皆さま、こんにちは!
寒い日が続きますね。
道民の皆さまからしたら、
宮城の寒さなんか屁のカッパなんでしょうけど。
今から2年前の4月に
宗谷本線・和寒(わっさむ)駅に行ってきました。
わっ寒っ!
…とか言ってもウケませんので
以後このワードは禁止ということで。
実際に和寒駅が寒かったかというと
実は結構寒かったです。
和寒駅は上川地方北部の和寒町の玄関口として
明治32年に開設された駅だそう。
和寒町は盆地にある町だそうで国内屈指の寒冷地だそうですね。
過去には-41度を記録したことがあるっていうんですから驚きです。
なお、和寒町の町名の由来は
アイヌ語の「ニレの木のそば」を意味するアッ=サムから来ているとのこと。
「わっ寒っ!」ではありませんので念のために言っておきますよ。
和寒町はアクティビティー(スキー等々)が盛んなエリアだそうですが、
運動音痴な駅マニアの自分は街中には入らずに
駅を眺めることにしました。
まず気になったのは駅前に並んでいたこれです。
和寒駅の東側(駅裏)には旧貨物荷役線跡を利用した
JRコンテナの集積所があり、
そのためか、駅のあちらこちらでコンテナを見ることが出来ましたよ。
コンテナは、興味の無い方から見ればただの箱でしょうけど、
ファンが見るとすべてが宝箱なのです。
コンテナの形式ですが、駅前側から
旧国鉄のC21、C35、士別運送のUR16A、UR15A、UR16Aと続きます。
士別運送のUR16Aは確か2個しか存在しなかったはず。
このコンテナもなかなかのレアものですぜ。
…っていうか、UR15A、UR16A自体が個数が少ない稀な形式ですよね。
私有コンテナの中にはその地方でしか見れないモノもありますので、
コンテナチェックも旅の楽しみのひとつにしてました。
それでは駅を眺めます。
先にも書きました通り、和寒駅は明治32年に開設された駅でした。
現在は無人駅になった和寒駅ですけど、
昭和63年に現駅舎に建て替えされた後も
簡易委託駅としてしばらくの間、切符の販売が継続されてたそうで、
今でも出札窓口の形跡が残ってましたよ。
続いては駅構内をチェック、ホームに入ります。
和寒駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
和寒駅は特急を含む宗谷本線のすべての列車が停車する駅だそうで、
1日に数回、列車の行き違いも行われているとか。
上り線ホームにはこちらのこ線橋から進入することが出来ます。
旭川駅方面行きの上り線ホームです。
それにしても4月だというのに
1,5メートル近くの積雪が残っているとは。
この日の和寒駅はリアルに寒かったですわ。
蒸気機関車が鉄路の主だった時代、
塩狩峠越えの補助機関車が、ここ、和寒駅で解放されてたそうで、
構内の北側にはかつて、
機関車の向きを変えるための転車台が存在していたそうです。
それを確かめるべく、駅構内を跨ぐ自由通路(歩道)を渡ってみました。
ここも結構、雪が積もってますね。
えーっと、この奥に転車台があったはずなのですけど…
雪で何も見えん。
転車台があった場所は特定出来ましたが、
たんまる雪が積もっている場所ですので説明は省略させていただきます。
まぁ、こうなることは想像してたのですけどね。
駅裏の様子です。
用水路っぽく見えるモノは雪を融かすための融雪溝かな?
ここにも廃コンテナがありました。
こちらの形式はJOT所有のUF16A(冷凍コンテナ)。
冷凍用の発電機を積んだコンテナは
他のコンテナに比べ寿命が短いみたい。
冷凍コンテナはコンテナ本体と発電機形式が楽しめちゃう、
1個で2度おいしいグリコのようなコンテナでしたよ。
今日の仙台は天気が良いのにこたつむりになっていた自分。
これから仕事なのですけど外に出るのが辛いです。
こんな姿を見せたら、
道民の皆さまどころか家族から怒られそうですね。
(↑旭川駅方面)
和寒駅(平成28年4月5日)
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