皆さま、おばんです!
今晩も駅ネタをいっちゃいます。
新幹線停車駅って駅舎が新しく、
どちらかといえば面白味の薄い駅が多いのですが、ここは別格!
東北新幹線/陸羽東線・古川(ふるかわ)駅です!
大正2年、陸羽東線(当時は陸羽線)の開通と共に開業した駅でした。
元来、東北本線に沿うようなタカチで敷設された東北新幹線ですが、
宮城県の第3の都市圏である大崎市(当時は古川市)の玄関口・
古川駅は東北本線の駅ではなく、
東北を横断する陸羽東線の駅であったために、
その後に開業した新花巻駅や、北陸新幹線の飯山駅、新高岡駅も
同様な構造になっておりますけど、
古川駅はそそんな駅の走りなのかもしれませんね。
高架の市道や広大な駐車場が広がる東口の、
ちなみに自分、自分がクルマを停めた駐車場の場所を忘れて、
古川駅近辺を1時間近くもウロウロした経験があります。
古川駅を甘く見ると痛い目に遭いますぜ☆
1階エントランス部分には商店街が並びます。
100円ショップのダイソーが正面にある新幹線駅は珍しいかも。
エントランス中央には大階段があり、
ここから、駅施設が集約されているエントランスに入ることが出来ます。
2階にはみどりの窓口や出札窓口、自動券売機、改札口などがあって、
ここから3階に上れば新幹線ホーム、
改札口を潜って長~いコンコースを抜けると、
古川駅の新幹線ホームは相対式2面2線構造でして、
東北新幹線内でよく見かける、中央に通過線を挟み込む配線です。
ここで気になったのが線路が敷かれていない東側のホームでした。
このホーム、現在は相対式ですけど、
実はこのホーム、国鉄時代に計画された
陸羽東線の新在直通運転に備えたホーム…なわけはなく、
(そんな計画、ウワサすらもありませんから)
東北新幹線の建設時に造られた予備ホームなのでした。
列車の夜間停泊や臨時列車の停車のために、
当時の「あおばタイプ」(各駅停車)のみ停車の駅に
予備ホームが設けられているのですが、
仙台駅以北は列車密度が低かったことを理由に
線路が敷かれることなく現在に至ったものかと。
余談ですが、同じ構造である北上駅の予備ホームは、
仙台駅‐北上駅間で運転される試運転列車専用に
用いられているとのこと。
北上駅で試運転中の列車をよく見かけるのは、
お次は再び2階に戻りまして、在来線改札口からホームへ。
階段を下ればホームは目の前です。
陸羽東線用のホームは島式ホーム1面2線構造で、
陸羽東線内では珍しい、8両対応の長めのホームが特徴的でした。
現在の古川駅は昭和55年(新幹線ホームの供給開始は昭和57年)に
使用を開始した2代目のもので、
初代駅は陸羽東線の西側300メートル先、
現ホームから見える古川オフレールステーションの敷地に
あったのですよ。
古川オフレールステーションはJR貨物のコンテナ集配基地でして、
以前は古川駅の貨物ホームとして利用されていた場所。
ここに古川駅の初代駅舎があったとは…
で、初代駅の面影が残っていないかと思いながら、
古川オフレールステーションの周辺を歩いてみたのですが…
その結果は次回に続きます!
今回も調子こきすぎて画像を挙げ過ぎました。
(後編もぜひチェックくださいね)
【まったり駅探訪】陸羽東線・古川駅に行ってきました。(後編)
陸羽東線
↑(小牛田駅)
古川駅(平成27年6月11日)前編 ・後編
↓(新庄駅)