皆さま、おはようございます!

 

宗谷本線に52ある個性豊かな駅たち。

今朝はその中から

とある理由で駅の場所が変わってしまった、

こちらの駅をいっちゃいます。

宗谷本線・東風連(ひがしふうれん)駅です!

昭和31年に開業した

単式ホームと待合室があるだけの停留所タイプの駅でした。

 

この駅、待合室とホームをよく見ると真新しい造りなのですよ。

 

ホームは工事現場でよく見かけるスーパーハウスです。

 

テッペンにはスーパーハウスの商品名が。

いかにも、さっきトラックで運んできてポン付けしました…

的な商品名だこと。

 

ホームは昭和時代に造られた木製ではなくて、

鉄製支柱で組まれたコンクリートブロック製です。

見るからに、平成時代に造られたホームって感じですよね。

 

実はこの東風連駅の待合室とホーム、

平成11年の改修によって設けられたものでして、

それ以前は、現在のホーム位置とは反対側にあったんですって。

 

こちらは昭和52年に撮影された東風連駅の航空写真です。

航空写真に青色の屋根の民家が写ってますが、

こちらは現在の

ホームの写真に写っている茶色の屋根の民家でした。

この民家を目印に見ると、

駅が逆位置にあったことがよくわかりますよね。

 

改修前の東風連駅ですが、

航空写真を見てわかる通り

駅に入るには民家の庭先を通らねばならず、

不便なことから駅開業から43年目にして、

ようやく駅位置が変えられたそうなのです。

以前は矢印の位置から駅に進入していたようですけど…

不便というか、民家にお住まいの方にすごく

気を使っていたのではないかしら?

 

東風連駅が改修されて既に15年が経過しましたけど、

駅に直結していた通路は今でも残っているようですよ。

門が閉ざされてますが…住人さん、他人がここを通られるのよっぽど嫌だったのでは?

 

こんな経緯から、平成11年に新しく生まれ変わった東風連駅ですが…

快速列車はおろか、

普通列車も半数が通過してしまう駅でして、

停車するのは1日わずか4往復の列車のみでしたの。

普通列車が3往復しか存在しない

宗谷本線の音威子府駅以北のことを思えば、

これはこれで幸せなのかもしれません。

 

なお、東風連駅は大カーブ上にありまして、

改修に併せ路盤強化と大きなカントが設けられた模様。

駅位置変更は宗谷本線を走る特急列車の高速化にも

貢献しているようです。

それにしてもこの民家さん、軒先に郵便ポストがありますが、

以前はお店をやられていたんでしょうかね?

東風連駅周辺の民家の数じゃ、

商売上がったりのような気がしますが。

 

 

 

 

 

訪問駅リスト(JR線)

宗谷本線(旭川駅-名寄駅)

 

(↑旭川駅方面)

旭川四条駅(平成29年5月25日)

新旭川駅(平成29年5月25日)

永山駅(平成28年4月5日)

北永山駅(平成28年4月5日)

南比布駅(平成28年4月5日)

比布駅(平成28年4月5日)

北比布駅(平成28年4月5日)

蘭留駅(平成28年4月5日)

塩狩駅(平成28年4月5日)

和寒駅(平成28年4月5日)

東六線駅(平成28年4月5日)

剣淵駅(平成28年4月5日)

北剣淵駅(平成28年4月5日)

士別駅(平成28年4月5日)

下士別駅(平成28年4月5日)

多寄駅(平成28年4月5日)

瑞穂駅(平成28年4月5日)

風連駅(平成28年4月5日)

東風連駅(平成28年4月5日)

名寄高校駅(令和5年3月31日)

名寄駅(平成28年4月5日)

(↓稚内駅方面)

 

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