含めて自分の個性~

~⑲個性を発揮するために必要なこと~

~⑳思い切り自己表現する~

【第四部㉑話~/自分・家族・周囲へと幸せを広げる】

~㉑飛躍したときこそ謙虚に生きる~

 

ちゃまみつは、自分の過去の

闇と思っていた思い出を光に

変えて、それを武器にして

思い切り表現できるように

なりました。

 

その結果、ちゃまみつ自身も

幸せを感じて生きられるように

なり、家族も父ユクオのことは

わかりませんが、幸せに

なっていったのです。

 

師匠雲十郎もずっと続けてきた

雲十郎看板店が創業以来の

売り上げを上げていったこと、

弟子のちゃまみつが評価を

受けるようになったことなどで、

幸せを感じていました。

 

そう、ちゃまみつは、自分が

そのように変化していったことで、

周囲に幸せを広げ始めていたのです。

 

来る日も来る日も手を抜かずに、

看板を書き続けていたちゃまみつ

でしたが、あるとき、新しい気持ちが

湧いて出てきました。

 

「僕が幸せになれたのだから、きっと他のオウムたちも幸せになれるはず」

「僕はそのことを教えて、広げていくことが自分の歓びになると思う」

 

ひとりごとなのか、師匠雲十郎に

向けた言葉なのか、はたまた

目を閉じると現れる大きな神さまに

対してなのかは、わかりません。

 

確かにちゃまみつは、新しい

ちゃまみつにとっての魂の歓びとでも

言うような「やりたいこと」を

見つけたのです。

 

ちゃまみつは、師匠雲十郎に

相談することにしました。

 

「雲十郎さん、僕は僕と同じように苦しむ人が幸せになれるように、

お役に立っていきたいのです」

白い毛をフワフワとさせながら、

雲十郎は当然のように答えます。

 

【続く】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。