皆さま、こんにちは!
今日も宗谷本線の駅からです。
時刻表には載らない仮乗降場として開業しながら
クォリティー高い待合室を持つ駅があるらしい。
そんな駅に4月に訪れました。
宗谷本線・下士別(しもしべつ)駅です!
元は昭和30年に開業した下士別仮乗降場で、
昭和34年に昇格して下士別駅になったそうですよ。
下士別駅、もちろん無人駅なのですが、
注目なのはホームからちょっと離れた場所にあるこちらの待合室です。
長らくの使用のために荒廃していたそうなのですが、その後に改装。
その際に、住宅建材の廃材が用いられたようなのですよ。
入り口は住宅用の引き戸。
故か、ぱっと見た感じは民家の玄関そのものなんす。
おじゃましま~す!
ガラガラガラ…
入り口は、ばあちゃんがこたつに入って
みかんでも食べてそうな雰囲気でしたが、おばあちゃんはいなく、
中はごくごく普通の駅の待合室でした。
いや、電灯はヒモを引っ張るやつだから、やっぱり普通じゃないか。
ベンチには敷毛布まであって暮らせそうな仕様ですが、ここは駅の待合室。
基本的に駅寝は禁止ですからね。
忘れ物…中には靴下っぽいのが入ってましたけど、誰か駅寝したのか!?
まるでここに住民票を移したくなるような下士別駅でしたが、
魅力はこれだけではありませんのよ。
待合室には昭和テイスト満載な駅便が備わっているのでした。
お~ぷん!
きゃ~ ステキすぎる~!
最近のトイレはスマホ並に多機能すぎて、
のように使用したら良いのかわからないものまでありますけど、
下士別駅の便所は単純明快です。清いな~
便所が昭和テイストなら、落書きも昭和の雰囲気がぷんぷんです。
XYZ君とかって…
これ書いた人、今じゃいい歳した熟女なんだろうな…
個性的な待合室にばかりに目が行きがちですが、
下士別駅のホームは、この辺りでは珍しいコンクリート製です。
ゆるやかなスロープが備わっていて、バリアフリー対策もバッチリですね。
こんなに魅力たっぷりの下士別駅でしたが、
周辺の人口減少の歯止めが効かずに小中学校が相次いで廃校に。
下士別駅の乗車客数も1日に10人にも満たない状況だそうですよ。
それにしても、列車が到着しない時刻に駅に写真を撮ってたら、
ご近所の方がとっても驚いていたんですけど…
駅に人がいる様子って、そんなに珍しかったのかしら?
(↑旭川駅方面)
下士別駅(平成28年4月5日)
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