皆さま、こんにちは!
今年も残すところ2ヶ月弱。
北海道の駅が楽しくて、今年は4回も渡道してしまいました。
一見するとごく普通の駅なのに、
駅ファンが歓喜しそうなネタアイテムを
しれっとぶっこんでくるところが堪らないのですよね。
昨年4月に訪れた
宗谷本線・剣淵(けんぶち)駅もそんな駅でしたよ。
ここではどんなネタが待ち構えていたのか、
ぜひ見てくだされ。
先ずはその前に駅前の様子からです。
剣淵駅は剣淵町(当時は剣淵村)の玄関口の駅として
明治33年に開業した駅でした。
駅前には旅館(名称が「駅前旅館」ってところが素晴らしい!)もあり、
なかなか賑わっている様子でしたよ。
剣淵駅は簡易委託駅です。
駅舎に「バスターミナル」「剣淵町観光物産館」と表記されてたので、
ここで切符が販売されてると思いきや、
中は無人で、剣淵町の名産品が陳列されてるだけの小部屋だった模様。
それでは、どこで切符が売られてるのかと辺りを探したら、
こんな看板を見つけました。
丸八おざわ商店でお買い求め下さい。
なるほど。
駅の真ん前にある、
こちらのお店さんで常備券が売られていたみたいですね。
今年の7月から販売が開始された「わがまちご当地入場券」も、
ここで売られているとのこと。
日曜日は休業しているそうですので訪れる際は要注意ですぜ☆
再び駅舎にイン。
現在の駅舎は国鉄時代の木造駅舎に代わって
昭和63年に建て替えされたモノだそう。
そしてホームへ。
剣淵駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
さてさて、冒頭に書いた駅ファンが歓喜するネタアイテムですけど…
こちらの跨線橋をご覧くださいませ。
ちょっとわかりづらいかな?
それでは反対側から。
緑色の矢印の先っちょに注目ですよ。
お気づきになられたかもしれませんが、この跨線橋、
プレートガーター橋(鉄橋)を転用したモノなのです。
元々はこんな風に使われていたモノですよね。
こちらは真岡鐡道・北真岡駅近くで使われているプレートガーター橋でした。
貼られていた銘板によると、
この跨線橋は昭和30年に設置されたようで。
プレートガーター橋を転用した跨線橋というと、
今年の3月に廃止された根室本線・上厚内駅で使われていた、
110年以上も前に製作されたモノが有名でしたでしたけど、
こちらは駅の廃止後に撤去済み。
剣淵駅の跨線橋って結構貴重な代物なのではないでしょうか?
昭和30年よりもちょい前に用済みになった鉄橋がわかれば、
出所もわかりそうな気がしますけど…
これを見てワクワクが止まらないのって、
自分だけじゃありませんよね?
他にも構内には、農協倉庫まで繋がっていた専用線跡もあるようですが、
自分が訪れた日はこんだけ雪が積もっていて、
それらを確認することは出来ませんでした。
道北の積雪を舐めんなよってことですね、わかりましたわ。
最後は駅前に立っていた剣淵町の観光案内を見て、駅を後にしましたよ。
ふむふむ、剣淵町にはアルパカ牧場があるのか。
初めて動物園でアルパカを見た時は
さほどカワイイとは思いませんでしたけど、
けもフレを見てその気持ちは一新。
今ではペッされたいと思うほど愛おしく思ってました。
もちろんリアルなアルパカではなくて
あくまでも、けもフレのアルパカさんならってことで。
(↑旭川駅方面)
剣淵駅(平成28年4月5日)
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