皆さま、おはようございます!
前回のブログで、宗谷本線・比布駅の2本のホームを結ぶ跨線橋が、
明治時代に建造されたドイツ製の橋梁を転用したモノであることを書きました。
自分が比布駅を訪れたのは4年ぶりのこと。
本来の目的は跨線橋を眺めるためではなく、
駅舎に併設された軽食屋さん「ピピカフェ」を利用することでしたの。
前回は駅舎が改築された直後でピピカフェさんはオープン前で、
シャッターが閉ざされていたのですよ。
その日以来、比布駅を通過する機会は何度かありましたが
なかなか下車することが出来ず…
今回の旅で、その思いをようやく叶えることが出来ました。
まずはピピカフェさんが営業中であることを確認します。
お店は想像していた以上に賑やかな印象でした。
店内では地元で採れたお野菜が売られてましたが、
お値段の安さにビックリ!
玉ねぎは本州で買う価格の半値ぐらいだったと思いますよ。
そうそう、お店を訪れたおばちゃんが店員さんに
「キクラゲ売り切れたの?」と尋ねられてました。
すると店員さんは「先ほど全部売れちゃったんです」と返答。
ここのキクラゲは人気なのだな…とTwitterを検索すると、
「ピピカフェさんでキクラゲ買い占めちゃいました~」
という50分前のツィートを見つけました。
話しがこんなにキレイに完結することってあるんですね。
お店を利用する前に…
駅舎前に国鉄時代の駅名標が掲げられてました。
「P」の字が消されてますが、各々で「P」の字を再現して
投稿するキャンペーンが催されてたみたい。
直前に女の子が、両手で〇の字を描きながらポージングしてたのは
そんな理由があったのね。
ピピカフェさんを利用する前に店内を覗きます。
入口にインフォメーションボードが設置されてましたよ。
これは前回訪問時になかったやつだわ。
ボードに、40年前に放送された「ピップエレキバン」のテレビCMの
撮影風景が掲載された広報誌が掲げられてました。
比布駅の名が全国的に知れ渡ったのはこのCMがきっかけです。
若かりし頃の樹木希林さんとピップの会長が出演し、
比布駅を舞台に問答してましたよね。
自分はCMをリアルタイムで観てた世代、
「林檎殺人事件」は今でも歌えますぜ☆
この写真を眺めていたら、あるモノに気づいたのです。
こちらは上の写真が撮影されたホームですが…
タイヤの花壇がそのまま残ってるじゃないですか!
40年以上前からあるタイヤ花壇、
調扁平タイヤですけど、どんな車両が履いてたのでしょう?
せっかくなので、広報誌と同じ向き・場所で撮影してみました。
駅名標は前身してましたが、背後の電信柱の位置は不変な模様。
広報誌見ると、当時の比布駅のホームは島式だったのかもしれませんね。
テレビCMに出演していた樹木希林さんは2年前にお亡くなりに。
お店の一角に樹木希林さんを偲ぶコーナーが設けられてました。
樹木希林さんがお忍びでピピカフェさんを訪れてたこと、
比布駅に来て初めて知りましたよ。
比布駅は旭川空港からそんなに遠くないと言っても、
気軽には来れる場所ではありません。
そこにひょいと現れた樹木希林さん…
樹木希林さんの「比布愛」の大きさに感動が止みません。
それでは楽しみにしていた「ピピカフェ」のランチタイム~!
13:30まではランチメニューが楽しめるみたいです。
TKG(たまごかけごはん)も気になりましたが、
今回は「比布のいくら丼」を戴きました。
まさか内陸にある比布の街で
「いくら丼」が楽しめるとは思いませんでしたので。
お味の方はというと…
お酒が欲しくなるヤツでした。
比布にお住いの皆さんって、
いつも昼からこんなに豪勢なモノを食べてるんです?
そして食後は、ゆめトーストセット~!
店員さんから「おかわり的なやつですね」と聞かれましたがその通りです。
名称がなぜ「ゆめトースト」なのかも気にりましたので戴きました。
トーストの感想ですけど…
美味すぎる!!
バター不使用の天然酵母パンとのこと。
材料はすべて北海道産だそうです。
驚いたのは食感、中のフワフワ感と外側のサクサク感がスゴイんだから。
店員さんにお聞きしたところ、
焼き時間にこだわって調理されてるみたいですね。
ちなみにこのトースト、お持ち帰り用が350円で買えるのにも驚きです。
普通に買ったら600円以上はすると思いますよ。
…以上、滞在した1時間半が
あっという間に過ぎ去ってしまった比布駅でした。
これだけアクティビティ要素が高い「無人駅」は珍しいのでは?
訪れるならピピカフェさんが営業中のランチ時が絶対におススメです!
ちょい前のブログでも話題に挙げたご当地ソングの女王・水森かおりさん。
「宗谷本線 比布駅」という曲を歌われてるの、今になって知りました。
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