皆さま、おばんです!
宗谷本線の比布(ぴっぷ)駅と聞いて
あのCMを思い浮かべる人、
あらふぉ以上の世代の同志の皆さまですよね。
そう、樹木希林さんが出演されていたピップエレキバンのCMですよ。
あのCMが流れていたのは昭和55年だそうで。
自分はその頃はまだ小学生で、CMを見ながら
「肩こりとはなんぞや?」と首を傾げてましたが、
今は「肩こり」どころか、「腰の痛み」「胃のもたれ」「二日酔い」
最近は「脂肪肝」まで出てくるようになりました。
自分も歳を取ったのぅ。
そんな比布駅に訪れたのは昨年4月のこと。
4月5日に訪れましたが、実はこの20日前に
比布駅は新駅舎に代わったばかりでしたのよ。
いつもですと「旧駅舎が見れなくて残念!」とか言っちゃいますが、
宗谷本線の駅となると話は別です。
比布駅は旭川駅に近い駅ですので
宗谷本線の存続問題とは関りはなさそうですけど、
新駅舎になるってことは
宗谷本線のこの区間はまだまだ頑張れるってことですよね!
駅前広場はまだ整備中だったようで、
工事関係者の皆さまが忙しく作業を進めてました。
…ということで駅舎は竣工間もない状態。
新築ですよ、新築!
トイレも最新式、しかも室内暖房付き!
サニタリーメーカーのカタログに載ってるような
ピッカピカのトイレが待ち構えてました。
この日は営業開始前でしたけど、現在はこのシャッターの奥で
「ピピカフェ比布駅」さんというレストランが営業中とのこと。
えっ!?平日はワンコインランチを提供してるの?
にじますいくら丼がたった800円!?
く~っ、また訪れるタイミングを誤っちゃいましたよ。
駅前に立ってた観光案内の看板によると、
比布町はアクティビティが楽しめるスポットが数多くあるみたいです。
ウィンタースポーツが苦手な自分は、
看板に記されたこの辺りは素通りしちゃいそうですけど、
そんな自分が妙に気になったのこちら。
地獄に通ずる穴!
これ、マジであるみたいです。
三途の川?針の山?
気になる方はネットを検索、もとい現地を訪れてみてくださいね。
続いてはホームにイン。
比布駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
実は比布駅に着いて自分が一番気になっていたのは
新しくなった駅舎や地獄に通ずる穴ではなく、
こちらの跨線橋でしたの。
この跨線橋、あるモノが使われているのに気づきましたかね?
この向きの方がわかりやすいかな?
宗谷本線・剣淵駅の訪問記の時にも書きましたけど、
ここもまた、プレートガーター橋(鉄橋)を転用した跨線橋を持った
駅だったのです。
ちなみにこちらが剣淵駅の跨線橋。
比布駅とは別の部材が使われているのがわかりますよね。
比布駅の跨線橋の竣工年は昭和30年で、
剣淵駅とほぼ同時期(こちらも昭和30年)に完成してますが、
調達した鉄橋の大きさが違いいているためか、
微妙に仕様が異なっている点も注目です。
※施行会社は違っている模様。
跨線橋を中から見るとこんな感じでした。
これはもう鉄橋で間違いないでしょう。
気になるのはどこで使われていたモノなのかってこと。
銘板とかが残っていればマニアが歓喜する駅になっていたのに。
…ということで、最後はいつも通りに
駅構内の構造物に目が奪われて終わってしまった比布駅の訪問記でした。
比布駅を通過する特急スーパー宗谷号。
お腹が空いてるせいかニジマスに見えてきた。
☆追 記☆ 令和2年8月30日
営業中のピピカフェに立ち寄ることが出来ました!
明治時代の橋梁が転用された跨線橋の様子も
合わせてご覧くださいませ。
ドイツ製の橋梁がこんな場所に!? 宗谷本線・比布駅の跨線橋が国宝級だった話。
ご当地ソングの女王・水森かおりさん、「宗谷本線 比布駅」という曲を歌われてます。
(↑旭川駅方面)
比布駅(平成28年4月5日)
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!